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横浜・下町っ子がオススメする老舗焼き鳥屋 |
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若竹
(やきとり/神奈川・野毛町) |
横浜の下町・野毛は幼い頃を過ごした街ですので美味しい飲食店をたくさん知っていますが、野毛の飲食店を語る時に外すことはできないのは「若竹」です。野毛小路のなかにあり、私の小学校時代の友人の店なのですが、このお店の焼き鳥は“最高!”の一言に尽きます。頂けるものは焼き鳥と、運が良い時は香の物があり、そして最後に鶏の入ったお吸い物だけ。夕方6時を過ぎるとお店は既に満員状態と地元で知らない人はいないほどの人気店です。私のオススメはこの店の手羽。どちらかというと手羽は苦手な部位なのですが、この店のものだけは食べられます。ただ、行かれる際に一つ心してもらいたいことは、この店は今はやりのおしゃれな焼き鳥屋とは正反対だということです(笑)。冷房も暖房もありません。カウンター席のみで、込んでくるとテーブルの上に置かれているテレビをどかして使うほど! |
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後世に残したい伝統的なお茶 |
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みまさか番茶
(お茶/岡山) |
どうしても失いたくない日本の食文化の一つに、岡山県で作られている「みまさか番茶」があります。通常お茶は初夏に摘まれるのですが、このお茶は、葉を日差しの強い真夏まで成長させ、その後鉄鍋で煮出します。この「みまさか番茶」は利尿効果があり、夜中でもいただける常茶(日常茶)で、ご病人に差し上げると大変喜ばれます。人の身体は食べ物を体内に入れることと同じぐらい、身体から毒素を押し出すことも必要です。このお茶はまさに押し出すことを助けてくれるお茶です。ただ、「みまさか茶」の生産者の方はどなたもご高齢で、この茶葉の存続が大変危ぶまれているのが現状です。まだ駆け出しのアナウンサー時代からの私の恩師・小川八重子先生は「常茶」の普及と日本の在来のお茶の木の保存に力を注いでいらっしゃいました。先生の意思を引き継いで、是非このお茶をもっと多くの方に知ってもらおうと、私が主催するホール「リングリンクホール」にいらっしゃった方々へも振舞っています。
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プロフィール |
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フリーアナウンサー
小林 節子
1945年 3月17日生まれ
1968年 慶應義塾大学 英米文学科卒業
(株)フジテレビジョン 入社
1974年 フジテレビ退社
その後、フリーとなり、テレビ東京「レディス4」の司会を20年務める。現在は、ラジオをはじめ、ナレーション、司会、シンポジウム、雑誌対談、講演など幅広く活動している。
また、信州に「輪の舎・リングリンクホール」を設立。地方発信を目指し、コンサート・講演・展示会などの新たなコミュニケーションの場を提供している。
SBCラジオでは毎週土曜日「天国のポスト」を担当している。
連載
月刊はいからEST
小林節子の“介護の現場から生放送”
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