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数少ない名店 |
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「ロブション」 (東京・恵比寿/フレンチ)
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日本のレストランで、この店のサービスはすばらしいと思えるのは、「ロブション」じゃないでしょうか。ここは店内の作りからいってもフランスで加工されたロワールの大理石を輸入し、日本で組み立てています。また従業員の数からして店の大きさが50席ぐらいと、サービスの面では最も適した大きさなのではないでしょうか?つまり、このぐらいの大きさなら従業員の目が隅々まで行き届くのです。例えばお客様が席を立たれるとき、その姿を見た従業員がサッと席まで行って椅子を引けるかどうか。お料理はさることながら、サービスの点で「ロブション」は日本でも数少ない名店といえると思います。 |
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僕の心をつかんだのは・・・ |
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「鎌倉 鉢の木」 (神奈川県・鎌倉市/精進料理) |
意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私は実はプライベートで外食はあまりしないのです。お休みの時は家にいることが多く、でかけるとしても都内よりも鎌倉などなるべく自然の多い郊外へ行きます。鎌倉に行くと、鎌倉山のローストビーフ、そして精進料理の店「鉢の木」に行きますね。「鉢の木」では、"抹茶ご飯"が好きです。ご飯の色がきれいなグリーンで大変鮮やかです。後、この店ではかわいいリスがお出迎えしてくれるんですよ。リスが僕の心をつかんでしまいました(笑)。 |
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忘れられない食事 |
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初めてフランスに行ったのは、ボルドーで開かれていたワインの見本市に参加した時なのですが、その時宿泊したホテルは会場から10キロも離れたところで片田舎の研修所みたいな小さなホテル。そこの料理は大変美味しくなかったのですよ(笑)。肉を焼く前に塩・コショウがしていなく、どうすればこんなまずい料理がつくれるんだろう?っと思ったぐらいでした。1000円、2000円で美味しいものが食べられるのは日本ぐらいなのかな、っと正直思ってしまいました。だだ、その時食べたチーズは本当に素晴らしく、チーズがこんなにおいしいものだとはそのホテルで感じました。熟成度が完璧で、トローっとしてましたね。今にして思えばブリー、ロックフォールなどの種類だったと思います。叶うのであればもう一度、あの時のチーズを食べたいものです。 |
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プロフィール |
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エノテーカ ピンキオーリ 取締役 総支配人
坂間英明
1951年千葉県生まれ。 フレンチレストラン料理長・支配人を経た後、リゾート地や都内にて数々のレストラン展開を手がける。 現在、株式会社アターブル松屋取締役・イタリアレストラン営業部長、エノテーカ ピンキオーリ 取締役 総支配人。 |
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