レトロからオリジナルまで福岡で局地的に盛り上がるメニュー

生野朋子

Summary
・軽食とあなどれないボリューミーな食べ応え
・ベーシックなものから個性派まで、手作りの具材も種々様々
・サンドするパンも各店違いあり。専用のパンを開発する店舗も

2015年になってから急速にサンドイッチ増殖中?

手軽に食べられて朝食から夜食まで、サンドイッチは小腹が空いた時の強い味方だ。福岡では今までも、アメリカンスタイルのダイナーや好きな具材をチョイスしてオリジナルサンドイッチを作れる専門店などサンドをウリにする店舗が数軒あったが、2015年に入ってますますその数がのびた。

店も味もレトロでいい感じ

例えば、2015年春にオープンした「喫茶 アザラシ」では、店のレトロな雰囲気にも似合うトーストタイプのサンドイッチを6種類置く。特に人気の「厚焼きたまごサンド」は焼き立ての厚みあるたまご焼きがサンドされ、優しい甘みにケチャップの酸味、軽く焼いたパンの香ばしさが相まってあっという間に完食してしまう。他にも「カツサンド」や「白身フライサンド」など出来立ての美味しさを頬張って、穏やかな時間が流れるカフェで憩いのひと時を楽しみたい。

喫茶 アザラシ
<メニュー>
厚焼きたまごサンド750円、カツサンド850円、白身フライサンド850円、チキン南蛮サンド850円、ハムサンド750円、ツナポテトサンド750円、ナポリタン750円、メロンクリームソーダ650円(価格はすべて税込)

喫茶 アザラシ

住所
〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾2-15-3
電話番号
092-522-3366
営業時間
11:30~L.O.22:00
定休日:定休日 水曜
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/bjx0s8kp0000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

オリジナリティあふれるサンド

続いて紹介するのは、福岡で展開する「ブレッドジャンクション」というベーカリーが2015年秋にオープンさせたばかりのカフェ「#3101 From BREAD JUNCTION」。専用に開発されたオリジナルのパンで、ふわっとソフトな食感が特徴だ。サンドする具材は「ドライカレー」や「ハンバーグ」などどれもボリューミー。一番人気という「スロッピージョー」は聞きなれないメニューだが、アメリカ南部発祥の牛ひき肉をバンズで挟んだ料理をアレンジしたもので、ひき肉たっぷりのミートソースにクリームチーズのアクセント。北海道産の食材を使ったスープをオプションに付ければ、しっかりとお腹を満たせる。

#3101 From BREAD JUNCTION
<メニュー>
スロッピージョー550円、ドライカレー550円、シュリンプ550円、ハムチーズ550円、ハンバーグ550円。じゃがいもベーコン550円、ドリンクセット+250円~、日替わりスープセット+200円(価格はすべて税込)

#3101 From BREAD JUNCTION

住所
〒812-0032 福岡県福岡市博多区石城町13-19
電話番号
092-292-4883
営業時間
8:00~L.O.18:00(10月31日までは11:00~)
定休日:定休日 第3木曜
公式サイト
公式ページhttps://www.facebook.com/3101bj

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

ほかにも知っておきたい要チェックサンド!

そのほか、リヤカー販売からスタートした「サン・オブ・ア・サンドイッチ」、都心部のど真ん中に期間限定で登場した「天神明治通りカフェ」、博多区の下町情緒ある川端には「コサエルカフェ」、メンチカツの専門店が作るメンチカツサンドが話題の「HANEUSHI」など、2015年に入ってサンドイッチをメインとする店舗が続々オープンしている。
また、「ゴマサバ」が名物である福岡では新鮮な鯖が手に入ることから、鯖を使った「サバサンド」も東京で流行する数年前からブームとなっていた。こちらはベーカリーやカフェ以外でも、お酒に合うことから居酒屋や洋食の店、バーでも〆メニューとして人気だ。街のあちこちで、時には思わぬところで出合うかもしれない福岡メイドのサンドイッチ。個性豊かな一品を是非探してみてほしい。