海外から専門店が続々上陸している「フレーバーオリーヴオイル」が気になる

近年、ココナッツオイルやエゴマ油、亜麻仁油といった美容や健康に良いとされる調理用オイルが特に女性の間で大流行し、空前のオイルブームが到来。以前から馴染みのあったオリーヴオイルも、その健康効果から改めてクローズアップされている。そんな中、昨年12月にオランダ発のオリーヴオイル専門店が銀座にオープンし、ますます注目度が高まった。結果、2016年のトレンドワードに同店が看板商品として扱う「フレーバーオリーヴオイル」が浮上した。

「フレーバーオリーヴオイル」とは、野菜やフルーツ、ハーブなどをオリーヴと一緒に搾ったり、漬け込むことで風味付けをしたオリーヴオイルのこと。料理の仕上げの風味付けをはじめ、ドレッシングやお菓子作りなどにも幅広く使うことができる。

この「フレーバーオリーヴオイル」を主力に販売するオランダ発のオリーヴオイル専門店『OIL＆VINEGAR（オリーヴ＆ヴィネガー）』が昨年12月、東京・銀座にアジア第一号店をオープンし、一躍脚光を浴びることとなったのだ。

『OIL＆VINEGAR』は欧米を中心に世界中で100店舗以上展開している。人気の理由はオランダ本社のバイヤーによって徹底的に吟味され、その年に収穫されたオリーヴの中でも常に最高の品質のものを仕入れて作られた、オリーヴオイルのクオリティの高さにある。店内にはステンレス容器やアンフォラと呼ばれる大きな容器に入った量り売り用のオリーヴオイルを陳列し、購入前にテイスティングテーブルにて試飲ができるのも、品質に対する自信の表れだろう。

同店のフレーバーオリーヴオイルで一番人気は、パスタの仕上げ用やカルパッチョ、サラダにもよく合う「バジル」フレーバーとのこと。使うと劇的に料理がおいしくなる“魔法のオイル”して愛用する人が増えているそうだ。その他「オレンジ」、「レモン」といった柑橘系のオイルも人気で、ぽん酢のように甲殻類や貝類によく合うことから、カキやイカ焼きにさっとかけてアクセントにできる。もちろん、ヨーグルトやアイスにちょい足しするのもおすすめだ。

飲食店情報検索サイト「ぐるなび」ユーザーへのアンケートでも、料理好きな女性だけに限らず、性別年齢層を問わず高い興味が持たれていた。オレイン酸を多く含み、血液中の悪玉コレステロールを下げる働きのあるとされるオリーヴオイルに対する健康面への期待とともに、フレーバー付きという目新しさに高い関心が寄せられているようだ。

「おいしい野菜を使った野菜サラダにかけたい」、「パスタとの相性がいいのかどうか、試してみたい」（ともに30代・男性）、「サラダやグリルした食材にかけたり、マリネしたりするのに重宝。塩分を控えることにも貢献できる」（40代・女性）、「ピクルスが好きなので、自分で作るときに便利そう」（50代・女性）といった実際の料理に応用したいという回答も目立った。

なお『OIL＆VINEGAR』は本日2月28日には、西日本の旗艦店となる京都烏丸店もオープン。「フレーバーオリーヴオイル」への期待は今後もますます膨らみそうだ。

ユーザーアンケート
対象条件：ぐるなび会員20～69歳男女
調査手法：webアンケート調査
実施期間：2016年1月29日～2月1日
サンプル数：1,888人