築地市場の超人気寿司店『寿司大』の、おまかせにぎりで一番人気のネタを調べてみた
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- 1.築地市場に長い行列を作る超人気店『寿司大』
2.2時間待っても絶対食べたい!外国人も夢中になる新鮮な素材
3.最後の1カンは好きなものを握ってもらえる!夏の人気ネタはウニ
築地へ食材の仕入れに来たプロが、食事や買い物をする場所。それが、東京都中央卸売市場築地市場にある、愛称「魚がし横丁」だ。その中にあって、近隣の方はもちろん、海外からの一般客にも人気の寿司店が『寿司大』。早朝から行列が出来るほどの人気店で、“2時間待ってでも食べたい寿司”があると注目の的だ。
飾りはいらない! 質実剛健に佇む『寿司大』
魚がし横丁に足を踏み入れると、長屋のように入り口が狭く、縦に長い店舗がずらりと並んで出迎えてくれる。ここは、買い物や食事のできる店舗が、現在約140店舗も並ぶ大きな商店街なのだ。
店長の漆原訓さんによれば、旅行の口コミサイト「トリップアドバイザー」で1位を獲得した頃から、とくに海外からの一般客が増えたのだという。
みんなが夢中になる理由がわかる!お得感が半端ない「おまかせセット」
『寿司大』はカウンターのみ13席ほどのコンパクトな店内。お客が肩を寄せ合って、賑やかに食事を楽しんでいる。カウンターの中では、店長の漆原さんをはじめ、3人の職人が手際良く寿司を握っていた。
いい笑顔! 軽快な会話と、きびきびとした接客が心地よい。
メニューは、「にぎり寿司セット」2,600円か、「店長おまかせセット」4,000円のみ。そして、訪れる人のほとんどが後者を選択する。それはなぜか? ずばり、おトク感が格段に違うのだ!
「店長おまかせセット」がこちら。にぎり9カン+巻物1本、たまごやきとあら汁がセット。最後に、好きなにぎりを1カン握ってもらえるので、にぎりは全部で10カンいただける。
上段左から、マグロヅケ、シロ海老、巻物(タラコ×キュウリ、トロ巻き)、玉子。下段左から、ホッキ貝、アジ、大トロ、マコガレイ、金目鯛のこぶ締め、ウニ、太刀魚、煮穴子。
どれも築地市場ならでは良質なネタばかり。時期によって揚がる漁港は異なるが、銚子港で揚がった金目鯛、北海道の豊かな海で育った生ウニ。同じ魚でも最高のものを仕入れることを信条にしながら、さらに江戸前の仕事をそれぞれにほどこしてある。
最後の1カン、みんなは何を握ってもらうのか?
その日のネタの中から、好きなものを最後に1カンだけ握ってもらえるのが「おまかせセット」の魅力。そこで店長の漆原さんに、人気の1カンを聞いてみた。「好みは人それぞれなので、ランキングにするのは難しいですね…」とのことだったので、季節ごとの1位を聞いてみた。
春…金目鯛 銚子で揚がった旬の金目。脂がのって甘く、実は季節を問わず人気のネタのひとつ。
夏…ウニ 新鮮なウニは、苦みが少なくやわらかい。人気のネタなので、これまでは、おまかせの9カンからも外れたことがない。
秋…生いくら 冷凍処理をしていない生いくらは、粒がぷりぷりとしている。秋を逃すな!
冬…ブリ 寒ブリとも呼ばれる。脂がのる冬が旬。女性客をはじめ、みんなが好きなネタ。
ちなみに、国内はもちろん海外からの一般客に人気のネタ、大トロも、これまでおまかせの9カンから外れたことはないそう。
これからの季節、はずせないのがウニ。板ウニとは違った旨みが感じられる、新鮮な塩水ウニを使用。
さて、どうにかこの最高の寿司を並ばずに食べたいものだが、この日も店の前には長蛇の列ができていた。聞くと、なんと『寿司大』の行列は、毎日早朝3時にはできているのだという。そして、15時の閉店に間に合うように、遅くても午前10時頃には受付を終了することがほとんど。ハイクオリティな寿司をリーズナブルにいただくには、それに見合った労力が必要なのだ……! しかし、がんばって並べばその分、美味しさもひとしお!
東京都中央卸売市場築地市場は、平成28年11月に移転して、豊洲市場として営業することが決定している。『寿司大』も一緒に移転が決まっているが、この雰囲気で寿司をいただけるのもあとわずか! ぜひ、今の築地市場へ足を運んでみてほしい。
<メニュー>
店長おまかせセット 4,000円(税込)
寿司 大
- 電話番号
- 03-3547-6797
- 営業時間
-
5:00~15:00(※15時閉店に向けて行列の締切り時間が変動致します。)
定休日:定休日 毎週日曜日 祝日 ※※水曜日(築地市場に順ずる)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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