恋多き秘書30人が語る! デキない男がやりがちな食事デートの誘い方

dressing編集部

Summary
1.無意識にやっている男性が多数! 自分の好みを押し付けたお店選びはNG
2.当日の急なお誘いは、女のプライドが許さない
3.「相談にのってほしい」の口実は女々しい印象を与えるだけ

気になる女性との距離を縮めたいとき、まず最初のステップとしてかかせないのがお食事デート。
女性の心を掴むためには、会話の内容や服装、お店選びのセンスなども大切だが、それ以前にまず、食事デートに来てもらえなければ先には進めない。

そこで今回は、従業員1,000名以上の大手企業や法律事務所など、さまざまな企業の役員以上の一流秘書30名に、「男性がやりがちなお食事デートのNGな誘い方」に関するアンケートを実施。ちょっとした気遣いや、誘い方のニュアンスが違うだけで印象が大きく変わるという、興味深い回答結果となった。

「それなりに経験値もあるし、自分は大丈夫だろう」と自負しているあなたこそ危険なので、お目当ての女性を逃がす前にチェックしておこう。

1.無意識に好みを押し付けてない? お店選びで重要なのは“そのお店を選んだ理由”

「◯◯がおいしい店があるんだけど行かない?」
「行きたい店があるんだけど、一緒に行かない?」
…ありがちな誘い文句だが、実はどちらも女性に良い印象を与えていない。

「食べたいものを押しつけられている感じがします。(30代/アパレルメーカー秘書)」
「一方的で私の好みは一切無視されているようで断りました。(20代/金融サービス秘書)」

自分発信で女性の好みをまったく考えない誘い方は、押し付けがましい印象を持たれてしまうようだ。
しかし、言い回しを少し工夫し、「女性の好みをリサーチした」という事実がさりげなく伝わるように誘えば好印象になる。

「“○○さんが好きって言ってた○○がおいしいお店を見つけたから一緒に行ってみない?”と、私の好みを考えてくれた食事の誘いはOKしました。(30代/スポーツメーカー秘書)」
「以前スパークリングワインが好きと話したことがある方から“スパークリングワインの種類が豊富なお店を見つけたよ!”とお誘いをいただいたとき。“もしかして探してくれたのかな?”とうれしく思いました。(30代/情報、通信秘書)」

男性からすると「たいして変わらないじゃないか!」と思うかもしれないが、この微妙なニュアンスの違いで、女性に与える印象はかなり変わるもの。ちょっとした気遣いに女性は敏感なのだ。

2.興味を持たれる店選びとスマートな誘い方の組み合わせは効果絶大!

断られないための基本の誘い方をマスターしたところで、お次は応用編。現役秘書がよろこんでOKを出した誘い方をいくつか紹介しよう。 

「“昔からの行きつけで、あまり人には教えたくないんだけど…”というお誘いをいただいたときは、“私には教えてくれるんだ!”と嬉しくなりました。(30代/情報、通信秘書)」
「新しくできたカフェが気になるんだけど一人では行きづらくて、と誘われたときは、流行に敏感で女子の気持ちもわかる人なんだなというのが伺えました。(20代/金融サービス秘書)」

女性の好みを把握した上で、さらに「行く価値」を与えるのは効果的。あなたにある程度の好意を持っていれば、“あまり人に教えたくない行きつけのお店”という特別感は気になるし、“話題の新店”もトレンド好きの女性であれば一度は行ってみたいと思うもの。
少しだけ上級なテクニックかもしれないが、女性が思わず「行ってみたい!」と思うような店選びと誘い文句の組み合わせは押さえておくとスムーズ。

3.当日の急な誘いはNG! とはいえ必要以上に相手のスケジュールを知ろうとするのもNG!

男性と2人きりの食事となれば、仮に好意を抱いていない相手でも、女性はきちんとしたスタイルで出かけたいと思うもの。

「外食して帰るのであれば、こちらも服装など準備してから行きたいので、“今日の夜、空いてる?”と急に誘われるのは困ります。(30代/情報、通信秘書)」
「急なお誘いは無理。“今夜7時に来られる?”と言われても行けません。ヒマじゃないので。(30代/小売業秘書)」

女性には「服装や髪型をちゃんとしておきたいから事前に言ってほしい」という女心と、「ヒマつぶしには付き合いたくない」というプライドがあるのだ。
そして急な誘いもNGだが、必要以上に予定を聞かれるのもイヤなもの。

「“空いてる日を全部教えて”とざっくり予定を聞かれるのもいやです。なぜ、私のプライベートをさらして相手に選ばせなくてはいけないのか(笑)(20代/金融サービス秘書)」

とりあえず日にちを指定して「予定が合えば、ぜひ」くらいの、余裕のあるスタンスで誘うのがベター。その方が女性も気負わずにOKしやすいし、「最近バタバタしてるから、ちょっと無理」とあっさり断られずに済むだろう。

4.お店選びも集合場所も、女性の手を煩わせない配慮が必要

あまりに女性を気遣わない男性、あまりに女性に頼りすぎる男性は、「お断り」の対象になる。

「“○○駅集合ね!”と、相手の都合で集合場所を決められてしまい、それがかなり不便な場所だったときは、さすがにお断りしました。(30代/情報、通信秘書)」
「“どこかいいお店知ってる?”とお店を考えるところから誘われたときは、疲れていたので断りました。(30代/スポーツメーカー秘書)」

状況はどうであれ、誘ったのは自分。
「どこかいいお店知ってる?」は相手の好みに合わせようという気遣いだ、という男性がいるかもしれないが、それは浅はか。デートでは特に、女性は男性にリードしてほしいもの。事前に「どんなジャンルがいい? もし行きたいところがなければオレが決めちゃうね」と伺いを立てるなど、決して相手任せではないアピールが必要だ。

女性をデートに誘う際、「時間をつくって会ってくれている」という意識を持って接すれば、失礼な誘い方は自然となくなるはずだ。

5.多くの男性が使う「相談にのってほしいんだけど…」のお誘いはNG!?

「“今度相談にのってほしいことがあるんだけど”というのは勘弁してほしいです。男性なら自分で解決しろよ、と思います。楽しい食事にならないのがはじめからわかってしまうのも致命的です。(30代/アパレルメーカー秘書)」

実際のところ、相談を口実に食事デートに誘ったことがある男性は少なくないだろう。しかし、女性側が相当好意を持っていないかぎり「めんどくさい」「女々しい」印象を与えるだけ。そんな見え見えの誘い方をするくらいなら、相手の女性の好みをリサーチして、正直に直球で誘った方がよっぽど男らしい。

「“バレンタインのお返しにご馳走しますよ!”という変化球で、しかも行ったことのないオシャレなレストランに連れて行ってくださったのにはトキメキました。(30代/アパレルメーカー秘書)」
という意見もあるので、きっかけがなければ、「手伝ってくれたお礼に」「何かのお返しに」というのもアリかもしれない。

女性にも、男性と同じようにプライドがある。お食事デートに誘うなら、まずはそこを尊重することを心がけたい。また、自分本位にならず、女性の好みも理解した上で店選びからリードするなど、細やかな気遣いも大切だ。

女性は、男性が思う以上に計算高い生き物だ。現役秘書たちの回答でもわかるように、お食事デートでは「食事に行く価値」と「食事に行く労力」が天秤に乗せられ、どちらが大きいかで、誘いに乗るかどうかが決められる。

「食事に行く価値」の方が大きくなるよう、女性を気遣ったお店選びをすれば、きっとOKの返事をもらえるはず。デートに来てもらえなければなにも始まらないので、最初はぐっとこらえて女性を立ててあげよう。

【データ提供元】
~約33,000人の秘書室会員が集うネットワーク~
「こちら秘書室」
接待・会食などの大切なビジネスシーンにぜひご活用ください。

【画像提供元】
PIXTA