日本の夏を感じよう！　 都内で楽しめる、和風テイストの絶品かき氷＆ソフトクリームまとめ

夏限定のスイーツが続々と登場している中、食べてほっとするのが和素材を使ったスイーツたち。気持ちが和らぎそうな、抹茶や黒糖を使ったスイーツや、日本ならではの伝統食材である麹や醤油を使ったアレンジスイーツなどが登場！ この夏は、人気スイーツ店の、和を感じるひんやり冷たい夏限定メニューはいかがだろうか。

千利休が茶の湯を大成しお茶文化を広げる中心となった、大阪・堺に創業して以来166年間、お茶を作り続けてきた『つぼ市製茶本舗』。そのお茶を味わえる『茶寮 つぼ市製茶本舗 浅草店』では、濃厚抹茶蜜がかかった「利休抹茶かき氷」が今年の夏から楽しめるようになった。

「利休抹茶かき氷」とは、茶鑑定士6段を持つ谷本順一氏が、かき氷の蜜に最適な一番摘みの宇治抹茶を厳選・100%使用した抹茶蜜かき氷。濃厚なだけではなく、本物の抹茶の風味を堪能できる。熱や光に弱いお茶だが、扱いを知り尽くしたお茶屋が手がけているため、贅沢な味わいに仕上がっている。さらに、抹茶蜜のレシピは社内でも限られたものしか知らない門外不出のレシピだという。

「利休抹茶かき氷」は、堺本店では既に“無重力かき氷”として口コミで話題で、夏場は1～2時間の行列も出来るほど人気の商品だ。“無重力かき氷”といわれる所以は、ふわふわな氷にある。堺の老舗刀鍛冶に、かき氷のためだけに特注の刃を作ってもらっているのだ。この刃で削られた氷は、繊細さときめ細やかさが特徴で、口の中で綿飴のようにすっと溶ける。まるで無重力空間にいるように、ふわっと軽やかな食感なのだ。また、かき氷を提供するスタッフは、氷の削り方の研修を受け、ふわふわの氷を削れるようになるまで、特訓を重ねスキルを磨くよう徹底されている。

こちらの抹茶蜜が味わえるのは、「利休抹茶時雨」「利休抹茶金時」「利休抹茶ミルク金時氷」の3種類。トッピングのミルク蜜や餡子にもこだわっているミルク蜜は、生乳を使用した手作りで、サラッとしているのにコクがあるのが特徴。金時に使用している餡子は、北海道産の小豆を使用し、社内で数人しかしらない極秘レシピで炊き上げた自家製餡となっている。

【利休抹茶かき氷】
・利休抹茶時雨　1,050円
・利休抹茶金時　1,200円
・利休抹茶ミルク金時氷　1,250円
※価格はすべて、税別
販売期間：通年
提供店舗：つぼ市製茶本舗　浅草店、堺本店

老舗和菓子店『とらや』から誕生した和と洋の素材を使ったお菓子をモダンに味わえる『TORAYA CAFÉ（トラヤ カフェ）」では、今年の夏、「みぞれ」と「あんペーストかき氷」という2タイプのひんやりスイーツが楽しめる。
「みぞれ」シリーズは、9月15日（木）まで味わえる、登場以来、毎年人気の新食感スイーツだ。かき氷とは違い、フォークを使って丁寧に削ったザクザクっとした独特の食感の氷が特徴。『とらや』のあんを使ったあんペーストや、白玉がのった清涼感のあるスイーツだ。4種類の「みぞれ」を、期間ごとの入れ替わりで楽しむことが出来る。

8月1日（月）～8月22日（月）は、「すいかのみぞれ」。フレッシュなスイカをピューレにして、白みつのみを加えて作ったみぞれは、味わいもまさにスイカそのもの。ラムの風味を利かせたあんのソースを敷き、スイカの種に見立てた小豆が散らされている。
8月23日（火）～9月15日（木）は、「抹茶とシトラスミルクのみぞれ」。香り高い抹茶のみぞれに、レモンとオレンジの香りを合わせた豆乳のみぞれをのせた一品。グラスの底には、ジャムの様に気軽に楽しめると人気の定番「あんペースト（小倉あん）」が敷き詰められており、抹茶のほろ苦さと相性も抜群。

人気の「あんペースト」のおいしい食べ方を提案する『TORAYA CAFÉ・AN STAND（トラヤ カフェ・あん スタンド）新宿店』でも夏限定のかき氷が登場。9月15日（木）まで、「あんペーストかき氷」が楽しめる。氷は、南アルプス・八ヶ岳の名水を、時間をかけて凍らせ、純度を上げた希少な天然水を使用。たっぷりのあんペーストと、こだわりの自家製蜜と合わせた5種類のかき氷が販売中。

「黒糖」は、西表島の黒糖を使ったシンプルな蜜に「あんペースト（こしあん）」を添えた、黒糖の風味を存分に楽しめる一杯。「練乳」は、弱火でゆっくり丁寧に練り上げた滑らかな自家製練乳を使用している。他にも和を感じる渋みと小豆の食感をたのしめる「抹茶」や「黒糖練乳」、「抹茶練乳」もあるので、ぜひ味わってみたい。

【TORAYA CAFÉ】
＜みぞれ＞
販売期間
・7月11日（月）～7月31日（日）シトロンジンジャーのみぞれ
・8月1日（月）～8月22日（月）すいかのみぞれ
・8月23日（火）～9月15日（木）抹茶とシトラスミルクのみぞれ
販売価格
・（六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店）単品1,026円、ドリンクセット1,458円
・（青山店）スモールポーション864円
※価格はすべて、税込
提供場所：TORAYA CAFE六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店、青山店

【TORAYA CAFÉ・AN STAND】
＜あんペーストかき氷＞
・黒糖　648円
・練乳　702円
・抹茶　702円
・黒糖練乳　756円
・抹茶練乳　810円
※価格はすべて、税込
販売期間：6月17日（金）～9月15日（木）予定
提供場所：TORAYA CAFÉ・AN STAND新宿店

日本でもオープン以来行列が耐えない、ニューヨーク発のペイストリーショップ『DOMINIQUE ANSEL BAKERY（ドミニク アンセルベーカリー）」では、甘酒や醤油など日本の材料を使ったユニークなひんやりスイーツが楽しめる。ハイブリットスイーツの「クロナッツ」や見た目のインパクトがすごい「フローズンスモア」など人気スイーツを連発する同店の新商品は要チェック。

「甘酒ソフトサーブ with 新生姜とサンショウの葉」は、ドミニク氏が来日した際に冷たい甘酒を飲み、これをソフトクリームにできたらという発想から誕生したフレーバー。自然な甘みを持つ冷たい甘酒に、すりおろした新生姜と爽やかな木の芽（サンショウの葉）を添えて、夏のフレッシュさを表現した一品。マルドンシーソルトが甘さを引き締め、全体をバランス良く仕上げている。栄養が豊富な甘酒は、夏バテしやすいこの季節にピッタリのソフトクリームだ。

「クレーム ドュ ラ コーン」は、焼きとうもろこしをコーンにしたユニークな一品。ドミニク氏が日本の市場に出向き、新鮮で質の高いスイートコーンを見て考案したもの。
上のソフトクリーム部分は、同じく夏限定商品の「キャラメル スイートコーン ソフトサーブ with コーンジャム」。粒だけでなく芯まで粉砕して煮出し、旬のトウモロコシの風味を凝縮し、キャラメルの香ばしさと濃厚さをプラスしたソフトクリームとなっている。下は、グリルしたスイートコーンそのもので、バターと醤油の程よい塩味で後味もさっぱりといただける。思わずSNSで投稿したくなるほど見た目も味も印象的なソフトクリームを、この夏、ぜひ味わってみたい！

【DOMINIQUE ANSEL BAKERY TOKYO】
・甘酒ソフトサーブ with 新生姜とサンショウの葉　749円
・クレーム ドュ ラ コーン　1,000円
・キャラメル スイートコーン ソフトサーブ with コーンジャム　749円
※価格はすべて、税込
販売期間：7月16日（土）～9月30日（金）
提供場所：DOMINIQUE ANSEL BAKERY TOKYO

ジェラート専門店という新しいジャンルを切り開いたパイオニア的存在の、ミラノの老舗『Gelateria Marghera（ジェラテリア マルゲラ）』は、旬の新鮮な食材を用いた伝統的な製法で行列が絶えない人気店。海外初出店である麻布十番店の3周年を記念し、8月14日（日）まで、「新政酒造」との競演により誕生した「酒粕ジェラート」など計3種類が味わえる。

「新政酒造」は、嘉永5年（1892年）に秋田にて創業した老舗酒蔵。現存する市販では最古となる清酒酵母“きょうかい6号”の発祥蔵としても有名。ボトルに大きく6と記された「NO.6（ナンバーシックス）」が定番酒として人気を集めている。

「新政酒造 per Gelateria Marghera」は、新政酒造の純米酒粕を贅沢に使用したジェラート。酒粕は、特に出来の良い高級酒から採取し、数ヵ月じっくり寝かせて仕上げる。秋田県内でしか販売していなかった酒粕を『マルゲラ』が特別に譲り受け、ジェラートに使用した贅沢なスイーツ。オリジナルタイプと、オリジナルにミルクを加えた2種類から選べる。

さらに、酒粕ジェラートに、新政酒造の「貴醸酒」“陽乃鳥”を注ぐアフォガードスタイルとして味わうことも可能。「貴醸酒」とは、仕込みの際、既存の酒を加えてアルコール発酵を止め、塩分を残した状態で仕込まれる贅沢な甘口の日本酒のこと。濃醇な甘みと適度な酸味、すっきりとした後味を持ち、食前酒や食後酒として好まれている。甘みと酸味のハーモニーが絶妙な日本酒がかかったジェラートは、大人の贅沢時間にピッタリのスイーツだ。

【新政酒造 per Gelateria Marghera】
・ピッコロ（サイズ） 550円
・グランデ（サイズ） 650円～
・エクストラショット（“陽乃鳥”のアフォガードスタイル）＋200円
※価格はすべて、税込
販売期間：7月14日（木）～8月14日（日）※7月14日～7月27日までは通常バージョン、7月28日～8月14日までは酒粕にミルクを加えたバージョン
提供場所：Gelateria Marghera 麻布十番店