【土用の丑はうなぎ!】食の知識人&編集部オススメ東京・大阪うなぎの美味しい厳選12店
【賢人の選択】店を選ぶとき、人にはそれぞれ事情がある。いつ?どこで?だれと?どんな店に行きたいかは人それぞれ。ならば、そんな要望に対する、賢人の答えってどのようなものなのか?dressing編集部のお題に対し、賢人の皆さんに答えていただく。さらに今回は編集部からもご提案。
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明日、7月30日は今年唯一の「土用の丑」の日。「土用」とは立冬・立春・立夏・立秋のそれぞれの直前18日または19日間で、そのうち夏の「土用の丑」の日だけが現代人にまで知られることになった。その理由は、「うなぎ」。うなぎは冬が旬だと言われるが、それでも夏の暑い日にはどうしても食べたくなる。近年、稚魚の価格があがったためもはや高級品となってしまったうなぎだから、外すのはいや。そんな訳で、dressingにコラム連載中の食の知識人=賢人のみなさんと編集部からの東京・大阪のオススメ12軒をご紹介する。
賢人・DJ TAROさんの場合
コラム『Nice to Meat you』で紹介している店に通いつめ、いつもバツグンに美味しい肉ばかり食べているイメージのあるDJ TAROさん。今回、オススメのうなぎの店を紹介して欲しいというと、「そんなにいろんなところ行ってるほどでもないです」と返事があったので、期待せずに待っていると出てくる出てくる。
トップ写真として使った『すみの坊』にいたっては、これを食べるためだけにドライブに行くというほど。
<DJ TAROさん>
まずは、僕のお店『Banks渋谷 cafe&dining』の仕入れのために行く築地で朝からうなぎというときに伺うのがこちら『うなぎ 米花』。写真の見た目はあまりよくないかもしれませんがウマいです。ちなみにここは海鮮丼と焼鳥丼もピカイチです。ちなみにマグロは大間です
そして、世田谷公園そばの『和食処 一隆』という小料理屋さん。ウマい魚がリーズナブルに食べられることでご存知かと思いますが…。ここのうなぎも甘めのタレですが、もうトロトロでウマいです!
ちょっと離れて静岡県は三島の『うなぎ すみの坊 本町店 』。
2段のメガ盛りです!!
上のうなぎはパリッと、2段目は少しご飯で蒸らされてます。
前日の食事を1日抜いて食べに行くうなぎ。
これ食べにドライブに行きます(笑)
そして最後に一番紹介したかったのが『八ッ目や にしむら 目黒店 』。
こちらは蒲焼きと白焼きの「ダブル2色重」というのがあるのですが、その写真は見つかりませんでした、、、ということで、白やき&うな重です
うなぎ 米花
- 電話番号
- 03-3541-5670
- 営業時間
-
5:00~13:00
定休日:定休日 日曜・祝日・不定休(築地市場による)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
朝から築地でがっつり食べたい『うなぎ 米花』のうな重
和食処 一隆
- 電話番号
- 03-3422-7005
- 営業時間
-
18:00~21:30、土曜17:00~
定休日:定休日 日・祝
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
世田谷公園の入口横にある知る人ぞ知る魚の名店『一隆』。
写真を見てもわかるように、口の中でホロリと崩れるような柔らかなうなぎだ
うなぎ すみの坊 本町店
- 電話番号
- 055-975-0499
- 営業時間
-
11:00~20:15
定休日:定休日 無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
とんでもないボリュームの『すみの坊』のうな丼。
TAROさんが前日絶食するという理由もわかる?!
八ッ目や にしむら 目黒店
- 電話番号
- 03-3713-6548
- 営業時間
-
11:00~14:00 ※平日は14時から 、土・日・祝日は15時~18時は予約時のみの営業
定休日:定休日 水曜(祝祭日の場合は営業)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
見るからに美味しそうな焼色。
写真だけで、ご飯が食べられそうとはまさにこんなうなぎのことか?
TAROさん一番のオススメ『八ッ目や にしむら 目黒店』のうな丼
賢人・松浦達也さんの場合
続いては、コラム『肉の兵法』において肉とどう対峙すべきかという、アツい肉論を語る松浦達也さんのオススメ。
<松浦さん>
うなぎの「ちょうどいい」は難しい。上品すぎてもつまらないが、焼きが深すぎると台なしになる。『愛川』と言えば100円増しの「堅焼き」が名物だが、実はふつうのうな重がうまい。焼き目の香ばしさ、パリフワッと心地いい食感、甘すぎないタレに香り高い山椒……。想像するだけで口内が涎でいっぱいになる。亀、鶴、葵、菊、梅、竹という品書きに書かれたものすべてがいつもあるわけではないし、ときどき休んだりもする。それでも男性的な力強さのある、愛川のうなぎに思いを馳せるといてもたってもいられなくなる。今日は営業しているだろうか。席はあるだろうか。ああ、今日はうなぎ以外考えられない。
※残念ながら『愛川』はご主人がご高齢のため「これ以上お客さんに来ていただいても対処できないとのことで詳細データは掲載できません。ご了承ください。
愛川
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
詳しい内容は掲載できないが、松浦さん絶賛のうなぎ。
お店が空いてそうなタイミングで伺いたい
賢人・マッキー牧元さんの場合
日本を代表する食通として知られ、あらゆるジャンル、あらゆる地方の料理を知り尽くしているマッキー牧元さん。いま話題のあの食通タレントも“師匠”として慕うほど。
そんな牧元さんのオススメは?
<牧元さん>
オススメはいろいろありますが、うなぎの名店として知られる東高円寺の『小満津』はいいですね。
本来の甘みがある蒲焼。
うなぎ、タレ、ご飯が三位一体となって共鳴するうな重は、、この店ならではの仕事。
小満津
- 電話番号
- 03-3315-1575
- 営業時間
-
11:30~L.O.14:00、17:00~L.O.20:30(要予約、予約があれば終日営業)
定休日:定休日 月曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
中央線はうなぎの名店が多いが、中でもその名が遠くまで知れ渡る『小満津』。
うなぎ好きなら一度は訪れておきたい店だ
賢人・森一起さんの場合
穴場からグランメゾンまで幅広いジャンルをこなす超ベテランライターにして、作詞家、ミュージシャンとして知る人ぞ知る存在である森一起さん。日々、紅灯の巷を徘徊し、おいしい酒と食を求道し続ける森さんは、やはり“酒好き”目線でのうなぎの2軒をリストアップ。
<森さん>
「美味しんぼ」のモデルにもなった名店『川二郎』の主人が、更なる味を追求して開いた中野の『味治』、「一通り」を頼めば、名店を支えてきた職人芸、串焼きの至宝を存分に堪能できる。
『ほさかや』は、スイーツ女子が闊歩する街で、近隣の金田、大連と共に昔日の自由が丘を偲ぶ奇跡の一店。ここでは名物の串焼きのほか、蒲焼きの大・小を頼んで金宮を飲るのが極上のひと時です。
味治
- 電話番号
- 03-6677-1990
- 営業時間
-
12:00~L.O.14:00、17:00~L.O.21:00
定休日:定休日 日曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
ほさかや
- 電話番号
- 03-3717-6538
- 営業時間
-
月~土、祝前日11:30~14:00、16:30~21:00、日・祝日11:30~14:00、16:00~20:00 ※ランチは、平日・祝日のみ
定休日:定休日 無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
自由が丘にもこんな店が残っているということにも感動してしまうであろう一軒。
うなぎはもちろん旨いが、店の空気感も絶妙だ
【大阪編】賢人・江弘毅さんの場合
関西の代表的タウン誌『Meets Regional』を立ち上げ、長年・編集長として活躍。いまも、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどに登場し、街と店と人間の関係性を独自の視点で語る江弘毅さん。舌鋒鋭い江さんがオススメするうなぎの店は?
<江さん>
大阪・北浜の「阿み彦」の北浜店。寛永年間(1630年頃)に大阪網島に川魚商として創業。元禄年間にほぼ現在の位置で屋形船で鰻屋を営んだ。
阿み彦 北浜店
- 電話番号
-
06-6201-5315
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
月~金
ディナー 17:00~20:00
(L.O.19:30)
月~土
ランチ 11:00~14:00
(L.O.13:30)
土
ディナー 17:00~20:00
定休日:日曜日
祝日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
腹開きで蒸しを入れない上方スタイルの蒲焼き。
上の写真の「うざく」は夏らしく煮こごりで
【大阪編】賢人・門上武司さんの場合
関西のグルメシーンでは必ずその名前があがり、食通として知られる、フードコラムニスト門上武司さん。テレビ出演やコラム執筆、イベントなどで関西のグルメ好きなら必ずその顔を見たことがあるであろうという人物のオススメする大阪の一軒は?
<門上さん>
関東と関西では食文化に差異がある。
うなぎはその典型、関西は腹開きの地焼だが、関東は背開きで一度蒸しをかけてから焼くので、食感が全くことなる。
最近は、関西でも関東風のうなぎを提供する店が増えたが、大阪谷町の「鰻 にしはら」の関東風のうなぎは、関西のうなぎシーンに新たなページを加えたいほどの完成度の高さである。
店頭には「30分ほどいただくことをご了承ください」との告知がある。
つまり注文が入ってからうなぎを捌き、蒸しをかけ焼き上げるので30分の時間が必要ということ。対策として予約するときに訪れる時間を告げておくと頃合いを見計らって焼いてくれるので待ち時間が短縮できる。
だが、うざくや肝焼きのレベルが非常に高いので、それらをつまみながら待つという手もある。
そして焼き上がったうなぎ。
色艶のなまめかしいこと。とにかく色っぽい。
箸を入れると、その重さで自然とうなぎが解けるのではないかと錯覚しそうな柔らかさ。
ふわっという表現は、このうなぎのためにあったのかと思うぐらいだ。
まず一口含む。たれの香ばしさが鼻腔を刺激し、続いてうなぎの甘みを感じる。
つぎの適度にたれの絡んだご飯と一緒に食べる。
うなぎが持つ味わいとご飯が渾然一体となって口の中から胃袋に消えて行き、余韻だけがのこるのだ。
鰻 にしはら
- 電話番号
- 06-6926-4478
- 営業時間
-
11:00~14:00(L.O.13:45)、 17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:定休日 月曜・第2火曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
dressing編集部セレクト
最後にdressing編集部からは、ぐるなびのメディア統括・道用祐一とdressing編集長・松尾 大がセレクトさせていただいた。
賢人のセレクトだけでも十分だが、よろしければこちらもどうぞ。
東京飯田橋うなぎ川勢
- 電話番号
- 03-3262-5632
- 営業時間
-
11:30~14:15(L.O.13:30)、17:30~21:15(L.O.20:00)
定休日:定休日・土・日・祝 ※2016年7月30日(土)は営業。なお土曜日は昼夜ともに10名より貸切可(コース予約に限る)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
メディア統括・道用祐一セレクト
かつて、飯田橋にある出版社で雑誌編集者をしていたころ、外注スタッフやクライアントとの打ち合わせ、撮影終了後の打ち上げ、編集部のグルメ好き仲間との食事、もしくは入稿や校了を頑張った自分へのご褒美など、いろいろ理由をつけては、美味しいものを食べ回っていた気がする。
当時(90年代後半~00年代前半)ぐるなびはすでにあったけれど、某口コミサイトなんかは存在しておらず、自分で実際に食べてみて好みの店を発見したりして(ときどきハズレもあったり)、そうすることで食の感性が少しずつ磨かれていったように思う。そうやって見つけたお店のなかで今でも心に残っているところはたくさんあるけれど、校了が終わったときのご褒美としていただいていたのが、ここのうな重だ。
うなぎは好物のひとつで、それぞれの品に味わいがある。荻窪『川勢』のうな丼や、銀座『備長』のひつまぶしなど、素晴らしいものは数多い。けれど、お重が醸し出す厳かさには格別のものがある。フタを開けると漂うタレの香り、キレイに並んだ蒲焼きの艶は、プレミア感にあふれていて、「ご褒美」としていただくのにはうな重が最適だ。
「良いうなぎ店は出てくるのが遅い」というけれど、ご多分に漏れず、ここもその類。当時20代で時間を惜しむようにバタバタ生きていた自分にとって、それだけ待って何かを食べるという選択肢はあまりなかったけれど、その選択をさせるだけの価値が、この一品にはあった(ちなみに、予約をすれば予約時間に合わせて焼いていただける)。
今回、久々に訪れていただいたが、ひと口運んだときに広がる風味や絶妙な舌ざわり、フワッとした食感は以前のまま。ほどよい柔らかさと歯ざわり、舌ざわりという複合した要素が絶妙なバランスで同居している点、それこそが蒲焼きの美徳だ。単に柔らかければいいってものではない。さらにそこに奥深いタレの風味とホクホクしたご飯の甘みも加わって、うな重という逸品が完成する。『川勢』のうな重にはそのすべてが完全な形で盛り込まれているのだ。大事に大事に、ひと口ひと口いただきながら、完食した時の満足感は「至福」のひと言。やっぱりうなぎって最高。土用の丑の日に限らず、月に何度だって食べたいものだ。
こんなふうに先日飯田橋へ行った時のことを思い出しながら書いていたら、当時通っていた飯田橋・九段下・神楽坂界隈の名店たちに再び訪れたくなってきたけれど、その話はまたの機会に。
尾花
- 電話番号
- 03-3801-4670
- 営業時間
-
11:30~13:30、16:00~19:30
定休日:定休日 月曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
dressing編集長・松尾 大セレクト
私がまだ関西で仕事をしていた約20年前、当時の辻静雄研究所の所長さんにコーヒーを飲みに行こうと連れて行かれた街が南千住だった。その頃はまだ、駅の周りも開発されておらず、いわゆる下町感が今以上に色濃く残っていた。件の店は、日本におけるコーヒーの神様・田口護さん率いる『カフェバッハ』ということは、日本中のコーヒー好きなら気づいていただろう。
そのときに、美味しいうなぎ屋さんがあると教えていただいたのが、この『尾花』である。今ほどの行列ではないにしても、当時から人気の店で、できるだけ平日の早めの時間に伺うべきだとアドバイスをいただいた。
果たして、常磐線沿いの大きな一軒家で敷地の中に稲荷神社の祠もあるこの店の列に15分ほど並んだのだろうか、伝えてあった名前を呼ばれ店の中へ。靴を脱いで畳敷きの大きな広間に上がる。左手には調理場が見え、そこでは注文のたびに背開きでうなぎが捌かれ、その奥では焼いている様子も見えた。実はここから、うな重に出逢うまでが長い道程だ。昔ながらに注文ごとにうなぎを捌き、蒸し、焼く。およそ40分以上は待つことになる。
その間、冷や酒を手に「鯉あらい」「うざく」「う巻き」「柳川」などをつまむ。酒もそこそこにまわり、腹数分目かした頃にやっとうな重が現れる。もちろん、肝吸いも注文してある。ふたを開け、ご飯が見えないほどに敷き詰められたうなぎに箸を入れる。蒸されて弾力を失った皮を通り過ぎ、上品なタレのかかったご飯を抜け、器の底に箸が当たる。そのまますくい上げて口に入れる。焼きだけで仕上げた関西風のうなぎしか食べたことのなかった身には戸惑いしかない。あの主張の強いはずのうなぎが存在感を消し、ご飯と一体化しているのだ。タレもくどくなく、うなぎのうまみに寄り添っている。途中で山椒をかける。その後、東京に転居し、数えきれないほどうなぎを食べたが、この店ほど山椒に気遣いしている店は少ない。訊けば『やげんぼり』のものだというが、必要量だけを毎日容器に詰めている。山椒といえば、京都の『七味屋』や大阪・堺の『やまつつじ田』のものは秀逸といえるが、あれほど刺激は強くないが、ミカン科の植物ならではのフレッシュな香りが広がる。
こんな食べ方をしているから、いつも支払いは1万円オーバーとなるが、2,000円くらいのうなぎを5回諦めて、その分この店での1回に費やしても後悔はないだろう。そんな経験をした人たちが増えに増え、先日伺った時は昼の部が11時前に売り切れとなった。出来るだけ早めにたどり着くことをオススメする。もし、並ぶのが嫌だというなら、正月休み明けの初日の夕方がいい。特に長く待つこともなく店に通され、沈みかけた夕陽が差す中で酒を嗜みつつう巻きをいただくなどというのもオツである。
さて、南千住までわざわざうなぎだけを食べに行くのは億劫だという方にも朗報。『尾花』で食べ終わったら、『カフェバッハ』でコーヒーをいただこう。出来れば2杯。バッハ・ブレンドとパナマ・ドンパチ農園のゲイシャ・ナチュラル。舌の上に残って口福にしてくれていたうなぎの脂がコーヒーで流れる。しかし、そのコーヒーには雑みがなく、口の中は生まれたての赤ちゃんのようにイノセントなものとなる。
そうしたら、店を出て右に、最初の信号手間をまた右に。居酒屋『丸千葉』というこの街のもう一つの宝で、最高のサービスと料理を味わってみるといいだろう。
はてぶ - LINE