外はカリカリ、中はトロ~リ!カレーパン激戦区・三軒茶屋エリアで食べるべき贅沢カレーパンまとめ
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- 1.1日20食限定! ビストロ『ラ・テールメゾン』のカレーパン
2.「第一回カレーパングランプリ」で最高金賞を受賞! 『Boulangerie Shima』のカレーパン
3.カレー屋さんが作るとこうなる! 『ビストロ喜楽亭』のカレーパン
2011年に三宿地域のローカルイベントとして始まり、今や日本最大級のパンイベントとなった「世田谷パン祭り」(2016年は10月9日(日)~10月10日(月・祝)開催)が開催されるなど、おいしいパン屋が集まっているイメージの強い世田谷の三宿・三軒茶屋エリア。このエリアのパン屋では、近年お店の看板商品にカレーパンを上げるパン屋が続々登場し、今やカレーパン激戦区となっている。今回はその中から今特にチェックすべきカレーパンをまとめてご紹介する。
1.パン屋のビストロが提供! ナイフとフォークでいただく〆の揚げたてカレーパン
池尻大橋駅西口から12分ほど、国道246号線沿いに三軒茶屋方面に歩き、三宿交差点を右に曲がり少し進むと1998年にオープンした作りたての生ケーキや焼き菓子を揃える『ラ・テール洋菓子店』があり、その隣に今回紹介する『ラ・テールメゾン』が並ぶ。
素材のおいしさにこだわった「パン屋のビストロ」がコンセプトのこのお店では、木村シェフ自らが納得のいく食材、特にオーガニック野菜にこだわり、農家から直送された食材を使用。パテやハム、ロースト、プチサレなど本格的なシャルキュトリーから、シンプルで気取らないフランス地方料理まで幅広く楽しめるお店だ。
このお店でチェックしたいのが、予約限定のランチメニュー「〆の手作り揚げたてカレーパン」。1日数量限定のイートインメニューだ。
こちらにはスープ、サラダ、ドリンクが付く。うれしいことにまずパンが食べ放題。常時、バゲットやパン・ド・カンパーニュを含む数種類。サラダも農家直送にこだわっているだけあり新鮮で、スープにも野菜のうまみ、甘み、酸味が見事に溶け込んでいる。
いよいよカレーパンの登場。付け合わせのチャツネ、マッシュポテト、ガラムマサラ、カレーパウダーと共にプレートに盛られ提供される。
〆にふさわしい一品を考え試行錯誤して生まれたのだという。
パンをナイフとフォークで切りわけると、チーズとカレーがとろ〜。
生地は北海道美瑛町の小麦「春よ恋」と「きたほなみ」をブレンドした『ラ・テールメゾン』オリジナル小麦粉「美瑛の風」や湘南小麦を使い分け、毎日食べても飽きのこない味にしている。
スパイシーなカレーはとろけたチーズでマイルドに、また甘さと酸味のある自家製チャツネが相性抜群。ガラムマサラとカレーパウダーで味にキレが増し、そしてマッシュポテトでホクホクと。そのままでもおいしいのに、付け合せとの組み合わせで味のバリエーションが豊富に楽しめる。
店内でいただけるカレーパンのほか、気軽にこの味を楽しんでもらおうと、同じカレーとチーズを包んだミニサイズのテイクアウト用カレーパン「ラ・テール メゾンオリジナル カレーパン」も販売。
また、このお店のもう一つのこだわりが、ジャズが流れる落ち着いた空間。「ゆったりとした時間が流れる店内でぜひカレーパンを味わってほしい」と大木店長は言う。
〈メニュー〉
・予約限定ランチ 揚げたてカレーパン1,620円(スープ、サラダ、コーヒー又は和紅茶付き)
・ラ・テール メゾンオリジナル カレーパン 324円(予約優先販売)
※価格はすべて税込
ラ・テールメゾン
- 電話番号
- 03-3414-0513
- 営業時間
-
11:30~15:00(L.O.14:00)、17:30~22:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30)、土・日・祝8:00~22:00 (フードL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30)
定休日:定休日 水曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
2.地元の人にシマパンの愛称で親しまれる『Boulangerie Shima』
三軒茶屋駅から徒歩15分程、国道246号線沿いに駒澤大学方面へ、世田谷郵便局で右折し進んだ三軒茶屋小学校のすぐ近くにある『Boulangerie Shima(ブーランジュリ シマ)』。このお店の名物が注文を受けてから揚げるカレーパン。2016年に日本カレーパン協会が開催した『第一回カレーパングランプリ』では東日本揚げカレーパン部門最高金賞を受賞した一品だ。
もともとは焼きカレーパンを出していたが、揚げたてのおいしさを提供したいと約2年何度も試作を重ね、このアツアツのカレーパンに切り替えたという。
そんな揚げカレーパンは、外はカリカリで、中にはカレーがなみなみ入っている。
店主の島さんいわく、こだわりのポイントはスパイス遣い。南インドのカレーを目指して配合を徹底的に研究し、クミン、コリアンダー、カルダモン、クロ―ブの4種類を基本に計13種類使用。どのスパイスも突出することなく、世代を問わず食べやすいような味の深みを出している。
もう一つのポイントは食感。具材にトマト、玉ネギ、チキンを使い、チキンはほぐれるように3時間以上煮込んでいる。
また、2016年3月に開催された「カレーパン博覧会」に出品してから問い合わせが多く、毎月第1週目の週末限定メニューになった「ココナッツオイルキーマカレーパン」もチェックしておきたい。具材には鶏のひき肉とひよこ豆を使い、ココナッツミルクを一切使わず、高価なエキストラバージンココナッツオイルだけ使用したという贅沢な一品だ。
「僕は料理が大好きで料理が趣味だから」と話す島さん。週末限定メニューとして、新作も続々登場させている。次はどんなパンを生み出すか、今後も目が離せない。
〈メニュー〉
・揚げカレーパン 180円
・チーズ揚げパン 300円
・ココナッツオイルキ―マカレーパン 480円
※価格はすべて税別
Boulangerie Shima(ブーランジュリ シマ)
- 電話番号
- 03-3422-4040
- 営業時間
-
9:00~19:00
定休日:定休日 火曜、パン教室開催の月曜(パンの販売はなし)及び夏季・年末年始に休業日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
3.地元の人に愛されるカレー屋さんのこだわり自家製「かれーパン」
池尻大橋駅西口から国道246号線沿いに三軒茶屋方面に徒歩7~8分、三宿交差点の手前にある『ビストロ喜楽亭』。毎日300人前後の人が訪れる人気洋食店だ。
こちらの名物メニューが、ブイヨンから手作りし10時間煮込み、一晩寝かせて熟成されたマイルドな味わいのカレー。辛さを5段階から選べるカレーは、アツアツの壺に入れられて提供される。ルーはさらりとしていながらも、実に深みのある味わい。
そんなカレーと共に人気なのが25年ほど前から始め、今では週末に100個程売り上げるという「自家製かれーパン」。元々はまかないメニューであったが、おもしろいテイクアウトを作ろうと半年かけて完成させたという。
生地はふわふわながら、持ち上げるとずしりとした重量感に驚く。生地と具の割合を1:2で作ったというが、食べたときのカレーのインパクトは見た目以上に強い。
中の具はひき肉と香味野菜が入ったルーをコーンスターチで固めており、ひと口食べるごとに更に凝縮されたカレーのうまみが一気に広がる。辛いのが大好きな人にはカレーパン(辛口)がおすすめ。4種類の唐辛子を効かせ、かなり鋭い辛さだ。
辛いのが苦手な人はまかないのミートソースから開発されたという「ピロシキ」もおすすめだ。はちみつを隠し味で使い、酸味と甘みのバランスがよいトマトソースで味付けされ、ひき肉がぎっしりつまった一品だ。土曜日のみ20個限定で販売されている。
〈メニュー〉
・自家製おいしいかれーパン(普通・辛口)250円
・自家製ピロシキ 250円
※価格はすべて税別
ビストロ喜楽亭
- 電話番号
- 03-3410-5289
- 営業時間
-
11:00~26:00
定休日:定休日 元旦 ※耐震工事の為、10月24日~1ヶ月程度臨時休業(工事終了日未定)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
(取材・文/武田明彦)
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