「東京ラーメンショー2016」開幕! 「日本ラーメンファンクラブ」名誉会長として林家木久扇も登場
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- 1.10月27日(木)から11日間、東京・駒沢公園にて「東京ラーメンショー2016」開催
2.ラーメンを後世に繋ぐべくラーメン好きが決起! 2017年「日本ラーメンファンクラブ」設立を発表
3.実はうまい? 「木久蔵ラーメン」の生みの親・林家木久扇氏は、ラーメンマニアが崇拝する実績の持ち主!?
10月27日(木)から、東京世田谷区、駒沢オリンピック公園 中央広場にて、日本最大級のラーメンの祭典「東京ラーメンショー2016」が開幕した。
会期は前半・後半に分かれており、第1幕は10月27日(木)~11月1日(火)、第2幕は11月2日(水)~11月6日(日)の計11日間行われ、日本各地のご当地ラーメンやイベント限定ラーメンなど36種類を楽しむことができる。
「東京ラーメンショー」は、ラーメンを通じ「観光」「食育」「食文化」を考え、啓蒙するという目的で2009年から毎年開催。今年で8回目を迎える大人気イベントだ。
開幕初日の会場は平日だというのに、日本人だけでなく外国人観光客などの姿も見られ、多くの来場者で賑わいをみせていた。
ラーメン業界を「食べる側」から盛り上げる! 「日本ラーメンファンクラブ」がキックオフ!
27日(木)に行われた「東京ラーメンショー」の開幕式に合わせ、日本ラーメン協会理事長/東京ラーメンショー2016副実行委員長の前島司氏により、2017年1月設立予定の「日本ラーメンファンクラブ」の設立記者発表会も開催された。
「日本ラーメンファンクラブ」は、2017年1月の正式発足を目指し、「食べる側」によるラーメン文化の継承と発展を目的に、ラーメン好きの有志が集い設立。
活動するにあたりファンクラブでは、「ラーメン情報の整理」「ラーメンファンの育成」「ラーメン市場の拡大」「ラーメン文化の継承」という、「4つのマニフェスト」を掲げ多方面に活動を行っていく予定だ。
これまでに発行されたラーメンに関する出版物を1か所にまとめた「ラーメン図書館」の設立や、ラーメン情報を集約した「ラーメン史」、ラーメン特有のルールの周知としてマナーブックの作成やセミナー開催を行うなどし、今後、メディアや一般に向け情報発信と啓蒙活動を行っていき、ラーメン市場の拡大と後世にこの文化を繋げていくことを目指していく。今後の活動にぜひ注目していきたい。
ファンクラブの名誉会長は、「笑点」で大人気の林家木久扇氏が就任!
ファンクラブの設立発表会では、名誉会長として選ばれた落語家・林家木久扇氏の就任式と共に、木久扇氏のラーメンに関する永年の功労を称え表彰式も行われた。
林家木久扇氏といえば、1981年から「木久蔵ラーメン」こと、『全国ラーメン党』を展開。ラーメン店の運営や、自宅調理用ラーメンの販売および他店舗へのラーメン商品提供などを行いながら、日本国内外へラーメンの普及に努めてきた人物だ。
(『全国ラーメン党』は2015年完全閉店。現在は、自宅用調理ラーメンの販売のみ継続)
当時、ラーメンといえば醤油ラーメンが主流だった東京で、全国各地の美味しいラーメンを広めようと奮闘。九州の豚骨ラーメンや北海道の味噌ラーメンなどに使用する食材や調味料を、当時では大きなコストがかかる空輸を利用していたというエピソードも交えながら、ラーメンの普及に尽力してきた様子を語った。
そういった木久扇氏の永年の功績を称え、今回、日本で最も長くラーメンを愛している“ラーメンファン”の代表として「日本ラーメンファンクラブ」名誉会長に就任することが決定したのだ。同時に、人知れずラーメン業界を盛り上げてきてきた同氏に日本ラーメン協会より「功労賞」も授与する運びとなった。
落語家・林家木久扇氏と、「サニーデイサービス」ベーシスト・田中貴氏の対談も
就任・受賞式の後には、木久扇氏の業績に感銘を受けた、ロックバンド「サニーデイサービス」のベース担当でラーメンマニアでもある田中貴氏との対談も行われた。
対談では、木久扇氏がこれまでに行ってきたラーメンに関わる業績とエピソードについて語られ、会場は感嘆と驚きに包まれた。
ラーメン店の経営だけではなく、35年以上も前から全国のラーメンを食べ歩いており、ラーメンフェスを全国で開催、また日本・中国の食文化や民俗学などを調べ、ラーメンの歴史を研究した著作を多数出版するなど驚きの実績を持っている。
「ラーメン評論家の先駆けとも言える存在」と田中氏が熱く語るほど、現在のように巷にラーメンガイドブックが溢れるもっと以前から、ガイド本の作成にも尽力してきた人物だ。
あなたにとってラーメンとは!?
対談の最後には、二人がそれぞれにとっての「ラーメンとは」を色紙にしたためる場面も。
「ラーメンは人類を救う」と、木久扇氏。人類とラーメンのスープに掛けた、同氏らしい一言。35年以上も前からラーメンブームの先駆者としてラーメン業界をリードしてきた同氏の洒落の効いた一言と笑顔は、これからのラーメン界を明るく導いてくれているよう。
「出会い」と綴った田中氏は、「ライブで地方に行く際は、その土地のラーメン店を巡る。古いお店も多く、店主の話を聞くのが楽し過ぎて2時間以上も話したこともあった。ラーメン繋がりで知り合った店主も多く、友人も増え、こうして木久扇師匠とも会えた。」と、ラーメンをきっかけにした出逢いのエピソードを交え、ラーメンによって繋がる縁の大切さを語った。
「木久蔵ラーメン」の限定販売も!「日本ラーメンファンクラブ」がブースを出店
会場では期間中「日本ラーメンファンクラブ」のブースも出店する。ブースでは、様々な特典を用意。
レアグッズが当たるガラポン抽選会では、ラーメンチケット5枚購入または半券5枚で抽選に1回参加できる。アンケートに答えるだけでも参加特典がもらえ、また、メールアドレス登録で商品券が当たる抽選会に参加も可能。
その他、家庭で簡単に味わえる「木久蔵ラーメン」の限定販売や、「木久扇名誉会長パネル」で記念撮影もできる(「木久蔵ラーメン」は売り切れ次第終了)。
まだまだ始まったばかり! 「東京ラーメンショー」は11月6日(日)まで開催!
日本全国のご当地ラーメンが一堂に会するまたとないチャンス。
入場料は無料だが、商品の購入にはラーメン食券が別途必要となる。前売券・当日券共に1杯850円(税込)。
「秋田県稲庭中華そばの会」による「焙煎“ごぼう”香る味噌の稲庭中華そば」(せりトッピング別途200円 税抜)を食べてみた。
秋田県稲庭で350年続く老舗の製麺所が稲庭麺作りのノウハウを結集し完成させた中華麺を使用した一品。食べた瞬間ゴボウの香りがしっかり広がるトロミあるスープが細麺によく絡み、最後まで熱々で楽しめる。
他にも、人気ラーメン店何軒かで作る会場限定の「コラボラーメン」も登場し、イベントを盛り上げる。
<こちらの記事>では、メニューの詳細やオススメも紹介。事前にチェックして、イベントを最大限楽しみたい。
【イベント概要】
名称:東京ラーメンショー2016
会期:
・第1幕 10月27日(木)~11月1日(火)
・第2幕 11月2日(水)~11月6日(日)
時間:10:00~21:00 ※各幕最終日(11月1日、6日)は18:00終了
※11月2日(水)18:00以降は「超ラーメン婚活」実施のため貸切営業。入場には、専用のラーメンチケットが必要(詳細は公式サイト参照)。
※雨天開催
※食材等の状況により、早めに終了する場合あり
※荒天、災害発生などにより実施が困難な場合には、開催中止や開催時間の変更は公式ホームページにて告知。
会場:東京都世田谷区「駒沢オリンピック公園 中央広場」
入場料:入場料無料
※ラーメンを食べるには、ラーメンブースにてラーメンチケット(売券・当日券共に1杯850円税込)と引き換え。
※セブン-イレブンでの前売券の販売は11月4日(金)23:29まで
※ラーメンは直接現金で購入不可。
公式サイト:http://www.ramenshow.com/index.html>
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