22時まで焼きたてパンが楽しめる! 魅力的なベーカリーカフェが恵比寿西の交差点にオープン
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- Summary
- 1.営業時間は8時から22時まで、それぞれの時間の楽しみ方がある
2.カリフォルニアのカフェをイメージしたメニューがおいしすぎる!
3.NY帰りのブーランジェが作るパンが常時70種類ほど並ぶ
夢が交差するベーカリーカフェがオープン
恵比寿西交差点の五叉路は渋谷、代官山、広尾、目黒など方々から来る人々が集まる場所である。その一角に朝8時から夜22時まで営業しているベーカリーカフェがオープンした。カリフォルニアのカフェをイメージした『CROSSROAD BAKERY』は、出勤前にパワーをつける、友達とランチ、忙しい合間に休息、料理するのが億劫な時、仲間でディナー、家に帰る前に一杯など、さまざまなライフスタイルにとけ込む店だ。
ベーカリーはハード系からスイーツ系まで絶え間なく焼きあがり、通りすがりなのについ立ち寄ってしまう。カフェメニューにはブリトーやフレンチトーストの「ALL-DAY BREAKFAST」、ランチにぴったりの「BREAD BAWLS」、ダイナーでおなじみの自家製チリビーンズやシュリンプポップコーン、シーザーサラダやビーフリブステーキといったカリフォルニア料理までありバラエティー豊か。併設のベーカリーが特別に作るバンズのハンバーガーも人気急上昇中だとか。
店名のCROSSROADは交差点のこと。道や人、情報が交差するというだけではなく人生においても交差点は必ずある。嬉しい出逢いはもちろんのこと、迷ったり悩んだ時に違う方向へ向かっていける交差点、そこには“夢”がある。そんな夢が集まる店でありたいという想いが込められている。
こんなに多彩! 絶品カリフォルニアキュイジーヌ
カフェのコンセプトは「カリフォルニア」。LAに住んでいたマネージャーの高嶋景子さんが実際に味わっていた料理やドリンクがメニューに並ぶ。西海岸は比較的のんびり自由な雰囲気で、アジアやメキシコが近いせいか移民も多くそれぞれの食文化がある。
アメリカンなメキシコ料理であるTex-Mexの代表格「チリコンケソ」はコクのあるチェダーチーズにピリッと唐辛子が効いたサルサソース、ゴロゴロっと入った自家製チョリソーのアンサンブルが超絶うまい! トルティーヤは店内で揚げているのでひとあじ違う。あっという間に完食。何にしようか迷った時にはぜひこれをおすすめする。
高嶋さんがいちばん初めにメニューに入れたのがこの「ブレッドボウル」。クラムチャウダーをよく食べる西海岸ではポピュラーな料理だ。全部で5種類あるが面白いことに外国人と日本人では好みがまったく違うそう。日本人は圧倒的に「チキンマッシュルームシチュー」、外国人は「ニューイングランドクラムチャウダー」か「チリコンカンwithビーンズ」なのだそう。そういうことならとオリジナルの「ベジタリアントマトシチュー」にトライしてみる。
ふりかけたパルメザンチーズとトマトの香りがぷ〜んとして食欲が俄然でてくる。中にはパプリカ、玉ネギ、トマトのザクザク野菜とひよこ豆、そしてとろ〜りモッツァレラチーズが入っている。ボウルにしたパンはバケットと同じ生地でもちっとしている。さらりとしたトマトシチューとの相性は抜群! 豆も野菜もたっぷり取れて栄養バランスもパーフェクトで言うことなしだ!
これにはお酒という雰囲気ではないので「レモネード」をオーダー。通常の1,5倍のドリンクサイズは高嶋さんのこだわりだ。「食事が終わる前にドリンクがなくなるのは絶対に嫌だったんです」と語る。たっぷり飲めるようにと氷の数まで決めている。アメリカのレシピを元にして甘みも十分。それでも日本人向けに抑えたというのだから本場はどれだけ甘いのだろう。柑橘とローズマリーで爽やかさもプラス。次はオリジナルの「グリーンティーレモネード」も試してみたい。
メニューの「STEAKS AND FISH」にある4品がいわゆる“カリフォルニアキュイジーヌ”である。どれもおいしそうだが高嶋さん絶賛のポークチョップにしてみた。 ”ザ・アメリカン”なグレービーソースとマッシュポテトが添えられる鉄板メニューだ。
骨付き豚ロースは目をみはるほどのやわらかさ、これがカフェで食べられるとは驚きである。数々のアメリカンキュイジーヌレストランで研鑽を積んだシェフの渡邊和昌氏、肉を焼くのは得意中の得意。グレービーソースは肉汁をベースに数日間煮込んだ野菜のスープストックを加えたもの。うまみがギュッと凝縮したコクのあるソースは悶絶級のおいしさである。骨付きで250gは2〜3人でシェアするのが良いだろう。
あわせて飲みたいのが直輸入のクラフトビール。こちらではグルテンフリーや着色料、人工甘味料一切使用していないものもあるという。高嶋さんおすすめは「樽生サイダー」。本日はオレゴン州『Atlas Cider Co.』の「ざくろ&チェリーサイダー/780円」をタップで提供していた。サイダーと言ってもれっきとしたりんごのお酒でアルコール度数は8,8%と高め。これは酸味とほのかな甘さがありフルーティで飲みやすい。来週からは「グラニースミスハードアップルサイダー」に変わるとのこと。
ポートランドでは今やクラフトビールからクラフトハードサイダーに人気がスイッチしているようだ。高嶋さんのセレクトで変わる「樽生サイダー」、日本ではまだまだ知られていないのでこの機会に試してみてはいかがだろう。
NY帰りのブーランジェによるベーカリーに誰もが引き寄せられる
こちらの二枚看板のひとつであるベーカリー。常時70種類ものパンを作るのはNY帰りの平田 空ブーランジェ。ハード系からデニッシュなどのスイーツ系まで粉を混ぜるところから発酵、焼きまですべてこの店で作られる。店名がついた「クロスロードブレッド」は少量のイーストで16時間以上低温長時間発酵させている。3kg以上ありそうなほど大きなパンはほとんど酸味がなく食パンのような味わい。大きく焼くことでもっちりとするそうだ。それを交差するようにカットしている。
国産小麦を中心に厳選された20種類の小麦を使用し、サワー、レーズン、小麦などの自家製酵母で作っている。グルテンフリーや低糖質のものもありヘルシー志向にも嬉しい品揃え。テイクアウトには「サーモン&アボカド/480円」、「生ハム&カマンベール/480円」などのバゲットサンドもあり、こちらも評判が良く常に作り続けている状態。人気No.1は「シナモンロール」。この日は残念ながら売り切れ。お昼の12時を目指せば手に入るそうだ。
写真は左上から時計回りに「抹茶ロール/250円」、「Mr.Brioche(ブリオッシュ君)/320円」、「ほうれん草とチェダーチーズ/250円」、「さつまいもデニッシュ/320円」、「ベーコン&パルメザンチーズ/250円」、「クロッカン/200円」。
店のキャラクター「ブリオッシュ君」はふわりとしたブリオッシュに濃厚ミルクバターがびっしりと詰まっている。食べるのが躊躇されるほど可愛いのだが、これがなかなか本格派テイスト。「パン生地が断然違います。このおいしさをぜひ味わって欲しい」と高嶋さん。職種、性別、年齢、人種、嗜好、さまざまな人々が集まる場所でそれぞれがお気に入りを見つけてもらえるよう、目指すは紅白歌合戦のようなベーカリーと話す。
おいしいパンと気取らない料理、ビッグサイズのドリンクや珍しいクラフトビール、笑顔のスタッフ、映画にでてくるような空間は毎日の生活に欠かせなくなるだろう。
(メニュー)
ブレッドボウル(ベジタリアントマトシチュー)/800円
チリコンケソ/700円
ポークチョップ トリュフ風味のマッシュポテト添え/1,600円
パン/60円〜
クラフトビール/750円〜
ブレンドコーヒー/M350円、L400円
ホームメードレモネード/400円
※価格すべて税抜き
※一部ディナーメニューで、おひとりワンドリンクをオーダーいただいております
CROSSROAD BAKERY(クロスロードベーカリー)
- 電話番号
- 03-6277-5010
- 営業時間
-
8:00〜23:00(パンの販売、店内の飲食は22:00L.O.)
定休日:年末年始
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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