予約困難なイタリアン『ドンチッチョ』の姉妹店が、話題のグルメエリア・渋谷2丁目にオープン
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- Summary
- 1.グルメで話題の“シブニ”に「あのシェフ」が帰ってきた!
2.伝説のメニュー「生しらすとからすみのフェデリーニ」が復活か!?
3.イタリアの郷土料理にシェフのエッセンスがキラリと光る
グルメ界が注目の渋谷二丁目、先駆者である筒井力丸シェフが帰ってきた!
2002年、まだ店がまばらだった渋谷2丁目(シブニ)に静岡県三島市から移転してきた『リストランテ スカレッタ』。三島のおいしい野菜と魚、ジビエシーズンの猪料理、そしてスペシャリテの「駿河湾産生しらすとからすみの冷製フェデリーニ」に魅了され、子供のような笑顔の筒井力丸シェフと美しいマダムに会いに食通たちが通いつめていた。
だが2015年7月、惜しまれつつも店を閉じた。その筒井シェフが、今年9月、今やグルメエリアとなったシブニに帰ってきたのだ。場所は青山通りから青学西門通りを入って数十メートルのところにある。店の名前は『ラ・コッポラ』。扉を開けるとシチリアの帽子、コッポラを被った筒井シェフが変わらぬ笑顔で迎えてくれた。
店内はカウンター6席、テーブル14席、そして半個室としても利用できる4席のバーカウンターがある。温かみのある色調と設えはイタリアのオステリアさながら。シェフが楽しそうにフライパンを揺すっている姿を見るとこちらもウキウキしてくる。メニューといえば黒板に書かれた「ラ・コッポラのおつまみ」と「今夜のお食事」がそれぞれ10品ずつほど、グランドメニューとして生ハムやグアンチャーレ、チーズ、カプレーゼ、フリットなどがある。
料理に寄り添うワインはイタリア全州から集められた。グラス700円〜、ボトルは3,800円〜、それぞれのブドウのおいしさを楽しんでもらいたいと、ブレンドではなく単一のブドウを使っているワインを揃えている。ワインとつまみを楽しみ、シメにパスタかメインを頼むのがベスト。その日の気分とお腹の具合に合わせて選べるのが嬉しい。
イタリアの風景が見えるような郷土料理に舌鼓!
さて、筒井シェフおすすめの料理3品をご紹介しよう。まずは「鴨の田舎風パテ ピクルス添え」だ。1週間ほど寝かせまったりとしてコクのあるフォワグラ、ゴロゴロした鴨肉の食感、隠し味のマルサラ酒の樽香がほんのり鼻をくすぐり、クラシックで本物志向にはたまらないパテだ。シンプルなだけに料理人の技術がものを言う。イタリア料理のベースになっているのは西洋料理であると自らフランス料理を学んだシェフだからこそ、これだけ風味豊かなパテができるのだ。これはワインが進んでしまう。
次はパスタである。まさに“イタリアン”な「天使の海老と白イカとアサリのトマトソースのカサレッチェ」。エビが甘い! 白イカが甘い! あと1秒遅かったら硬くなってしまったであろう絶妙な火入れ。カサレッチェに絡む酸味と甘みのバランスが良いトマトソース。イタリアで食べたらこういう味なのだろうと想像できる。生シラスのパスタは良いものが入った時にお目見えするので足繁く通って情報をゲットしたい。
ミラノ風カツレツはミラノで修業していたシェフの得意料理。基本は豚を使うが、こちらはカジキマグロ。黄金色に揚げ焼きしたカツレツの衣はサクッとしてカリッ、身はジューシーでふんわり。豚だと叩いて5mmほどの薄さにするがメインだとちょっと物足りなさを感じてしまう。でもこれだとボリュームもあってヘルシー。カジキマグロの質が良いのでそのままで味わいは十分だ。
『ドンチッチョ』の姉妹店としてオープン。味と居心地の良さに食のプロたちも集まる
筒井シェフが『スカレッタ』を開いてから4年後、外苑前で予約困難だった石川勉シェフの『トラットリア ダ トンマズィーノ』が『ドンチッチョ』に名前を変えて移転してきたことで、さらに多くの食通たちがシブニに訪れるようになり、店も増え今や注目の食エリアとなった。お互いの店を行き来したり仲良く飲み明かしたりしながら、10年以上シブニを盛り上げてきた二人が今回タッグを組むこととなった。『ドンチッチョ』の姉妹店として『ラ・コッポラ』がオープン。そのシェフに筒井氏が就任した。
二人の関係性をよく知る昔からの“シブニ常連客”は双方をはしごする。客だけではない、店が終わると石川シェフをはじめ、近隣のシェフたちもここに集まってくる。「カウンター越しの厨房なので、僕が料理していると、なんか暑っ苦しいな!とか言われますよ」と笑う。人々を引き寄せる魅力が筒井シェフにはあるのだ。
『スカレッタ』はそもそもシェフが働いていたミラノの『スカレッタ』の精神と味を継承したいという想いを込めて開いた店だ。季節感を大切にした食材や駿河湾で獲れた新鮮な魚介を使い言うなれば“ハレの日の料理”を作ってきた。しかし『ラ・コッポラ』は伝統の郷土料理で毎日食べる家庭料理に近い。
リストランテからオステリアに変わり何か心境的に違いがあるかと訊ねると、「料理人によってはリストランテ向きの皿とか、これはトラットリア向けだとか分けることもあるが、僕が目指す方向という点では違いはない」と語る。
「このところミラノにある『トラットリア ヌォーヴォ マルチェッロ』という店を意識しています。彼は修業先だったミラノの『スカレッタ』での同僚でクリエィティヴな料理というわけではないが独自のスタイルがある。僕も今はイタリア全土の郷土料理をベースに少しだけ僕の個性を表現できたら良いなと思っています」と話す。でもいずれは『スカレッタ』時代の“力丸ワールド”を取り入れ、新しい“筒井力丸のオステリア料理”を確立していきたいと言う。
ラストオーダーは25時。深夜でもおいしい料理とワインが楽しめる店の誕生で、ますますシブニが面白くなりそうだ。
(メニュー)
ランチコース/1,000円、2,400円
鴨の田舎風パテ ピクルス添え/950円
天使の海老と白イカとアサリのトマトソースのカサレッチェ/1,900円
フレッシュカジキマグロのカツレツ/2,000円
スプマンテ(グラス)/800円
シチリアビール メッシーナ/800円
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オステリア ヴィネリア ラ・コッポラ
- 電話番号
- 050-3461-0072
- 営業時間
-
ディナー:18:00~翌2:00(L.O.1:00)
定休日:毎週日曜日 ※※祝祭日の月曜日は、休みとさせていただきます。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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