おだしジュワ~な絶品おでんは炊飯器で作れる!ほっとくだけでプロの味になる裏ワザはこの冬に絶対試したい
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- 1.本格おでんは炊飯器で作れる!「基本の炊飯器おでん」 の作り方
2.水をトマトジュースに変えるだけで作れる「イタリアン風トマトおでん」の作り方
3.スパイシーな刺激がクセになる「グリーンカレーおでん」の作り方
寒い冬の時期に食べたくなってくるものといえば、熱々のおでん! ひと口食べると中からだしがジュワ~ッとあふれ出し、口いっぱいにうまみが広がるその瞬間は、なにものにも変えがたい。
しかし、だしが染み込んだ本格的なおでんを家庭で作ろうとすると、実は結構手間がかかる。そこで今回は、面倒な手間をすべて省いた「炊飯器」で簡単に作れる本格おでんのレシピご紹介!
炊飯器を使えば、材料を入れてスイッチを押せば、あとはほったらかすだけ。だしもイチから取らなくても、めんつゆ+醤油を組み合わせればいい味になる。
それではさっそく、「基本のおでんレシピ」と「変わり種おでんレシピ」をチェックしていこう。
1.煮崩れの心配なし! だしがジュワ~っとあふれ出す「基本の炊飯器おでん」
炊飯器で作る「基本のおでん」は、鍋で煮るときのような煮崩れの心配がなく、「保温機能」のおかげで完成後も熱々の状態を保ってくれる。また、炊飯器は密閉調理のため味が染み込みやすいとされるメリットもあり、まさに一石二鳥も三鳥もある実用性抜群レシピ。
もし時間がある場合は、さらにひと工夫。煮物は温度が下がる時に味が染み込むため、一度冷ましてから保温ボタンを押して温めると、より一層味が染み込み、うまみたっぷりに仕上げることができる。
<レシピ>
■材料(作りやすい分量)
・大根 … 1/3本
・ちくわ … 2本
・がんもどき … 2個
・茹で卵 … 2個
・コンニャク … 1/2枚
・結び昆布 … 4つ
・水 … 400ml
・めんつゆ(3倍濃縮) … 大さじ1
・醤油 … 大さじ1
■作り方(調理時間:10分 ※炊飯時間は約50分程度)
① 大根は皮をむいて2cm幅に切る。ちくわは斜め半分に切る。
② 炊飯器の内釜に全ての材料を入れ、普通モードで炊く。
③ 炊き上がったら一旦取り出して冷ましてから戻し入れ、保温モードで温め直す。時間がない場合は、冷まさずにすぐ食べてももちろんOK!
炊飯器におまかせで作れるおでんは、しっかりとだしが染みていて本格的な味わい。保温機能を使えばいつでもホカホカを楽しむことができる。
工程自体はとっても簡単なので、アイディア次第でアレンジも自由自在。スイッチひとつで作れる変化球おでんレシピもさっそくチェックしていこう!
2.爽やかなトマトの酸味にとろ〜りチーズが食欲をそそる「イタリアントマトおでん」
トマトの爽やかな酸味が心地よい、ワインといっしょに食べたくなるイタリア風おでん。「おでんのだしにトマトジュースを加えるなんて…!」と驚くかもしれないが、うまみ成分「グルタミン酸」を豊富に含んでいるトマトを加えることで、だしのうまみとの相乗効果でより一層深みのある味わいに。とろけるチーズを入れた「もち巾着」は、トマトベースのだしとの相性バツグン!
<レシピ>
■材料(作りやすい分量)
・タコ … 200g
・ジャガイモ … 1個
・油揚げ … 1枚
・ロールキャベツ … 4個
・ピザ用チーズ … 30g
・切り餅 … 1個
・トマトジュース … 400ml
・めんつゆ … 大さじ1
・醤油 … 大さじ1
■作り方(調理時間:10分 ※炊飯時間は含まない)
① タコは一口サイズに切る。トマトはヘタを取り除く。ジャガイモは皮をむく。油揚げは横半分に切る。切り餅は半分に切る。
② 油揚げの袋をひらき、ピザ用チーズ、切り餅を入れて口を楊枝でとめる。
③ 炊飯器の内釜に全ての材料を入れて普通モードで炊く。器に盛り、お好みでハーブ(ローズマリー、タイムなど)を添える。
3.濃厚スパイシーな味が食欲をそそる!「濃厚ココナッツグリーンカレーおでん」
グリーンカレーペーストを使って、水の代わりにココナッツミルクで煮込んだ、変わりダネのグリーンカレーおでん。スパイシーな刺激とココナッツミルクの濃厚なコクが重なり合い、クセになるおいしさだ。唐辛子には辛み成分カプサイシンが多く含まれており、これが体を温める作用があるとされている。寒い今の時期にこそぴったりの一品。
<レシピ>
■材料(作りやすい分量)
・牛スジ串 … 2本
・手羽先 … 4本
・厚揚げ … 1/2枚
・ナス … 1本
・タケノコ … 80g
・赤パプリカ … 1/2個
・結びコンニャク … 4個
・パクチー … 適量
・ココナッツミルク … 1缶(400g)
・グリーンカレーペースト … 小さじ2
■作り方(調理時間:10分 ※炊飯時間は含まない)
① 厚揚げは4等分に切る。ナスは縦半分に切る。タケノコは食べやすい大きさに切る。赤パプリカは縦6等分に切り、ヘタと種を取り除く。パクチーはざく切りする。
② 炊飯器の内釜に全ての材料を入れて普通モードで炊く。器に盛り、パクチーを添える。
火加減の調整がいらない、煮崩れを防ぐことができる、保温機能でいつでも熱々…など、良いことづくしの炊飯器おでんレシピ。だしがたっぷり染み込んだおでんを家でも食べたくなったら、もっともお手軽なこの方法でぜひ試してみてほしい。
<レシピ作者プロフィール>
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員として出身地の千葉県長生郡睦沢町のPRをするなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
2016年10月に所属するフードクリエイティブファクトリーが恵比寿にエスニックカレーと濃厚かき氷のバー「ちゃのくん」をオープン。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/
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