ビール好きなら絶対行くべき! アメリカ最高峰レシピのクラフトビールが堪能できる『日本橋ブリュワリー』
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- 1.日本人の味覚に合うオリジナルの「日本橋IPA」は必飲!
2.12種類のクラフトビールと料理のマリアージュでビールの世界が広がる
3.ランチも充実! 昼飲みにも適した開放感あふれるくつろぎの空間
人形町、小伝馬町、馬喰横山、東日本橋。どの駅からも徒歩数分圏内の日本橋富沢町に、11月15日、クラフトビール専門店が開店した。それが今回紹介する『NIHONBASHI BREWERY(日本橋ブリュワリー)』だ。古いビルをリノベーションした店舗は間口が広く、ガラス張りの開放的な空間が富沢町界隈に活気を与えている。
ファクトリーを思わせる広々とした店内はシンプルなデザイン。1人でふらっと立ち寄っても、グループでワイワイ集っても、使い方は自由自在。平日は近隣のオフィスワーカー、土日の午後には子どもを連れたファミリーがくつろぐこともあり、早くも地域のオアシスのような存在になっている。
店内のど真ん中で輝く美しき13タップ
カウンターに座ると正面に眺められるタップ、その数は13だ。クラフトビール12種、残り1つはクラフトサイダーを置いている。スタイルはクラフトビール初心者にも楽しんでもらおうと、ラガーやペールエール、ヴァイツェンやIPAなど代表的でわかりやすいものを網羅している。メニューを見て選ぶのもいいが、迷ったらスタッフに尋ねてみよう。「軽め」「重め」「スッキリ」「さっぱり」のうち、飲んでみたい味の雰囲気を伝えたら、注文した料理とのバランスも考えて提案してくれる。
この店だけのために造られた「NIHONBASHI IPA」
着席すると、まずお通しとして登場する小さな粒(写真・上)はビール原料の大麦。オーブンでローストして塩で調味しただけのシンプルなおつまみだが、プチプチの食感がクセになる。この香ばしい新感覚のおつまみに合わせたいクラフトビールは「NIHONBASHI IPA」(写真・上)だ。アメリカ・ポートランドにあるオーガニック素材で醸造することで知られるブルワリー「HUB(Hop works Urban Brewery)」の醸造長・トレヴァー・ベイス氏が、日本人の舌に合うように考案したオリジナルだ。「すっきりとしたのど越しの、飲みやすいラガービールが日本人に親しまれていますが、このNIHONBASHI IPAはそんな日本人の味覚にマッチするように造られています。これまでのIPAの感覚で飲むと、ちょっと驚きますよ」と、スタッフの高橋慎司さん。確かに、苦味が特徴のこれまでのIPAに比べると味のバランスが抜群でゴクゴク飲める。さらに大麦のプチプチに負けないくらい、ホップが弾けるテイストだ。
ちなみに、こちらではビールのサイズを3つ用意しており、異なる形状のグラスで提供している。写真左のMサイズは200mlで『日本橋ブリュワリー』のオリジナルグラス。注がれているのは「ホワイトエール」(木内酒造)で、コリアンダー、オレンジなどの香りがするベルギー伝統の小麦ビールだ。写真中央のLサイズはワイングラスで300ml。クリーンで丸みのある味わいのゴールデンラガー「修善寺へリテッジヘレス」(ベアードビール)が注がれている。そして写真右の一番大きなグラスはパイントグラスで540ml。こちらは軽いカラメル香とチョコレートのアロマ、ほのかな苦味が持ち味の「結果的にアンバー」(うしとらブルワリー)だ。
この料理にはあのクラフトビールがベストマッチ
もちろん、料理とビールのマッチングも楽しみたい。それが写真上の「とろけるポテサラ」と「島国スタウト」(ベアードビール)の組合せだ。ポテサラはなめらかなマッシュポテトに、軽くスモークした半熟卵、カリカリベーコン、マヨネーズをトッピング。卵黄を崩してマッシュポテトに絡めバゲットに乗せて口に運ぶのだが、ブラックペッパーが広がる口腔を潤してくれるのが、この「島国スタウト」。麦を麦芽にしないで焙煎し、独特の香りを醸すスタウトビール。これが濃厚な卵の黄身とマヨネーズ風味に文句なしでベストマッチ! 黒褐色のスタウトは、意外にやさしく飲みやすい。
高橋さんのオススメが「生ハムとサラミの盛り合せ」(写真・上)。大きなプレートに切り立ての生ハム2種とピリっと辛いサラミが美しく並び、そのボリュームも圧巻である。合わせるビールは写真・下の「今、あえてのケルシュ」(うしとらブルワリー)。
モルトの香ばしさとイースト由来のやさしいフルーティーなライトエールで、ねっとりとしたハムの脂をスーッと切りリセットしてくれる。まるで、生ハムにレモンをギュッと絞ったような口中が心地よく、生ハムがなくなるまで、ついついケルシュをおかわりしたくなる。
もうひとつ、こちらのお店のオススメがイタリアンの経験豊富な料理人がつくるピッツァ。減農薬で育てられた野菜を使ったピッツァで、中でも「大葉とオクラのジェノベーゼ」(写真・上)は野菜の味をダイレクトに味わえる一品だ。これに合わせたいのが「オーガニックIPA」(HUB)。『日本橋ブリュワリー』のビール造りに寄与している前出の「HUB」の看板ビールで、「HUB」で有機栽培しているホップを5種類使うIPAだ。
「クラフトビールはビール職人が自由な発想で醸造しています。だから私たちは、おいしさを伝えたりマリアージュを提案したりしたい」と高橋さん。クラフトビールを楽しむだけでなく、料理とのマリアージュも提案できてこそ、真の楽しさと言えるのかもしれない。
【メニュー】
クラフトビールMサイズ(200ml) 380円(ランチは400円)
クラフトビールLサイズ(300ml) 580円(ランチは600円)
クラフトビールLLサイズ(540ml) 980円(ランチは1,000円)
お通し代(17時以降) 350円
とろけるポテサラ 580円
生ハムとサラミの盛り合せ 1,390円
大葉とオクラのジェノベーゼ 1,180円
ランチ(野菜ジュース、野菜サラダ付き) 1,150円〜
※ 価格は税抜(ランチは税込)
NIHONBASHI BREWERY(日本橋ブリュワリー)
- 電話番号
- 03-6231-0226
- 営業時間
-
11:30〜23:00(日は11:30~22:00)
定休日:不定休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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