プリップリな「牡蠣」は今が旬!冬に食べたい、牡蠣のうまみをしっかり味わえる「炊き込みご飯」レシピ3選
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- Summary
- 1.牡蠣のうまみがジュワ~「牡蠣と大根の和風炊き込みご飯」は間違いないおいしさ
2.しっかり味の「牡蠣とベーコンのコクうま炊き込みご飯」は男性人気NO.1
3.「牡蠣とトマトの魚介炊き込みご飯」は洋風リゾットのようなコクのある味わい
冬になると無性に食べたくなるのが、「海のミルク」とも呼ばれる栄養豊富な牡蠣。特にこれからの季節は牡蠣が産卵の準備に入るため、身がより太って栄養を蓄えるようになり、うまみも濃くなると言われている。
旬の食材だからこそ、そのおいしさを余すところなく味わいたいもの。そこで今回は、プリプリの牡蠣のおいしさを堪能できる炊き込みご飯のレシピを3つご紹介。身をふっくらと仕上げるための下処理のコツも合わせてチェックしておこう。
■牡蠣の下処理方法
・牡蠣 … 200g
・片栗粉 … 大さじ1
■作り方
① 牡蠣は片栗粉を全体にまぶす。
② ①を流水で優しく洗う。
③ 沸騰したお湯で10秒ほどさっと茹でたら氷水にとる。
牡蠣をしっかりと下処理をすることで、汚れやえぐみをとり、調理をしても縮む心配がなくなる。ひと手間を加えるだけでプリンッとした食感に仕上がるので、ぜひこの下処理は試してみてほしい。
それではさっそく、旬の牡蠣を使った簡単&絶品炊き込みご飯の作り方をまとめて紹介していこう!
1.「牡蠣と大根の和風炊き込みご飯」
大根と牡蠣。意外な組み合わせかもしれないが、さっぱりとした大根に牡蠣のエキスがジュワッと染み込み、どこを食べてもうまみをしっかりと感じることができる。また、大根は牡蠣独特の臭みを消してくれるとも言われていることから、牡蠣本来のうまみをより際立たせてくれる役割も。ジューシーな油揚げもアクセントとなり、ついつい箸が止まらなくなってしまうおいしさ。
<レシピ>
■材料(2合分)
・米 … 2合
・牡蠣 … 200g
・大根 … 100g
・油揚げ … 1枚
・大根の葉 … 大根1本分
・[A]和風だし … 300cc
・[A]ポン酢 … 50cc
・[A]みりん … 25cc
・[A]薄口醤油 … 25cc
・[A]生姜(すりおろし) … 1かけ分
■下準備
・大根は皮をむき厚さ7mmのいちょう切りにする。大根の葉はみじん切りにする。油揚げは1cm幅に切る。
・Aは合わせる。
■作り方(調理時間:45分)
① 米を洗い、真水で30分以上浸水させたら、ザルに上げ水気をしっかりと切る。
② 炊飯器に牡蠣と大根の葉以外の材料を全て入れ、普通モードで炊く。(あれば炊き込みご飯モードがおすすめ)
③ ②が炊き上がったら牡蠣と大根の葉を上にのせ10分蒸らし混ぜる。
■ワンポイント
牡蠣はいっしょに炊き込むのではなく、炊飯後に入れて蒸し上げることで、ふっくらとした見た目と食感をキープすることができる。
2.「牡蠣とベーコンのコクうま炊き込みご飯」
西洋料理では珍しくない牡蠣とベーコンの組み合わせも、炊き込みご飯にすると新鮮。いっしょに炊き込むことでベーコンの脂と牡蠣のうまみがご飯に染み込み、噛めば噛むほどその味わいをじんわりと感じることができる。コクのある濃厚な味付けで、男性ウケも期待大!
<レシピ>
■材料(2合分)
・米 … 2合
・牡蠣 … 200g
・ベーコン … 3枚
・パセリ … 適量
・バター … 10g
・黒コショウ … 少々
・[A]コンソメ … 固形タイプ1個
・[A]水 … 400cc
・[A]塩 … 少々
■下準備
・ベーコンは1cm幅に切る。パセリはみじん切りにする。
■作り方(調理時間:45分)
① 米を洗い、真水で30分以上浸水させたら、ザルに上げ水気をしっかりと切る。
② 炊飯器にバターと牡蠣、パセリ以外の材料を全て入れ、普通モードで炊く。(あれば炊き込みご飯モードがおすすめ)
③ ②が炊き上がったらバターと牡蠣を上にのせ、10分蒸らし混ぜる。器に盛るときにパセリを散らす。お好みで黒コショウもふる。
3.「牡蠣とトマトの魚介炊き込みご飯」
最後に紹介したいのが、「牡蠣とトマトの魚介炊き込みご飯」。ほんのり酸味を残したトマトが魚介のだしによく合い、夢中で食べ進んでしまうこと間違いなしのメニューだ。炊き込むことによってトマトのうまみをしっかりと吸い込んだご飯といっしょに、クリーミーな牡蠣を噛みしめる幸せをぜひ味わってみてほしい。
<レシピ>
■材料(2合分)
・米 … 2合分
・牡蠣 … ・200g
・殻付きエビ … 4~5尾
・トマト缶 … 1缶(400g)
・水 … 適量
・昆布茶 … 小さじ2
・塩 … 適量
■下準備
・トマト缶のトマトは細かくつぶす。
■作り方(調理時間:45分)
① 殻付きエビは背ワタを取り除く。米を洗い、真水で30分以上浸水させたら、ザルに上げ水気をしっかりと切る。
② 炊飯器に米、トマト缶を入れ、水を2合の線まで注いだら、牡蠣と塩以外の材料を全て加え、普通モードで炊く。(あれば炊き込みご飯モードがおすすめ)
③ ②が炊き上がったら牡蠣を上にのせ10分蒸らし、塩を加えて混ぜる。
旬の牡蠣のうまみを余すところなく食べられる、とっておきの炊き込みご飯レシピを紹介した。スタンダードな和風の炊き込みご飯だけではなく、洋の食材を加えることでもまた違った魅力を感じることができる。その日の気分に合わせて使い分けながら、旬の牡蠣を食べて季節を感じてみてはいかがだろうか。
<レシピ作者プロフィール>
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事をいっしょに食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog: http://foodcreativefactory.com/
Twitter: https://twitter.com/linasuke0508
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