餃子は「包み方」を変えれば味わいに差がつく! ちょっと変わった「餃子の包み方」アレンジ6選

dressing編集部

Summary
1.印象ガラリ! 個性的な「餃子の包み方」6選
2.包み方を変えれば、食感や味わいも変化
3.餃子パーティやおもてなしにもオススメ

おかずにおつまみに大活躍の「餃子」。焼き餃子、水餃子、蒸し餃子と調理の仕方や具材の種類も豊富だが、実は餃子の「包み方」もバラエティは豊富。基本形以外の包み方を覚えることで、見た目の印象を華やかにしたり、手早く包むことができたりと、場面に合わせて使い分けることができる。
そこで今回は、ちょっと変わった餃子の包み方をご紹介。皮の重ね方やタネの入れ方で味わいも変化するので、ぜひ食べ比べてみて!

1.クルッとひと巻き! ひと口サイズで食べやすい「帽子型」

餃子専門店などで時折見かけるのがこちらの「帽子型」。
一見むずかしそうに見えるが、実は普通の包み方よりも手軽に作ることができる。ひと口サイズで食べやすく、皮が主張しすぎないので肉のプリッとした食感が際立つのもポイント。

■「帽子型」餃子の包み方

① 皮にタネをのせる
② 半分に折る
③ フチを立たせるように曲げる。
④後ろにまわし、端に水をつけてとめる。

2.つまんで折り込むだけ! ヒダを作らなくてもできる「風車型」

カジュアルな見た目に仕上がる「風車型」は、凝った印象のわりに作り方はシンプルなのが嬉しい。ヒダを作る必要がないので、不器用さんやお子様でも包みやすい。

■「風車型」餃子の包み方

① 皮にタネをのせる。
② フチに水をつける。
③ 5つに分かれるようにつまむ。
④ 同じ方向にたおす。

3.編み込み風がおしゃれ! 餃子パーティにオススメな「ハマグリ型」

まるでパイ生地のように編み込まれたつなぎ部分が美しい「ハマグリ型」。皮と皮をぴっちりと繋ぎ合わせるので、焼いている間に開いてしまう心配もない上、皮のムッチリ食感も強調される。食卓を華やかに見せてくれるので、餃子女子会にもオススメ。

■「ハマグリ型」餃子の包み方

① 皮にタネをのせる
② 半分に折る。
③ フチに水をつける。
④ 重ねた皮のフチを指でつまむようにしながらねじる

4.餃子の皮を3枚重ねて巻くだけ! モチモチ食感がおいしい「バラ型」

上品な形に、「本当に餃子!?」と疑いたくなってしまう「バラ型」の餃子。いかにも上級者向けといった見た目だが、手順通りに皮を3枚重ねてクルクルと巻くだけで、あっという間にエレガントなバラ型が完成。

■「バラ型」餃子の包み方

① 餃子の皮3枚を重ね、重ねるところに水をつけてタネをのせる。
② フチに水をつけ、半分に折る。
③ 端から巻いていく。
④ 端に水をつけてとめる。

5.その手があったか! テーブルがパッと明るくなる「花型」

タネをたっぷりと詰め込んだ「花型」は、肉のうまみを強調したいときにオススメ。焼くときに溢れてしまいそうに見えるが心配ご無用。基本の餃子と同じように焼き上げるだけで、ふっくらと餃子の花が咲いてくれる。

■「花型」餃子の包み方

① 皮にタネをのせ、フチに水をつける。
② 4つに分かれるようにつまむ。
③ 指で穴を広げる。
④ 穴にタネを詰める。

6.今にも泳ぎ出しそう! お子様にも喜ばれる「金魚型」

口に運ぶのがもったいないくらいに可愛いらしい「金魚型」。青いお皿に盛り付ければ、その姿は水の中をスイスイ泳ぐ金魚そのもの。海苔などで目をつければ、お子様にも喜ばれそう。

■「金魚型」餃子の包み方

① 皮にタネをのせたらフチに水をつけ、端から1.5cmと4cmのところをつまみ、写真のような形に整える。
② 端から1.5cmをつまんだ方に水をつけ、折りたたんで口をつくる。
③ ②で口を作ったところから3箇所折りたたみ、ひだを作る。
④ 端から4cmの方の皮を両手で片方につき3〜4つのヒダをつくる。(左手で皮を押さえて右手でぎゅっとつまみながら軽く折りたたむときれいなヒダがつくりやすい。)



いつもの餃子も、包み方を変えるだけで印象はガラリと変わっておもしろい。見た目だけでなく、味わいも包み方によって変わるのでそれぞれの包み方を試して、お気に入り見つけてみてほしい!

<レシピ作者プロフィール>
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事をいっしょに食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間70本の記事をプロデュースしています。

著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
HP:http://foodcreativefactory.com/
Blog:http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508
(フードコーディネート・スタイリング:金英貨(ヨンハ))