売り切れ必至の名物パン「ハニーコロン」は絶対食べたい! 大阪・豊中の『ローフベーカリー』が人気爆発中

dressing編集部

Summary
1.大阪・石橋のロードサイドに出現した、ナチュラル&シャビーな一軒家
2.1階と2階に開放的なテラスがあり、夜はムード溢れるライトアップも!
3.焼き立てパンとインパクト大なメニューの数々に早くも行列が!

閑静な住宅街と賑やかな商店街が混在する、大阪府豊中市・阪急石橋駅周辺。2017年2月6日、そのメインロードである国道旧176号線沿いに、ベーカリーショップ『LOAF Bakery(ローフ ベーカリー)』と、カフェレストラン『The LOAF Café(ザ ローフ カフェ)』が同時オープンした。

2軒は以前飲食店だった建物を大胆にリノベーションした一軒家に同居しており、パン工場も併設。1階入口側にあるベーカリーショップでは、工場で製造する焼き立てのパンやスイーツが購入できるのはもちろん、カウンター約10席のカフェスペースでイートインもOK。また、1階奥と2階のテーブル席、さらに、それぞれ広く心地いいテラスも備えるカフェレストランでは、焼き立てのパンと、‟パンに合うメニュー”をコンセプトに、イタリアン、フレンチからピックアップしたメニューが楽しめるとあって、早くも行列ができている。

パンを焼く甘い香りが立ち込める店内は、使いこまれた風情のある木製のインテリアやグリーンがナチュラルな空間。アンティーク調のロゴのあしらいやアイテム使いが、どこかシャビーな雰囲気を醸し出している。

一方、夜にはライトアップもされるテラス席は、緑に囲まれ、都会にいながらにして、避暑地さながらの開放感を感じさせてくれる。

焼き立てのパンやケーキを、買って、食べて、作り方を習える場

ベーカリーショップ『LOAF Bakery』に常時ラインナップするのは、歯ごたえのある味わい深いバゲットから、家族や友人でシェアしたい特大のチーズブレッド、定番のクリームパンやメロンパンまで、職人が次々に焼き上げる約50種の自家製パンと、パティシエ特製のケーキ約20種、そして焼き菓子だ。

1日中パンやスイーツが作られ補完されているので、いつ訪れてもでき立てに逢えるのがうれしい。さらに、1階に設置された焙煎機で自家焙煎する「オリジナルLOAFコーヒー」も、ブレンド用、エスプレッソ用、水出し用の3種と月替わりのシングルオリジン数種が100g500円~から購入可能。その味わいは、「舌の肥えたご年配の方も多い立地から、焙煎はサードウェーブ系のコーヒーよりも濃い、純喫茶のようなコクのある風味を目指しています」とスタッフの杉本さん。もちろん、レストランで味わうこともできる。

パンはガラス張りの1階工場で、職人が1点1点丁寧に作り上げていく。2階にもガラス張りのレストランキッチンがあり、どちらも調理風景が見えるため、期待感と安心感を与えてくれる。

ちなみにこちらでは、月に1度は毎回内容を変えてパン&スイーツ教室も開催されており、パン職人とパティシエ直伝の技術を楽しく学ぶことも。小学生以上の参加もOKのため、家族連れを中心に人気を呼んでいる。

早くもリピーター続出!売り切れ必至の‟豊中名物パン”

では、早速、豊富なラインナップから人気のパンを紹介しよう。まずこちら(写真上)は、生クリームとヨーグルト、ハチミツ、そしてハチミツのゼラチンも巻き込まれた丸い食パン「豊中ハニーコロン」。「豊中の名物にしたい」という想いを込めて開発された一品で、しっとりふわふわの食感と、食べ飽きないほのかな甘さが魅力だ。すでに、一度味わってそのおいしさにはまったリピーターが続出しており、時間帯によっては売り切れになることも。トーストしてからアイスをトッピングする、スイーツのような食べ方もおすすめなのだとか。

「メランジュオカマンベール」(写真上)は、生地にカマンベールチーズを丸ごと入れた、どっしりと食べごたえのある一品。イチジク、アプリコット、レーズンのドライフルーツとクルミを練り込んだライ麦の生地は、ぎっしりと目が詰まっていて、やさしい酸味とフルーツの甘さ、クルミの香ばしさのバランスが絶妙。食べる前にオーブンで温めると、濃厚なカマンベールチーズがトロリと溶け出しおいしさが増す。大きさは直径約15cmほどだが、見た目以上にボリュームがあるので、数人でシェアするのがおすすめだ。

店で二番目の人気商品というこちらの「クリームパン」は、ベーシックながら、上品な甘さでスルリとやわらかいクリームがシェフのこだわり。ふわふわの生地とバニラエッセンスの香りも心地よく、老若男女に愛されるおいしさだ。自宅用はもちろん、手土産用にとたくさん購入する人が多いというのも肯ける。

旬のフルーツをたっぷり使ったタルトは、季節替わりで登場。この春のイチオシは「苺のタルト」だ。サクサク食感のタルト生地、その中のしっとりとしたスポンジ、濃厚なカスタードと生クリーム、さらにたっぷりのイチゴと、食べ進むに連れて、さまざまな食感と味わいに出逢えるのがうれしい。見た目の可愛いさも申し分なしで、自分へのご褒美や贈りものに選びたくなる。

味付けは最小限に。見た目はお洒落に! そしてダイナミックに!

カフェレストラン『The LOAF Café』では、ホテルの経験もあり、中之島の人気カフェレストラン『GARB WEEKS(ガーブ ウィークス)』で修業経験を持つ竹井シェフが腕をふるう。

メニューは、大勢で賑やかにシェアしたいダイナミックな肉料理をはじめ、ワインが恋しくなるタパス、トレンドのボードランチにハンバーガー、パスタまで幅広くスタンバイ。自家製のパンは、4種のパンが集合するバスケットとパン食べ放題のランチで楽しめる。

ちなみに写真上は「豪快フライドチキン LOAF風」。鶏半羽をそのまま使っており、食事のひと時を盛り上げてくれること間違いなしのダイナミックさが魅力。味付けは、塩とパプリカパウダーのみとシンプルだが、パリッとした皮の食感と、その中に隠れた、ジューシーな肉のうまみがたまらない。

ランチタイムの目玉は「LOAFボードランチ」(写真上)。内容は日替りだが、肉料理、魚料理、デリ2種、キッシュ、サラダ、スープがセットになっているのに加えて、4種のパンが食べ放題。この日の肉料理は豚肉のラタトゥイユソースと鰆のグリル、デリはキノコのマリネとキャベツのピクルス。いずれも味付けは最小限に抑え、素材の風味を生かした優しい味わいだ。ちなみにレストランの野菜は、淡路島産の新鮮なものを使っているそう。

「レストランでしか味わえない、パンを生かしたスペシャルスイーツ『シナモンモンキーブレッド』も見逃せない存在のひとつです」と笑顔で語るのは、店長の加賀ヤスオさん(写真下)。デニッシュのブロックを山型に積み重ねてアイスクリームをトッピングしたもので、その見た目はこの通り、ゴージャス&インパクトたっぷり! もちっとしたデニッシュは、一つ一つがコンパクトなので、手でつかんで食べてもOK。次の女子会はぜひこちらに訪れて、みんなでワイワイシェアしてみては?

【メニュー】
豊中ハニーコロン 1本864円、ハーフ454円
メランジュオカマンベール 1,512円
苺のタルト 518円
豪快フライドチキン LOAF風 1,728円
LOAFボードランチ(スープ、パン食べ放題付き) 1,200円 ※ドリンク付きは+200円
シナモンモンキーブレッド 972円
パンバスケッド 648円
※価格は税込

(文/笹間聖子 撮影/合田慎二)

LOAF Bakery/The LOAF Café

住所
〒560-0041 大阪府豊中市清風荘2-4-23
営業時間
LOAF Bakery:8:00 ~20:00/The LOAF Café :LUNCH11:00~15:00(L.O.)、DINNER 17:00~22:00(L.O.)、CAFE 11:00~ 22:30(L.O.)
定休日:不定休
公式サイト
公式ページhttp://www.theloaf.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。