【福岡しっとり美女が飲んで食べている名店はどこ?】地元の酒場好きが教える“ツウ”なはしご酒4軒
【連載】「私を"はしご酒"に連れてって(福岡で)」第十八夜 福岡の酒飲みは1軒では帰らない。ほぼ必ず2軒目に行くし、2軒目を出たら次の店…。職住近接ゆえ終電や終バスを逃しても笑顔で楽しく飲んでいる。“はしご酒”文化が根付くこの街の遊び方を毎回伝授いただく。
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- 1.福岡の酒場好き美女が、なぜか集まる注目の立ち飲みの店『みんなの黄ちゃん』からスタート
2.続いて訪れるのは、東京にあっても間違いなく人気店になる実力派『Cernia(チェルニア)』
3.さらに神対応のイケメン居酒屋や宮崎から店ごとやってきたこだわり食材の店まで
第十八夜:広告代理店勤務 増田祥子さん
今回の案内人は、20代を東京で過ごし、30代になって地元・福岡に戻ってきた大手広告代理店勤務の増田祥子さん。「1軒のお店でゆっくり飲むのも好きだけど、福岡はおいしい店が多すぎるのでサクサクと飲み歩きを楽しむ方が福岡っぽい」と話す祥子さんのはしご酒にご一緒させていただきました。
■プライベートでも仲良し!昨年12月にオープンした『みんなの黄ちゃん』へ
▲黄ちゃん(写真右)は第二夜の案内人でもある
まず最初に訪れたのは、昨年12月にオープンした『みんなの黄ちゃん』。ナチュラルワインと日本酒を気軽に楽しむことができる立ち飲みスタイルの店である。
「友人を通じて黄ちゃんと出会い、当時彼女が勤めていた『とどろき酒店(三筑本店)』や『とどろき酒店 薬院stand!』に通ううちにプライベートでも飲みに行くようになりました。そんな黄ちゃんが独立してオープンしたこの店は、オープン初日から何度も訪れています」
彼女のように黄ちゃんを慕って訪れる客が多く、不思議と美女の確率が高い。祥子さんがこのコーナーに登場することになったのも、『みんなの黄ちゃん』での出会いがきっかけ。筆者がプライベートで訪れたときに「私、はしご酒に出たいんです~」と声を掛けてくれたのが祥子さんだったのだ。
▲人気メニューの「ベビーハムのハムエッグ」(350円)
まずはナチュールのボトルを1本オーダーするのが祥子さん流。カウンター越しに黄ちゃんのグラスに注ぎ、一緒に楽しむ。黄ちゃんの人柄もさることながら、アテのセンスも秀逸。『コキンヌ』や『Yorgo』といった福岡の人気店の一品も楽しめるのも嬉しいところ。
「最初は一人でも気づけば知り合いばかりになること。今日のように0次会で使うこともあれば、二次会や〆に訪れることも。いつ訪れても黄ちゃんを大好きな人たちが集まっていて、アットホームな場所だなと思いますね」
▲アパートの1階にあり場所がわかりづらいのでご注意を!
大好きな黄ちゃんのお店を後にして、次なるお店に向かった。
酒場 みんなの黄ちゃん
- 営業時間
-
17:30〜24:00
定休日:日曜、不定休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
■いつ訪れても満員御礼! するりと『Cernia』のカウンター席に潜り込む
『みんなの黄ちゃん』から徒歩だと10分弱だけど、ここは福岡。タクシーに乗り1メーターで人気のイタリアン『Cernia(チェルニア)』に向かう。この店のオーナーシェフ・畑亮太郎さんは、東京の『ブルガリ イル リストランテ』や『アロマフレスカ』などのシェフを歴任し、『アロマフレスカ博多』の立ち上げのために福岡にやってきた経歴の持ち主で、この街や九州の食材に惚れ込み、ここ福岡に自身の店をオープンさせた。
▲シェフの奥様、梨絵さんのサービスも心地よい
「オープン直後に雑誌を見て知って、口コミでも評判だったので訪れたのが最初。『玉名牧場』さんのお話でシェフご夫妻と盛り上がったことがきっかけで、グンと距離が近づきました。直接生産者に会いに行って食材を選んでいるところも凄いなと思いますし、またその食材を活かすためのアイディアも素晴らしく、何度訪れても驚きがあるところが嬉しいですね。常に進化し、見たことのない、食べたことのない料理が楽しめるのがこの店の魅力だと思います」
▲「いちじくバター」(300円)や「卵とキノコのオムレツ」(1,200円)など、素材の持ち味を活かしたシンプルながらも味わい深い料理が楽しめる
予約で満席のことが多いが、カウンター席もあり、タイミングがよければ予約なしで入れることも。ゆっくり食事を味わうもよし、カウンターでサクッと楽しむもよし。様々な楽しみ方ができるのも、この店の魅力といえるだろう。
Cernia
- 電話番号
- 092-406-6891
- 営業時間
-
18:00〜24:00
定休日:火曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
■糸やんの神対応が素晴らしい!炉端焼きの『雷橋』へ
『Cernia』からは徒歩10分弱の距離ながら、またまたタクシーに乗り渡辺通の路地にある炉端焼きの名店『炉ばた雷橋』に向かう。ここ数年、福岡では素材の持ち味をそのまま楽しめる“炉端焼き”の店が増えているが、そのブームの火付け役となったのが、ここ『雷橋』だ。
「もともとは姉の行きつけで、『酒飲みにはたまらないお店があるよ』と紹介してもらったことがきっかけでこの店に来るようになりました。とにかくいつ行っても満席だし予約も取れないので、少し時間をずらしてくることが多いですね」
▲京都の「寄せ豆腐」(500円)など
様々な食材を目の前で焼いてくれるのがこの店の特徴。絶妙な焼き加減で供される炉端焼きのほか、お酒がぐびぐび進む酒の肴も充実している。
『雷橋』は、ここ1号店を皮切りに『炉ばた三光橋』『肉の雷橋』など4店舗を展開しているが、この店を任されているのは、糸やんことイケメン糸永康宏さん。
「とにかく接客が神対応。姉とともに糸やんの大ファンです!」
イケメン糸やんに見送られ、最終目的地をめざす。
炉ばた 雷橋
- 電話番号
- 092-751-4110
- 営業時間
-
17:00〜OS24:00
定休日:日曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
■〆はFrom宮崎のイタリアン『アクアミネラーレ』で
最後に訪れたのは、宮崎出身の店主・関谷勝さんが営むイタリアン『アクアミネラーレ』。
もともと『アクアミネラーレ』は宮崎にあり、関谷さんはお店ごと福岡にやってきた。店頭では関谷さんがセレクトした食材なども販売している。
「友人がInstagramにおいしそうな料理の写真をアップしていたので気になって訪れたのが最初。事前予約を受け付けていないので(直前に電話して空席の状況を聞くのはOK)、仕事帰りにふらりと寄れるところが気に入っています。オーナーシェフの勝ちゃんとのおしゃべりも楽しくて。1軒目からガッツリ来ることもあれば、今回のようにはしご酒の〆に白ワインだけを飲みにくることもあります」
「宮崎のオーガニック野菜を使っているので、食べて飲んでも健康的というのも嬉しいところ。シェフと話しながら前菜盛りをつまんだり、魚介系、お肉、パスタをいただくことが多いですね」
酔ってくると後ろ髪を結ぶクセがあるという祥子さん。この日もそろそろいい感じになってきた。
「福岡はコンパクトな街なので人と人とがつながりやすくて、いろんな情報や刺激がたくさんもらえる街だと思います。料理がおいしいのが当たり前な街だからこそプラスαが大事で、お店の方も素材をどう料理するのか、福岡をどう盛り上げるか、常に楽しいことを考えていると感じますね。移住者も増えているし、もっとたくさんの人に福岡を好きになってほしいし、福岡の良さを知ってほしいと思います」
東京時代にお酒が好きになり、福岡に戻ってきて改めて福岡の良さを実感しているという祥子さん。
「ときには羽目を外して飲みすぎてしまうこともあるけれど、それも愛嬌と大目に見てくれるのが福岡のいいところ。どんなときも心地よく酔わせてくれるお店がたくさんあるから、福岡の人たちはついついはしご酒しちゃうのかな」
関谷シェフに見送られ、この日のはしご酒はお開きになった。
ACQUA MINERALE(アクアミネラーレ)
- 電話番号
- 092-522-3320
- 営業時間
-
18:00〜24:00、金・土曜13:30〜24:00、日曜13:30〜22:00
定休日:水曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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