ドイツの冬の風物詩「ホットワイン」、実は◯◯◯を入れるとかなりおいしくなる!【おすすめアレンジ3選】

dressing編集部

Summary
1.寒い日にぴったり! 体の芯から温まる「ホットワイン」の作り方3種
2.冬の味覚「◯◯◯」を加えることで、甘みと酸味がアップ!
3.おいしく作るコツは、ワインを沸騰させないこと

寒い日の「ホットワイン」は格別のおいしさ

冷えた体にじんわり染みる「ホットワイン」。
ホットワインを飲む習慣は日本では定着していないが、ヨーロッパでは寒い季節の定番ドリンクとして親しまれている。特にドイツでは「Glühwein(グリューワイン)」と呼ばれ、11月中旬から各地で開かれるクリスマスマーケットでは、ホットワインの屋台がたくさん出るほど身近な存在のようだ。

そもそも、「ホットワイン」とは、ワインに香辛料などを合わせて温めたドリンクのこと。ワインそのものよりもまろやかな味わいになるうえに、安価なワインでも十分においしく作れるのが魅力。冷えた体を温めてくれて、ポリフェノールもたっぷり。

まさに肌寒くなってきた今の季節にぴったりのドリンク。今回は、家庭で気軽に作れるオススメのホットワインレシピを3種類紹介しよう。日本ではおなじみの、意外なあのフルーツも登場!

1.スパイスたっぷりで体が温まる! 冷え性が気になる人にもオススメの「スパイシーホットワイン」

まず始めに紹介するのは、香辛料をたっぷりと使った「スパイシーホットワイン」。
シナモンや生姜、八角、クローブなどのスパイスを加えることで、身体の芯からポカポカと温まる感覚が味わえる。特に生姜には体への保温効果が期待できるとされているため、女性や冷え性にお悩みの人にも嬉しいアレンジ。
赤ワインのぶどうの香りとスパイスが絶妙にマッチした味わいは、香りだけでも癒し効果抜群だ。

■材料 (2杯分)

・赤ワイン … 300ml
・シナモンスティック … 1本(またはパウダー適量)
・八角 … 1個
・クローブ … 3粒
・スライスした生姜 … 1枚

■作り方 (調理時間:70分)

① 鍋に赤ワイン、シナモンスティック、八角、クローブ、生姜を入れて中火で熱する。

② 沸騰寸前で火を止め、八角を抜き、30分〜1時間置く。

③ 冷めたら再び弱火で温め、漉して器に注ぐ。 

④ お好みで、シナモンスティック(分量外)で混ぜながらいただく。

ホットワイン作りのポイントは、沸騰させないこと。沸騰させてしまうと、ワインの風味が悪くなったり、スパイスの香りが十分に引き出せなかったりするためだ。
次に紹介するアレンジも同様、火入れに気をつけながら調理するようにしよう。

2.冬の定番みかんを合わせたら大正解! 甘さ×酸味×渋みのバランスが最高な「みかんホットワイン」

続いては、日本の冬の定番フルーツ「みかん」を使ったホットワインをご紹介。
「柑橘系フルーツ×ワイン」といえばサングリアがお馴染みだが、ホットワインと合わせても相性は抜群。みかんの甘酸っぱさと赤ワインの渋みが絶妙にマッチするのだ。

また、ホットワインはワインとみかんを一緒に煮込む工程があるので、みかんの甘みが強調される上、風味もしっかりと赤ワインに移る。サングリアよりも飲みやすく、手に入りやすい材料で作れるので、日常的に活用しやすいレシピだ。

■材料(2杯分)

・赤ワイン … 300ml
・みかん … 1個
・シナモン … 1本
・ハチミツ … 小さじ1

■作り方(調理時間:10分)

① みかんの皮をむいて横半分に切る。 

② 鍋に赤ワイン、①、シナモンを入れて中火で熱する。

③ 沸騰寸前で火を止め、ハチミツを加えて混ぜ合わせる。ハチミツが溶けたら、漉して容器に注ぐ。

3.白ワインならさらに飲みやすい! おもてなしにもオススメの「ドライフルーツホットワイン」

最後に紹介するのは、白ワインに市販のドライフルーツとオレンジを合わせた爽やかなホットワイン。
ホットワインといえば赤のイメージが強いかもしれないが、白ワインで作ったほうがクセがなく、渋みも少ないのでさっぱりとした飲み口に仕上がる。
ドライイチジクの甘さとオレンジの酸味、カルダモンのエキゾチックな香りが絶妙に合わさったホットワインは、味はもちろん、見た目も美しいのでちょっとしたおもてなしにも最適。

■材料(2杯分)

・白ワイン … 300ml
・ドライイチジク … 2個
・オレンジスライス … 2枚 
・カルダモン … 2粒

■作り方(調理時間:10分)

① 鍋に白ワイン、ドライイチジク、オレンジスライス、カルダモンを入れ中火で熱する。

② 沸騰寸前で火を止め、漉して容器に注ぐ。

③ 飾りで一緒に煮たドライイチヂク、オレンジスライスを器に入れたら完成。

秋冬にオススメの「ホットワイン」のアレンジレシピを紹介した。
飲みやすいだけでなく、ワインと調味料などを軽く煮るだけで作れる手軽さと、安価なワインでも十分においしく仕上がるコスパの良さも魅力。毎日の食卓やほっとひと息つきたいときのおともに最適だ。

今回紹介したレシピを参考に、自分好みの材料でアレンジしてみるのもオススメ。さっそく今夜作って、ホットワインでひと息つくのはいかが?




【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
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