生姜は「乾燥」させると効果的に栄養がとれる!料理やドリンクに混ぜておいしい「乾燥生姜」の作り方
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- Summary
- 1.生姜は「乾燥」させることで、効率よく栄養がとれる!?
2.オーブンを使えばとっても簡単! 基本の「乾燥生姜」の作り方
3.鍋料理からホットドリンクまで、「乾燥生姜」を使ったアレンジレシピもご紹介
寒い冬の味方になってくれる食材といえば「生姜」。
生のまま薬味として食べたり、炒め物や鍋に入れて加熱したりと、生姜はさまざまな調理法で親しまれている食材だが、実は一度「乾燥」させることで、生姜が持つ栄養を効率よく摂れるといわれている。
生姜は乾燥させると、体を温める働きが期待できるショウガオールが増えるといわれている。乾燥させた生姜をそのまま食べても良いが、ミルなどで粉末状にすれば、料理にも活用しやすくとっても便利。
今回は、基本の「乾燥生姜」の作り方と、寒い日にぴったりな「乾燥生姜」を活用したアレンジレシピを紹介する。
■基本の「乾燥生姜」の作り方
「乾燥生姜」は、天日干しして作ることもできるが、家で手軽に作るならオーブン調理がオススメ。カラカラに乾かした生姜をミルで粉砕すれば、煮物にも炒め物にも、どんな料理にも使える万能調味料「乾燥生姜」の完成だ。
「乾燥生姜」は辛みがとても強いため、料理に活用するときは入れすぎに注意しよう。
■材料 (2人分)
・生姜 … 1個(小さいものなら2個)
■作り方(調理時間:70分)
① 生姜を包丁、もしくはスライサーで1~2mm程度の薄切りにする。
② クッキングシートをしいた天板に並べる。
③ 100℃に予熱したオーブンで乾燥するまで60分ほど焼く。
④ フードプロセッサー、もしくはミルで粉砕する。(※ミルの方が細かく仕上がる)
■保存期間
密閉できる保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、2カ月を目安に食べきるようにする。
続いて、「乾燥生姜」をよりおいしくいただくためのアレンジレシピも合わせてご紹介しよう。
■風邪予防にはこの食べ合わせがオススメ!「豚と白菜の生姜胡椒鍋」
生姜と相性の良い食材といえば、生姜焼きでおなじみの豚肉。まずは、この最強の組み合わせを存分に楽しめる「豚と白菜の生姜胡椒鍋」の作り方を紹介したい。
白菜から出た水分には野菜本来の甘みとうまみが、そして鶏がらスープと醤油のコクもたっぷり。そのエキスを吸ったジューシーな豚肉に、ピリッと刺激的な「乾燥生姜」と黒コショウ、芳ばしいゴマ油の香りが絶妙なバランスで絡み合う。
ニラに含まれるビタミンC、豚肉のビタミンB1、乾燥生姜のショウガオールを合わせてとることで、疲労回復をサポートし、風邪予防への貢献も期待できる。まさに冬にぴったりな鍋に仕上がった。
■材料 (2人分)
・白菜 … 1/4株
・ニラ … 1/2袋
・豚ロース薄切り肉 … 200g
・水 … 600ml
・醤油 … 大さじ1
・乾燥生姜 … 小さじ1
・鶏ガラスープの素 … 小さじ1
・唐辛子 … 3本
・ゴマ油 … 大さじ1
・粗挽き黒コショウ … 適量
■作り方(調理時間:20分)
① 白菜はざく切りする。ニラは6cm幅に切る。豚ロース薄切り肉は5cm幅に切る。
② 鍋に水、醤油、乾燥生姜、鶏ガラスープの素、唐辛子を入れて強火で熱し、沸騰したら白菜、豚肉を加えて火が通るまで煮る。味が薄ければ塩、コショウ(分量外、適量)で味を調える。
③ ニラを中央にのせてゴマ油をまわしかけ、粗挽き黒コショウをたっぷりふる。
■代謝やデトックスのサポートに!「酸辣湯スープ」
四川料理の中でも人気のスープ・酸辣湯(サンラータン)に生姜は不可欠。ここで使う生姜を「乾燥生姜」にすれば、さらにおいしく、そして冷えの予防に期待できるスープに仕上がる。
おいしく作るポイントは、卵を入れるタイミング。一旦火を強めてから卵を回し入れ、半熟状になったら火を止める。半熟状になったらすぐに火を止めないと卵が固まりすぎてしまうので注意が必要だ。
シイタケに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える働きが期待できる。乾燥生姜と合わせて摂ることで、デトックスをサポートする働きにより、便秘解消などが期待できる。
■材料 (2人分)
・シイタケ … 3枚
・青ネギ … 2本
・水 … 400ml
・鶏ガラスープの素 … 小さじ1
・酢 … 小さじ1
・乾燥生姜 … 小さじ1
・醤油 … 小さじ2
・卵 … 1個
・ラー油 … 適量
・コショウ … 適量
■作り方(調理時間:15分)
① シイタケは薄切りする。青ネギは4cm幅に切る。
② 鍋に水、鶏ガラスープの素を入れて強火で熱し、煮立ったらシイタケを加えて弱めの中火で3分煮る。
③ 酢、乾燥生姜、醤油、青ネギを加えたら火を強火にし、卵を溶いて回し入れ、半熟状になったらコショウを加えて火を止める。器に盛り、ラー油をかける。
■生姜パワーでほっとひと息。「乾燥生姜入りチャイ」
インド生まれのミルクティー「チャイ」は、スパイスをたっぷり入れて作るのがオススメ。もちろんここでも、体を温める効果が期待できる「乾燥生姜」を活用したいところ。
複数種類のスパイスと「乾燥生姜」をかけ合わせて作れば、それぞれのスパイスが持つ体を温める働きの相乗効果が期待できる。毎日のティータイムに積極的に取り入れたい、冬にぴったりのホットドリンクの完成だ。
■材料 (2人分)
・紅茶の茶葉(セイロン、もしくはルイボスティー) … 8g
・水 … 200ml
・シナモンスティック … 1本
(※シナモンスティックがなければシナモンパウダー小さじ1/6を入れる。
)
・クローブ(あれば) … 1粒
・カルダモン(あれば) … 2粒
・黒粒コショウ(あれば) … 2粒
・ナツメグ … 小さじ1/6
・乾燥生姜 … 小さじ1
・牛乳(無調整豆乳、無糖アーモンドミルクでも代用可) … 300ml
・はちみつ … 大さじ1
■作り方(調理時間:15分)
① シナモンスティック、クローブは粗く砕く。カルダモンはさやに切り込みを入れて裂く。
② 鍋に紅茶の茶葉、①、黒粒コショウ、水を入れて中火で熱し、煮立ったら弱火で3分煮る。
③ ナツメグ、乾燥生姜、牛乳、はちみつを加えて沸騰させないように弱火で5分ほど煮る。
④ 茶漉しで漉しながらカップに注ぐ。
基本の「乾燥生姜」の作り方に加え、寒い日にぴったりのあったかアレンジメニューのレシピを紹介した。
まだまだ朝夕は寒い日が続くが、体を効率よく温める効果が期待できる「乾燥生姜」を取り入れて、寒さを元気に乗り切ってほしい。
【レシピ制作者プロフィール】
管理栄養士・料理研究家
五十嵐ゆかり(フードクリエイティブファクトリー・マネジメント)
グルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。
魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員として出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
運営レシピサイト グルテンフリーLIFE:https://glutenfree-life.com/
Blog:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
【撮影・執筆制作】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/fcf_staff?lang=ja
Instagram:https://www.instagram.com/foodcreativefactory/
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