全国の有名老舗料亭が古都・金沢に集結! 1日限りの「茶の湯文化」と「和食の美」を堪能するイベント開催

dressing編集部

Summary
1.古都金沢で繰り広げられる茶の湯と日本各地の美食の競演
2.日本の美学を映し出す、由緒ある茶室で過ごす至福のひととき
3.北から南まで日本全国の老舗が集結!この日限りの豪華コラボ弁当

茶の湯文化と美食が饗宴する、1日限りのプレミアムなイベント

加賀百万石の伝統が息づく古都、金沢。古き良き時代の文化や街並みが残されているこの街で、「金沢の茶の湯文化と日本全国の美食の競演」をテーマにした1日限りのイベント『和食の祭典in金沢』が、2018年10月3日(水)に開催される。

加賀百万石の伝統を受け継ぐ金沢ならではの祭典

イベントを主催するのは「全国芽生(めばえ)会連合会」。同会は、昭和の初めに、料亭や料理店の若手経営者たちが新しい料理店のあり方を模索する場として開設、スタートした。やがて、その活動は全国に広がり、今では33地区、約450名もの地域を代表する名店や老舗の若き後継者たちが集まる組織となっている。

芽生会が主催している「和食の祭典」は、メンバー合作によるメニューを供したり、食文化を体験してもらうプログラムを実施したりするなど、和食を味わい、体験するイベント。これまでに八戸、京都、新潟、佐賀、名古屋などで行われ、全国から同会の料理人が集結し、和食の魅力を余すことなく披露してきた。

今回、金沢で行われるイベントでは、一流の料理人が作る和の美味と、加賀百万石の時代から培ってきた茶の湯の文化という2つの伝統文化が融合した魅力を堪能することができる。

茶の湯の美の真髄を伝える由緒ある茶室で開催

茶道をたしなむ人の割合が全国でもトップクラスの石川県。その中心にある金沢は、現在でも裏千家をはじめ遠州流や表千家流などの茶道が盛んで、由緒ある茶室では数多くの茶会が開催されている。今回のイベントでは、そうした金沢ならではの趣あふれる会場が3つ選定されている。

一つは、酒造業を営む中村家によって昭和初期に建てられた『旧中村邸』だ。重厚な正面玄関、2階座敷の床や付書院、違い棚といった豪奢な造り。春日杉や霧島杉などの銘木もふんだんに使われ、旧家の佇まいを今に伝えている。

もう一つの『松濤庵』は、江戸時代末期、加賀藩12代藩主・前田斉泰により江戸根岸の隠居所「冨有園」の居室として建てられたもの。その後、数奇屋風の茶室として整備され、現在は金沢21世紀美術館敷地内に移築されている。江戸時代末の風情がそのまま残された貴重な建物だ。

最後は『時雨亭』。金沢を代表する観光スポット「兼六園」の中に建てられている。5代藩主・前田綱紀が建てた別荘で、この建物の周りに作った庭園が「兼六園」のルーツと呼ばれている。その後、明治初期に取り壊されたが、平成に入ってから、当時の図面を参考に復元された。この『時雨亭』から眺める兼六園もまた格別で、イベントではぜひ景色も楽しんでほしい。

茶席は、茶道古美術商の老舗『谷庄』を始めとした、金沢の金沢美術青年会のメンバーによって運営される。流派は遠州流、表千家、裏千家など。茶道具の選定も担当することになっており、店主たちが厳選した器や茶道具の美しさも味わいたい。

全国の有名老舗料亭が一堂に会して作る夢のコラボレーション弁当

お茶席を楽しんだ後、場所を移して振る舞われるのは、全国の有名老舗料亭の若主人が一堂に会して作り上げる、1日限りのプレミアムなお弁当。

スタイルは、口取り、煮物、向付、飯、焼物、酢物の6品が6マスに収められる“六切り弁当”。このお弁当に椀物が付く。コンパクトながら、懐石料理の精神を盛り込み、旬の食材を詰め込んだ、目も舌も満たされる献立になっている。

お弁当は3つの会場それぞれで異なる内容となり、お弁当の中の6品も別々の店が担当する。計18店それぞれが、ご当地自慢の味を持ち寄り、美味を競う。まさに究極のコラボレーション弁当といえよう。

担当店舗は、北は八戸から南は熊本まで、全国から金沢に集結した芽生会のメンバー。地元金沢からは、創業120年余りの老舗料亭『金城樓』、食通を唸らし続ける『日本料理 銭屋』、加賀藩の御膳所を務め、加賀料理の伝統を今に伝える『大友楼』の3軒が参加し、椀物を担当する。日本海の海の幸や加賀野菜など食材に恵まれた加賀料理の真髄が詰まった一品を供してくれる。

その他、東京『つきぢ田村』、大阪『吉兆』、名古屋『か茂免』など、そうそうたる顔ぶれが料理の腕を振るう予定だ。

日本の美に出逢う感動を体験しよう!

茶の湯の心を体現する美の空間に身を委ねながら、茶の湯と全国の美食の競演に酔いしれれば、あらためて日本の美を感じる体験となるはず。10月、秋真っ盛りの金沢で、至福のひと時を過ごしてみてはいかがだろう。

【イベント詳細】
<日時>
平成30年10月3日(水)

<時間>
一席目:11:00~
二席目:12:30~
三席目:14:00~

<場所>
「旧中村邸」
石川県金沢市本多町3-2-29 金沢市立中村記念美術館内
「松濤庵」
石川県金沢市広坂1-2-1 金沢21世紀美術館内
「時雨亭」
石川県金沢市 兼六町 兼六園内

<金沢芽生会メンバー>
・金城樓 本店
https://r.gnavi.co.jp/r001101/
・千取寿司本店
https://r.gnavi.co.jp/r008600/
・つば甚
https://r.gnavi.co.jp/r009800/
・魚半 武家屋敷前店
https://r.gnavi.co.jp/r024900/
・壽屋
https://r.gnavi.co.jp/r039700/
・金沢 山乃尾
https://r.gnavi.co.jp/kar0vtz40000/
・金沢犀川温泉 滝亭
https://r.gnavi.co.jp/dwmkjbd50000/
・日本料理 杉の井
https://r.gnavi.co.jp/gjxbufg10000/
・料亭 北間楼
https://r.gnavi.co.jp/1pxmyg3h0000/
・つる幸
・日本料理 銭屋
・浅田屋旅館
・大友楼
・金茶寮 本店
・茶寮 不室屋

<チケット価格>
一般 7,000円

<チケットのお買い求め先>
ケィ・シィ・エス : 076-224-4141
(平日10:30~18:00土日祝休み)
*そのほか、北國新聞読者サービスセンター、チケットぴあ、CNプレイガイド、ローソンチケット
チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1838864
ローソンチケット
http://l-tike.com/leisure/mevent/?mid=375284

※写真はイメージです(提供元:PIXTA)