本格フレンチが5000円以下! 野菜尽くしのカジュアルフレンチ『ビストロ イノッチ』【中目黒】
東急電鉄・東京メトロの中目黒駅から徒歩5分。路地を入った静かな住宅街に店を構える『ビストロ イノッチ』。同店は熊本出身のシェフが故郷の食材をふんだんに使う、野菜尽くしのカジュアルフレンチを提供する人気です。本格フレンチでありながら、ランチは1,800円~、ディナーは4,800円~と超カジュアルでお手頃! 日常使いでも、特別な食事でも、心地良さが魅力的。ぜひ予約して訪れたい野菜フレンチです。
- レストラン
- 中目黒・代官山
- ビストロ
- フレンチ
- ワイン
- 東京
- 野菜料理
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- Summary
- 1.オリジナリティあふれる華やかなフレンチを、ぐっと身近にカジュアルに!『ビストロ イノッチ』【中目黒】
2.熊本出身のシェフが故郷の食材をふんだんに使う、野菜尽くしのメニュー
3.コースもアラカルトも。日常使いしたくなるラフさと心地良さが魅惑
住宅街に現れる青&緑が目印『ビストロ イノッチ』(中目黒)
東急電鉄・東京メトロの中目黒駅から徒歩5分。路地を入って静かな住宅街に差しかかったあたりで目に飛び込む、青のテントと緑の柵。
2018年9月9日にオープンした『BISTRO INOCCHI (ビストロ イノッチ)』のサインは、初めて通ると洒落たカフェに見えてしまう。
オーナーシェフは、猪口玄洋(いのくち のりひろ)さん。フランスで1年間修業したのち帰国、『ミシュランガイド東京』掲載の常連店である『タテルヨシノ』に入り、吉野建氏のビストロ『ラ・トルチュ』でシェフとして活躍した。
経歴を聞くと、かしこまったフレンチレストランをイメージするが、店内は予想に反してカジュアル!アットホームな温かさが店内の隅々まで満ちていて、肩の力がスーッと抜け、急に食欲が湧いてくる。
通り沿いには、狭小ながらも心地良いテラス席(写真上)があり、まるで街の密かなリゾート! ランチなら陽だまりの中で、ディナーなら夜風や月を楽しみながらのんびりとおいしい時間が過ごせそうだ。
「イノッチシェフ」と呼んでもいいですか?
「いいですよ~」と、答えてくれそうな優しい笑顔の猪口シェフ。「僕の好きな空間で、本当においしいものを食べていただきたいと想いを温めてきました」と語る。
また、「カフェ文化が好き」という猪口シェフ。冒頭で外観をカフェのようだと感じたのもなるほどで、猪口シェフはガチガチのフランス料理店というより、むしろカフェに近い雰囲気を醸し出したいと思っているのだ。
トラディショナルなフレンチにシェフのアイデアが加わった一皿を!
そんな『ビストロ イノッチ』の料理はトラディショナルなフレンチ。まずは、野菜と穀物で奏でるスペシャリテを!
運ばれてきたお皿を前に、うっとりしてため息しか出ない……。これが猪口シェフのスペシャリテ「50種の季節野菜と穀物のテリーヌ」(写真上)。
入荷する野菜によって内容は変わるが、野菜と穀物、鶏のだし、ゼラチンだけで仕立てた夢のような一品。できればシェアせず、1人ひと皿をオーダーしようではないか。
使用する野菜と穀物、合計50種の名を明記したメニューがあるので、ひと口ごとに照らし合わせながら、風味と食感を確認して味わいたい。
パテをパイに包んで焼きあげるパテ・アンクルートは、手間ひまかかる料理ゆえ、提供するレストランが少なくなっている昨今。猪口シェフは、師匠・吉野シェフのスペシェリテでもあったパテ・アンクルートを大切に作り続けている。
「熊本天草産猪肉のパテ・アンクルート」(写真上)は、猪口シェフの故郷、熊本県天草から届く猪肉が主役。「猪つながりですからね!」と笑うが、故郷・熊本の猪を、積極的に使うのが同店の特徴でもある。
きれいな猪肉に、豚トロやピスタチオをアクセントとして入れて、色合いと食感に広がりをプラス。添えられたミョウガやシャインマスカットが小粋で、トラディショナルな仏料理にオリジナリティを加えようとする猪口シェフの姿勢がよく伝わる。一見濃厚そうだが、スパークリングワインと合わせて軽やかにどうぞ。
コースだけじゃない! ワイン片手に季節の一皿も楽しめる
ワインは、自然派とクラシックタイプの両方が揃う。フランス産だけに特化せず、イタリア産のほか、チリ産や日本産もラインナップするが、セレクトの基準は「僕が素直においしいと思ったもの」。その中でも猪口シェフが特におすすめする1本は、写真上・中央の「マルク・ブレディフ ヴーヴレイ クラシック」(フランス・ロワール)。「酸味と甘みとコクのバランスがすごくいいですよ」と猪口シェフ。
ワインを飲んでいると、運ばれてきたのが「鴨胸肉のローストスパイス風味」(写真上)。滋味深い鴨料理も、カラフルな野菜に囲まれて登場する。
付け合わせの野菜は、レンコンの穴にマスタードを詰めた洋風辛子レンコン、ケールの素揚げ、ビーツ、コールラビ、紅白ラディッシュ、紫白菜のピクルスなど彩り豊か。
鴨肉は、ハチミツを塗ってパリッと焼き上げた皮に、黒こしょう、クローブ、コリアンダーなど数種類のスパイスを効かせている。シンプルなジュード・プーレ(鶏だし)を煮詰めてとろんとしたソースを絡めながら味わえば、赤ワインのグラスに幾度となく手が伸びる。
真白な皿に、紫芋のチップスをちりばめたデザートは「フォンダンマロン あずきのアイスクリーム」(写真上)。どちらから食べるか迷うが、熱々のフォンダンマロンにフォークを入れたい。中からマロンクリームがとろりとあふれ、にんまり。中央のサツマイモのソースを絡めたり、あずきのアイスクリームと合わせたり、紫芋のチップですくったり。
故郷・熊本愛にあふれる猪口シェフ。「くまモン」の焼酎一升瓶がカウンターにあるのも微笑ましく、職人肌の猪口シェフに親しみが湧く。
前菜からデザートまでをコースでゆっくり満喫するのはもちろん、カウンターにふらりと座って、季節の一皿とグラスワインで緩むのもいいだろう。自慢の食材「猪」談義、料理への想いが聞けるかも。
【メニュー】
▼ランチ
MenuA 1,800円
MenuB 2,600円
MenuC 4,500円
▼ディナー
シェフおすすめコース 4,800円/6,800円
▼アラカルト
50種類の季節野菜と穀物のテリーヌ 1,500円
熊本天草産猪肉のパテ・アンクルート 1,600円
鴨胸肉のローストスパイス風味 1,900円
猪ロースのロースト 1,800円
猪頭肉のフロマージュテット コラーゲンたっぷり 800円
フォンダンマロン 700円
▼ワイン
ボトル 4,000円~
グラス 700円~
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です
BISTRO INOCCHI
- 電話番号
-
050-5487-6123
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
ランチ 11:30~15:00
ディナー 18:00~22:00
定休日:月曜日
2023年6月の定休日は、月曜日ではなく、水曜日と隔週日曜日(18日)です。
2023年7月以降の定休日は、月曜日と隔週日曜日(2日、16日、30日)です。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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