旬の「長芋」がメインおかずに変身! 肉巻きやグラタンなど、ホクホク食感を楽しむ長芋レシピ3選

dressing編集部

Summary
1.旬の長芋で簡単に作れる洋風レシピを3種類ご紹介
2.4~5月に収穫される「春掘り」の長芋は、うまみが凝縮された濃厚な味わいが特徴
3.肉巻きステーキやグラタン、コロッケなどの洋風アレンジで華やかに

春に収穫される長芋は、加熱料理がオススメ!

すり下ろしてとろろにしたり、そのままのシャキシャキ食感を味わったり、さまざまな楽しみ方ができる長芋。
長芋の旬は、秋と春の2回。
11~12月に収穫された長芋は「秋掘り」と呼ばれ、アクが少なく、ひげ根を取れば皮ごと食べられるのが特徴で、生で食べるとおいしい。

一方、4~5月に収穫された「春掘り」と呼ばれる長芋は、土の中で熟成されるためうまみが凝縮。甘みとコクがあり、濃厚な味わいが特徴なので、加熱調理で味わうのがオススメ。

「山のうなぎ」とも呼ばれる長芋は、消化酵素やビタミン、カリウムなどが含まれ、消化促進や疲労回復、美肌効果も期待できる栄養豊富な食品。

今回は「春掘り長芋」を使って、山芋が主役のおかずレシピ3品をご紹介。それぞれのレシピで、長芋特有の食感を楽しもう!

■厚切りでホクホク食感が絶品「長芋の豚バラ巻きステーキ」

長芋を厚切りにして豚バラ肉を巻いた「長芋の豚バラ巻きステーキ」のレシピを紹介する。
厚めの輪切りにしてレンジ加熱をしてからフライパンで焼くことで、長芋のほっくりとした食感が際立つ。コクのある春掘り長芋と豚バラ肉の組み合わせが絶品だ。

材料 (2人分)

・長芋 … 12cm
・ニンニク … 1かけ
・豚バラ薄切り肉 … 6枚
・片栗粉 … 適量
・オリーブオイル … 大さじ1
・[A]醤油 … 大さじ1
・[A]みりん … 大さじ1
・[A]レモン汁 … 大さじ1/2
・塩、コショウ … 適量
・クレソン … 適量

作り方(調理時間:30分)

① 長芋は皮をむき、2cm幅の輪切りにする。耐熱容器に入れてふんわりラップをし、600Wの電子レンジで3分加熱する。ニンニクは薄切りにする。

② まな板に豚バラ薄切り肉を1枚広げ、山芋を巻いて片栗粉をまぶす。あとの5枚分も同じように繰り返す。

③ フライパンにオリーブオイルを引いて中火で熱し、ニンニクを加えて香りが立ったら、②を豚バラ肉のとじ目が下になるように並べて焼き色がつくまで3分焼く。裏返して蓋をし、さらに3分焼く。

④ キッチンペーパーで余分な油を拭き取り、Aを加えて絡めながら2分ほど煮詰め、塩、コショウをふる。

⑤ 器に盛り、クレソンを添える。

■角切りとすりおろし、2種類の食感が楽しめる「長芋のグラタン」

角切りとすりおろしの異なる食感の長芋を合わせた「長芋のグラタン」のレシピ。
すりおろした長芋はホワイトソース代わりになるため、小麦粉を使わずにとろみづけができる。とろろソースに角切りの長芋も加えることで違った食感も楽しめる。
散らしたレモンの果肉を途中でかじりながら食べると酸味がプラスされ、さわやかなアクセントに。

材料 (2人分)

・長芋 … 300g
・タマネギ … 1/4個
・アスパラ … 5本
・パセリ … 適量
・バター … 10g
・むきエビ … 8尾
・卵 … 1個
・[A]牛乳 … 100ml
・[A]顆粒コンソメ … 小さじ1/2
・[A]塩、コショウ … 適量
・ミックスチーズ … 30g
・レモン(いちょう切り) … 適量

作り方(調理時間:40分)

① 長芋は皮をむいて1/3量を1.5cmの角切りにし、残りをすりおろす(すべりやすいのでキッチンペーパーで包むと良い)。タマネギは薄切りにし、アスパラは根元を切り落として下半分の皮をむき、3cm幅に切る。パセリはみじん切りにする。

② フライパンにバターを入れて中火で熱し、タマネギ、角切りの長芋、アスパラをしんなりするまで炒め、むきエビを加えて色が変わるまで炒める。

③ ボウルに卵を溶き、すりおろした長芋とAを加えて混ぜる。

④ 耐熱容器に②を入れて③をかけ、ミックスチーズをのせて200℃のオーブントースターで焼き色がつくまで約15分焼き、パセリを散らしてレモンをのせる。

■つぶしてなめらか食感の「長芋のとろふわコロッケ」

つぶした長芋でチーズを包んだ「長芋のとろふわコロッケ」のレシピ。
レンジ加熱をしてつぶした長芋でチーズを包んで揚げることで、長芋のなめらかな食感にとろけたチーズが合わさりとろふわ食感に。ポイントは長芋をしっかりつぶすこと。なめらかにすることでまとまりやすくなる。

材料 (2人分)

・長芋 … 300g
・ベーコン … 1枚
・[A]牛乳 … 大さじ2
・[A]バター … 10g
・[A]塩、コショウ … 適量
・シュレッドチーズ … 20g
・小麦粉 … 適量
・溶き卵 … 1/2個分
・パン粉 … 適量
・揚げ油 … 適量
・ベビーリーフ … 30g
・ミニトマト … 2個

作り方(調理時間:30分)

① 長芋は皮をむいてひと口大に切り、耐熱容器に入れてふんわりラップをし、600Wの電子レンジでやわらかくなるまで5分加熱する。ベーコンは1cm角に切る。

② 長芋をマッシャーかフォークでつぶし、ベーコンとAを加えて混ぜて冷蔵庫で15分ほど冷やす。

③ 手に小麦粉(分量外)をつけて②を4等分にし、中にシュレッドチーズを包んで俵型に成形して小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。

④ 揚げ油を180℃に熱し、③を入れてきつね色になるまで約3分揚げる。

⑤ 器にベビーリーフを敷き、④を盛り、ミニトマトを添える。

旬の春掘り長芋で、おもてなしにも使える主役級レシピを紹介した。厚切りのホクホク食感や、すりおろしのふわっと軽い食感など、調理の仕方によって様々な食感を楽しめる長芋ならではのアレンジレシピをぜひ試してみてほしい。




【レシピ作者プロフィール】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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