「バンバンジー」の自家製だれと鶏肉の茹で方がわかるレシピ!四川名料理人『ピャオシャン』井桁シェフ直伝
【シェフ直伝・絶品レシピ】おいしい理由が必ずあるのが、プロのレシピ。お店に食べに行ってみたいけれどすぐには行けない…そんなときは、まず自宅でレシピ通りに作って食べてみよう。プロのレシピだからこその味に驚き、お店への興味も高まるはず。そんな食の楽しみ方を提案します。
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- Summary
- 1.テレビ料理番組などでも大活躍、麻布十番の四川料理店『ピャオシャン』井桁良樹シェフ直伝
2.本場四川料理を、日本の家庭でもおいしく再現できるように書き下ろしたレシピ
3.プロならではの調味料の配合、調理のテクニックがすごい
四川料理の名料理人・井桁良樹シェフ直伝レシピ
本場中国でさらなる研鑽を積み、六本木ヒルズ内に話題の新店をオープン。今ではおなじみとなった「よだれ鶏」を日本に紹介したことでも知られる『老四川 飄香(ピャオシャン)』オーナー、井桁良樹シェフ。
「棒棒鶏(バンバンジー)も日本ではよく知られる代表的な中国料理ですね。鶏肉をしっとり仕上げて、ご家庭で本格的な味を再現してください」
まずは作って食べてみることからスタート。その味わいを体験してみましょう!
本場中国の「バンバンジー」は…
「棒棒鶏」と書いてバンバンジーと読む料理。なぜこの名前がついたかというと、肉質の硬い雄鶏をバンバン!と棒で叩いて調理した、というのが由来だそう。現地の「棒棒鶏」は鶏肉と長ネギの細切りで作り、キュウリは入りません。四川では野菜を生で食べる文化がないからです。
鶏肉をゆでるときは、お湯がたっぷり入った大きめの寸胴鍋がベスト。爽やかな香りと舌のしびれるような辛みが特徴の花椒(ホアジャオ)の粒をゆで汁に入れて香りをまとわせます。花椒は大きめのスーパーや百貨店、中華食材専門店などで購入できます。
プロの味に近づく、3つの秘訣
自家製だれの配合と鶏肉をしっとりと仕上げる方法を説明し、彩りよくキュウリも盛り付けた「棒棒鶏」レシピをご紹介します。
次の「3つの秘訣」でおいしさアップ。省くことなく、実践しましょう。
【その1】鶏肉は骨付きを
骨付き肉を使うと熱を加えたとき肉が縮みません。
【その2】鶏肉の火入れ
鶏肉はたっぷりの熱湯で5分ほど煮て火を止め、余熱で中までじっくり火を通すことでしっとりやわらか。冷めたスープに漬けておけば冷蔵庫で2~3日保存できます。
【その3】タレのベースは豆板醤
豆板醤をじっくり炒めて香りを立たせ、風味よく仕上げます。
材料(2~3人分)
・骨付き鶏モモ肉 … 1本
・キュウリ … 1/2本
・長ネギ … 20g
・香菜 … 適量
・ピーナッツ … 適量
■ 鶏の茹で汁
・水 … 2L
・塩 … 30g
・紹興酒 … 小さじ4
・長ネギの青い部分 … 1本分
・生姜 … 1片
・花椒(粒) … 10粒
■ タレ
・サラダ油 … 大さじ3
・豆板醤 … 小さじ2
・醤油 … 小さじ2
・砂糖 … 大さじ1と1/2
・黒酢 … 小さじ2
・芝麻醤(白練りゴマで代用可) … 大さじ2
・ラー油 … 小さじ2
・ゴマ油 … 小さじ2
・花椒(粉) … 少々
・炒りゴマ … 少々
・生姜 … 小さじ1
・ニンニク … 小さじ1
作り方(調理時間:約15分)
■下準備
・鶏肉は、冷蔵庫から出し常温にもどし、骨に沿って軽く切れ目を入れておく。
・材料を計量する。
・キュウリと長ネギは、5cm長に切りそろえたあと、千切りにする。
・鶏の茹で汁用の長ネギの青い部分と生姜を、包丁の背で押すようにしてつぶす。
・タレ用のニンニクと生姜を、極みじん切りにする。
- ポイント
- ・上記は、たっぷりのお湯が入る寸胴鍋で作る場合の時間。大きな鍋がなく水の量を半分で作る場合は、長めに10分ほど火にかけ、20~30分ほど余熱で置いておくなど、加減をする。
- ポイント
- ・その後、軟骨も丁寧に取り除く。
- ポイント
- ・豆板醤は炒めることで香り高くなる。
- ポイント
- ・早く冷ましたいときは、氷水の入ったボウルにあてる。
- ポイント
- ・ニンニク・生姜と油分のある調味料は、あとから加える。
老四川 飄香小院
- 電話番号
-
050-5487-7780
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
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※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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