蔵前の『菓子屋 シノノメ』が『喫茶 半月』を併設して超話題に! 新たなスイーツの聖地が誕生
スイーツファンに愛される蔵前『菓子屋 シノノメ』が、カフェ『喫茶 半月』を併設しました。『シノノメ』のカウンターには、焼き立てのパンや菓子、パウンドケーキ、袋入りのクッキーなどがずらり。これらは全て店内に併設された工房で毎日作られています。『喫茶 半月』では、各5種類のカフェ、ソフトドリンク、スイーツに合う軽いカクテルを用意。スイーツ好きにはたまらない一軒です。
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- 1.スイーツファンに愛される蔵前『菓子屋 シノノメ』が、カフェ『喫茶 半月』を併設し新オープン
2.自然素材にこだわった焼き菓子とともに、ストーリーを感じさせる独特の空間も人気
3.『喫茶 半月』では、「季節のシュークリーム」や、お菓子に合う軽いアルコールも提供
蔵前で愛される「焼き菓子」の聖地が、カフェを併設して新オープン
今、下町エリアのトレンドスポットとして注目されているのが台東区・蔵前だ。古いビルをリノベーションしたおしゃれで個性豊かなカフェやショップが次々にオープンし、若い世代、特に女性の人気を集めている。
なかでも「蔵前といえばここ」と、スイーツ好きで知らない者はいないという超人気店が『菓子屋 シノノメ』。
墨田川沿いの倉庫をリノベーションした花屋&カフェ『from afar(フォロムアファー)倉庫01』の焼き菓子が人気を集め、そのテイクアウトを希望するお客が殺到したため、2017年11月に週末限定の小さなテイクアウト専門店『シノノメ』を蔵前駅(都営浅草線・大江戸線)近くにオープンした。
その店にも行列が絶えなくなったため、2018年10月6日国際通り沿いに移転、カフェ『喫茶 半月(はんげつ)』を2階に併設した形でオープンを果たした。
今では、元々週3日だった営業を5日に増やしたものの、開店する12時前には既に長い行列ができるほどの盛況ぶりだ。
まずは1階『菓子屋 シノノメ』で自慢の焼き菓子を
1階『菓子屋 シノノメ』のカウンターには、焼き立てのパンや菓子、パウンドケーキ、袋入りのクッキーなどがずらりと並ぶ。これらは全て、店内に併設された工房で毎日作られている。
唯一無二のセンスで人気を博した『from afar 倉庫01』の雰囲気を、そのまま残している店内。どこを撮っても絵になる空間も、若い女性に人気の理由だ。
種類豊富な『菓子屋 シノノメ』の焼き菓子は、いずれも名品!
多くの焼き菓子のなかでも一番人気は、焼きたての状態でカウンターに並べられるクロワッサンやスコーン、デニッシュ類。まだ温かいうちに飛ぶように売れていくので、確実に入手するには早めに行くのがおすすめ。
不動の人気ナンバーワンは、「スコーン」(写真上は季節のスコーン「バタースコッチのスコーン」※季節によって味の変更あり)。
スコーンと言ってもさまざまなタイプがあるが、同店のものは層がざっくりと分かれているタイプ。全粒粉の強力粉を使用し、粉とバターをサラサラになるまで混ぜ合わせているため、外はザクザク・中はふんわり軽い食感だ。食べる直前に軽く温めると、発酵バターの香りがふわりと立ちのぼり、さらにおいしくいただける。
そのほかにも、「クロワッサン」「シナモンロール」といったおなじみのパンや、アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネペーストが入ったサクサク食感の菓子パン「アーモンドとヘーゼルナッツのスティックデニッシュ」など、スイーツファンにはたまらない一品が揃う。
焼きたてのパン類に次いで人気が高いのがパウンドケーキ。イチオシは、香り高い高級コニャックをたっぷり使った「ブランデーケーキ」や「ラム酒漬けいちじくとキャラメルパウンドケーキ」など。
イチゴとフランボワーズを練りこんで焼き上げ、ホワイトチョコでコーティングした「いちごとホワイトチョコのパウンドケーキ」(写真上)は、甘酸っぱいイチゴ風味の生地、ミルキーなホワイトチョコレートのバランスと相性が抜群。きめ細かな生地によるなめらかさが心地よい。
袋入りの焼き菓子も目移り必至
種類が多く比較的手に入りやすいのが、クッキーなどの袋入り焼き菓子。だが、こちらも人気商品は早々に売れてしまい、夕方前には数えるほどの種類しか残っていないことも多いという。
不動の一番人気は、おなじみの焼き菓子「フロランタン」(写真上)。厚みのあるサクサクのクッキー生地から広がる発酵バターのふくよかな香り、キャラメルでコーティングしたスライスアーモンドの芳ばしさが口のなかでひとつになり、食べ始めると後をひいて止まらないおいしさ。熱烈なファンが多いのも納得だ。
焼き菓子には、季節感も反映している。大き目にカットしたレモンピールとミントの葉の粉末を生地に練りこんだ「レモンミントクッキー」(写真上)は、さわやかな風味でこれからの季節にぴったり。ミントはほんのり香る程度なので、いわゆるミント味が苦手な人にもおすすめ。
かわいい見た目と軽やかな口当たりで人気が高まっているメレンゲクッキーは、季節によってフレーバーを変えている。取材時は、ほのかな甘酸っぱさが心地いい「メレンゲ・フランボワーズ」(写真上)。
2階はカフェ『喫茶 半月』、上品空間に癒される
『菓子屋 シノノメ』だけでも時間を忘れるほどあれこれ迷ってしまうが、ぜひ2階に併設されているカフェ『喫茶 半月』も訪れて欲しい。
階段をのぼって目に飛び込んでくるのは、この店のシンボルともいえる20席ほどもある長いカウンターと、広々としたゆとりのある空間。
カウンターに向かって右奥には、アンティークのソファや1人掛けの椅子(写真上・左)が並べられている。エキゾチックな色味の絨毯(じゅうたん)と相まって、絵画のような美しさ。ひとりで訪れても落ち着いてくつろげる席が用意されている心遣いが嬉しい。
カウンター左側は、2人掛けのテーブル席(同・右)。古いくもりガラスを通して入る光が、店内にやわらかな陰影を与えていることも、落ち着く理由だ。
上品な甘さ、スタイリッシュなフォルムのシュークリームに感動!
『喫茶 半月』では、各5種類のカフェ、ソフトドリンク、スイーツに合う軽いカクテルを用意。スイーツは5種類、「季節のシュークリーム」「ロールケーキ」「鉄観音のパンナコッタ」「オペラ」「レアチーズケーキ」が堪能できる。
自家製カスタードに旬のフレッシュな果物を使用している「季節のシュークリーム」は、凛としたフォルムが息をのむような美しさ。
取材時は「フレッシュいちごとほうじ茶クリーム」(写真上)。
目を引くクリームは上品な甘さとさっぱりしたほうじ茶の香りで、どこまでも軽い味わい。サクサク食感のシュー、まるでコンフィチュール(砂糖煮)のように濃厚な甘さの生イチゴ、シューに忍ばせたザクザク食感のチョコレート、すべてがひとつになってシンフォニーのような感動を生むシュークリームだ。
「ロールケーキ」(写真上)は、オールシーズン食べられる同店の定番スイーツ。バニラビーンズ入りの生クリームに、ほんのりウイスキーを加えている。
ウイスキーの香りは言われなければわからないほどだが、それでも「このクリームは何かが違う」と感じさせる複雑な味わいを与えている。
これらのスイーツには「カフェラテ」(写真上)がぴったり。
パワフルなスチームで世界中のバリスタに高く評価されている『シモネリ社』のエスプレッソマシンで淹れており、香り高さとなめらかな口あたりが心地よい。
先述の通り、同店ではスイーツに軽めのアルコールを合わせることもできる。紅茶風味のリキュールに柚子をきかせた「柚子と紅茶のジン」(写真上・左)の華やかな酔い心地は、お菓子の味わいをさらに膨らませてくれる。
アルコールは昼間からオーダー可能なので、休日の昼間からゆっくりくつろぐのもおすすめだ。
コンセプトは「毎日食べられるお菓子」
『菓子屋 シノノメ』『喫茶 半月』、どちらの菓子にも共通しているのは、刺激の強い香料やくどい甘みが皆無で、心が癒されるような穏やかな甘みであること。それでいて、味わいにはどこか独創性が感じられる。
「毎日食べられるお菓子」をコンセプトに、安心かつ自然な素材を使いつつ、唯一無二な存在を目指しているためだろう。
「流行りだけを追うのではなく、本当においしく、いつの時代も愛されるお菓子作りを大切にしています」(広報担当者)
スタッフもまた、この店の空間にぴったり調和する雰囲気の方ばかり。聞けば求人はSNS経由のみで行っているとのこと。この店を愛するファンだけが応募してくるからこそ、これだけ自然にこの店の雰囲気と調和しているのに違いない。
「この店の空間も、焼き菓子も、すべてスタッフが好きなものの集大成なんです」(広報担当者)
この店を訪れる客は、焼き菓子とともに、そこに込められたスタッフの想い、ゆったり流れる時間をも持ち帰るのだろう。
【メニュー】
▼菓子屋 シノノメ (1階ショップ)
季節のスコーン 300円
いちごとホワイトチョコのパウンドケーキ、ブランデーケーキ、ラム酒漬けいちじくとキャラメルパウンドケーキ 400円
フロランタン 400円
レモンミントクッキー 380円
▼喫茶 半月 (2階カフェ)
ロールケーキ 500円
季節のシュークリーム 500円
カフェラテ 550円
柚子と紅茶のジン 650円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込みです
菓子屋 シノノメ/喫茶 半月
- 営業時間
-
12:00~18:30
定休日:菓子屋 シノノメ:水曜、喫茶 半月:火曜・水曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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