「イタリアの郷土料理」を東京で堪能!北から南まで東京のおいしい”郷土イタリアン”10選
東京の郷土イタリアン(イタリアの郷土料理・田舎料理)が楽しめる、イタリアンレストランを厳選して紹介。マルタ料理専門店『レストランマルタ』(新橋)、北イタリア料理の『ペペロッソ』(三軒茶屋)、トスカーナ料理の『ラ トラットリアッチャ』(広尾)、ミラノ発『イル パンツェロット』(代官山)、トスカーナ料理の『マンマ ルイザズ テーブル』(恵比寿)、『ヴィッラ・マニョーリア』(吉祥寺)など厳選。
- レストラン
- イタリアン
- 東京
- まとめ
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- 1.東京にいながら「郷土イタリアン」が楽しめる、ツウなレストランを厳選して10店紹介
2.北イタリアの郷土料理、マルタ料理、トスカーナ料理、ローマ料理など
3.イタリア郷土料理とイタリアワインのペアリングも魅力的!
東京にいながら「イタリア郷土料理」を楽しめるイタリアン10店!
日本でも都道府県ごとにバラエティー豊かな郷土料理があるように、イタリアも地域ごとに特色の違う“郷土イタリアン”が多数ある。パスタやピザなどのメジャーなメニュー以外にも、まだまだ我々の知らないマニアックな料理が存在するのだ。
今回は、そんなイタリア郷土料理が味わえる、東京都内のレストランをピックアップ。知っているようで実は知らない、イタリアグルメの新たな魅力を発見できるはず。
【三軒茶屋】イタリア北部フリウリ地方の郷土料理がウマすぎ『ペペロッソ』
料理芸人クック井上。さんがイチ押しの餃子店を紹介する人気連載からは、三軒茶屋『ペペロッソ』で提供される「チャルソンス(Cjarsons)」(写真下)をご紹介。
イタリア北部のフリウリ地方の郷土料理だというこのメニュー。見た目は水餃子そっくりだが、もちろん皮はパスタ生地。卵は使わず、強力粉、塩、水を1日かけて練り上げ、さらに一晩寝かせることでもっちりとした食感を引き出している。
気になる具材は、ドライイチジクとペーストしたジャガイモ。それをシナモン、カカオ、塩、砂糖、バターで甘めに味付けし、パスタ生地で包んでいる。
仕上げに砕いたクルミ、ミントの葉、リコッタチーズ、砂糖をまぶせば完成。甘じょっぱいソースをかけていただくという、独特のスタイルだ。
他にも、「牛ハツのグリル」や「ラビオリ」など、フリウリ料理をリーズナブルな価格で楽しめる。
ワインとイタリアンビールも充実しており、500種以上のラインナップが揃うので、イタリアに行かずとも、本場の空気を思う存分味わえそうだ。
ペペロッソ(PepeRosso)
- 電話番号
-
050-5487-0235
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
ランチ 12:00~16:00
(L.O.15:00)
ディナー 18:00~23:00
(L.O.22:00)
定休日:不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【広尾】旬の食材をシンプルに味わう!『ラ トラットリアッチャ』で本場トスカーナ料理を
旬の食材を、フレッシュなオリーブオイルでシンプルに調理するトスカーナ料理。
広尾にある 『La Trattoriaccia(ラ トラットリアッチャ)』は、そんなトスカーナ料理を存分に味わえるレストランだ。
豚の頭部の肉をボイルし、複数の香辛料とともに固めた 「自家製ソップレッサータ」(写真上)は同店で特に人気の前菜。少しだけ豚足も混ぜることで、ゼラチン質を感じるうまみたっぷりの一品に仕上がっている。
その他、日本で目にする機会が少ない伝統的なパスタや、イタリアワインと相性抜群の肉料理も勢ぞろい。家族連れOKのカジュアルなお店なので、にぎやかな雰囲気のなかでトスカーナ料理を楽しむことができる。
ラ トラットリアッチャ
- 電話番号
- 050-3464-4005
- 営業時間
-
ランチ:12:00~14:30(L.O.13:30)、ディナー:18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:毎週日曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【吉祥寺】イタリア全土の郷土料理が楽しめる貴重なイタリアン『ヴィッラ・マニョーリア』
『VILLA MAGNOLIA(ヴィッラ・マニョーリア)』は今から6年前、「イタリアのさまざまな郷土料理を知るキッカケを作りたい」という願いを持ったオーナーが吉祥寺にオープンした店。メニューにはさまざまな州の料理が約30種類あり、この店だけで自分好みのイタリア郷土料理のイメージがつかめること請け合いだ。
こちらの『タリオリーニ~イタリア産カルチョーフィのソース~』はエミリア・ロマーニャ州の郷土料理。その中でも最も広く食べられているのが「タリオリーニ」。卵黄のコクと小麦の甘みが強く、細麺ながら手打ちパスタ特有のモチモチ感がしっかり感じられる。中華麺のような縮れがあるので、ソースとの絡みも抜群だ。
「コーダ・アッラ・ヴァチナーラ」(写真上)はローマの郷土料理で、いわゆる牛テールの煮込み。牛骨から溶け出した力強いうまみに、セロリ、トマトなどの香味野菜の甘みが加わり、複雑で奥深い味わいに仕上がっている。
イタリア郷土料理に関する知識がない人でも、この店を訪れたら、自分の好みの郷土料理が必ず見つかるはず。ぜひ予約して訪れたい一軒だ。
ヴィッラ マニョーリア(VILLA MAGNOLIA)
- 電話番号
-
050-5488-1329
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
月~金
ディナー 18:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
土・日・祝
ディナー 17:30~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
ランチ 11:30~15:00
(L.O.14:00)
定休日:月曜日・火曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【中目黒】シックな空間で味わう絶品イタリア郷土料理『リストランテ シンティッラ』
中目黒に店を構える、大人のためのイタリアン『リストランテ シンティッラ』。こちらはイタリア郷土料理を軸にした、洗練されたモダンイタリアンが味わえるお店だ。
シェフをは、老舗リストランテ『サバティーニ』や、トスカーナ料理メインの『ダノイ』で修業。モダンイタリアンとはいえ、あくまでベースはイタリア郷土料理となっている。
日本全国から取り寄せた、四季折々の素材を余すことなく一皿に表現。「ホロホロ鳥のガランティーヌ」(写真上)は、ホロホロ鶏1羽を余すことなく使用。ヴェネト州でよく食べられているというホロホロ鳥を丸ごと開き、内臓や余分な肉を除いて平らに成形。ミンチは、さまざまな部位が使われているため、食感、味わいが多彩に重なり、奥深い味わいだ。
もちろんワインも充実。“自然派ワインの達人”がセレクトした充実のラインナップとなっている。
イタリアンと言えばカジュアルなイメージもあるが、ぜひ洗練された空間で、日常を忘れモダンなイタリアンを楽しんでみてはいかがだろう。
ristorante scintilla
- 電話番号
-
050-5488-3807
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
火~土
17:30~23:00
(L.O.20:30)
【ディナー】17:30 〜 (L.O.20:30)・レストラン利用は当日16時までの完全予約制
定休日:月曜日・日曜日
祝日や連休の中日の日曜は営業する場合もございます。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【三軒茶屋】アットホームなトスカーナ料理店『フェリチェッラ』
トスカーナ料理に特化したイタリア郷土料理とイタリアワインが楽しめるお店が、東京・三軒茶屋にある『フェリチェッラ』。トスカーナ地方はおいしい肉料理が豊富と言われ、Tボーンステーキやトリッパのほか、ギアラ(牛の第四胃)を煮込んだランプレドットなどがその代表的な料理だ。
同店ではそんな肉料理も豊富にそろえるが、野菜料理もおすすめのひとつ。それが、「契約農家産直野菜の前菜盛り合わせ」(写真上)。無農薬で年間100品目ほどの野菜を育てている千葉の『サンバファーム』から取り寄せた野菜の数々を使用し、滋味豊富なその味わいを存分に表現している。
こちらは、「鴨肉の煮込みソースとポルチーニ茸のトスカーナ伝統の手打ちパスタ“ピーチ”」(写真上)。卵を使わず、うどんと同じように、ぬるま湯、塩、強力粉のみで作る手打ちパスタは、もちもちとした食感が魅力的。ソースは、現地ではラグーやトマト、うさぎ肉などで作るのが一般的だが、同店では鴨肉をチョイス。香味野菜とともに煮込んで、甘みが感じられるソースに仕上げ、イタリア産のポルチーニ茸と合わせている。
本場トスカーナでは、家族経営のアットホームなお店も多いというが、残業や飲み会帰りにも、ふらりと立ち寄って店主の顔が見たくなる。そんなお店でくつろぎの時間を楽しめば、食べることも杯を交わすことも今よりもっと好きになれそうだ。
三軒茶屋 フェリチェッラ
- 電話番号
-
050-5488-0264
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
18:00~22:30
(L.O.21:30)
定休日:日曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【恵比寿】トリッパや黄金色リゾット、各地の郷土料理が絶品『イル バロンドーロ』
あのイタリアンの名店『イル ボッカローネ』で19年間勤務し、そのうち13年間は料理長として腕を振るっていたシェフが満を持して開いた、小さなイタリアン。それが『イル バロンドーロ』だ。シェフはイタリア北部から南部までの多くの店で修業。イタリアのマンマたちがシンプルかつ豪快に作る料理をベースに独自のイタリアンを展開する。
そのひとつが「ハチノス(トリッパ)とギアラのトマト煮込み」(写真上・左)。フィレンツェのトリッパ専門レストランのシェフから直伝された料理で、3時間以上も煮込まれたトリッパとギアラはトロトロだが、さらりとしたトマト風味で食べ飽きない。
「ラルド(豚背脂のハム)と黒トリュフのスパゲッティ」(写真上・右)は、白色ベースのパスタにたっぷりと黒トリュフがかけられているパスタ。ラルドの深いうまみと塩気、パルミジャーノとペコリーノという2種類のチーズ、トリュフの芳醇な香りにローズマリーが爽やかさを添える。
「一人でも、友達同士でも、家族連れでも。一品だけでも、たくさん食べても。様々な使い方ができる店でありたい」と語るシェフ。その時の気分やシチュエーションに合わせて利用したい。
イルバロンドーロ(IL BALLOND’ORO)
- 電話番号
-
03-5422-8977
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- 営業時間
-
18:00~翌2:00
最終入店:翌1:00
定休日:水曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【代官山】ミラノ発の包み揚げピザ専門店が日本上陸! 『イル パンツェロット』
今、イタリア・ミラノでは「パンツェロット」が大人気。「パンツェロット」とは、包み揚げピザのこと。イタリア・プーリア州の郷土料理で、第二次世界大戦の最中に生まれたといわれている。
そんなポピュラーなパンツェロットの専門店が、2019年1月に代官山にオープン。その名も『IL PANZEROTTO(イル パンツェロット)』。ミラノで人気のお店が、世界2号店目として選んだのが日本だった。
メニューは全部で8種類。一番人気はトマトソースとモッツァレラチーズの入った「CLASSICO(クラシコ)」(写真上)。
おかず系メニューだけでなく、ヌテラチョコスプレッドの入った 「CIOCCOLATA(チョコラータ)」(写真上)などおやつにうってつけのメニューも用意。
薄く伸ばしてから揚げた生地は、外はザクっと香ばしく、内側はしっとりもっちり食感。ひと口食べれば、クセになること間違いなしだ。
余分な油は切っているため、手掴みしても指に油が付きにくいのが嬉しいポイント。テイクアウトも可能なので行楽シーズンのお供にいかがだろう。
イル パンツェロット 代官山店
- 電話番号
- 03-6416-0824
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【恵比寿】トスカーナのマンマの味! 絶品手打ちパスタを食べるなら『マンマ ルイザズ テーブル』へ
イタリア・トスカーナ地方の名物、手打ちパスタなら絶対ここ! という店が、恵比寿の『マンマ ルイザズ テーブル』だ。
人気は、もっちり食感の「自家製パッパルデッレ」(写真上)。
パッパルデッレとは、イタリア語で「豪快に食べる」「食いしん坊」という意味を持つ、トスカーナ州の極太リボン状パスタ。ラグーソースとの組み合わせは、トスカーナ州で最もポピュラーな味付けなんだそう。
〆のドルチェも実にクオリティが高い。「トルタ デッラ ノンナ おばあちゃんのタルト」(写真上)は、素朴な味わいがクセになると同店でも大人気のメニュー。
おしゃれなのに、なんだかホッと落ち着ける。そんなイタリアのマンマ、ノンナ(おばあちゃん)の味をお腹いっぱい楽しんで!
マンマ ルイザズ テーブル
- 電話番号
- 03-6805-1337
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【日本橋】一度食べたらクセになる、イタリア郷土料理「フォカッチャ・ディ・レッコ」とは?
イタリア西部に位置するレッコ村の郷土料理「フォカッチャ・ディ・レッコ」。
一般的なフォカッチャは、オリーブオイルやハーブで味付けをした平たいパンをさすが、「フォカッチャ・ディ・レッコ」は、小麦粉生地でロンバルディア州名産のストラッキーノチーズを包み、パリパリに焼き上げた料理のことをいう。
2018年9月にオープンした「日本橋高島屋S.C.」内にある『フォカッチェリア・ラ・ブリアンツァ』では、この「フォカッチャ・ディ・レッコ」(写真上)が大人気。
小麦の甘さとチーズのコクが魅力的な同メニューは、注文後に成形し焼き始めるので、いつでも出来立て熱々。
同店では、食べ放題のビュッフェも楽しめるので、焼き上がりまでの時間に退屈する心配もなし。新鮮な野菜とシェフ手作りの料理満載のビュッフェを堪能しつつ、焼きたての「フォカッチャ・ディ・レッコ」を頬張る幸せをぜひ味わってほしい。
フォカッチェリア・ラ・ブリアンツァ
- 電話番号
-
050-5487-6295
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
-
ランチ・ディナー 11:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
ランチタイム11:00~15:30(14:30L.O)ディナータイム17:00~22:00(21:00L.O)
定休日:年中無休
※年末年始など、日本橋タカシマヤの定休日に準じます
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【新橋】日本唯一のマルタ料理専門店! 『レストランマルタ』の「フティーラピッツァ」はクセになるおいしさ
イタリア・シチリア島の南に位置する島国、マルタ共和国。
ここマルタの郷土料理はイタリア料理がベースだが、近くにあるギリシャやチュニジアの影響も色濃く受けているため、スパイス使いが実に多彩。新橋の『レストラン マルタ』は、日本で唯一専門店としてマルタ料理を楽しむことができる。
名物「フティーラ ピッツァ」(写真上)は、濃厚な2種のチーズ、うまみの強いマルチーズソーセージ、ラードで揚げたジャガイモなど、10種類ほどの具材を合わせたボリューム満点の一品。ヒダ状になった部分の生地はパリパリザクザク、底の部分はもっちりとしていて、一枚で何通りもの食感が楽しめる。
他にも、多様なスパイス使いが魅力的な前菜(写真上)や、マルタワインなども豊富に揃う。マルタ共和国の首相も来店したという、本格的な味わいを堪能しに行こう。
レストラン マルタ
- 電話番号
- 080-4378-9211
- 営業時間
-
月~金 ランチ:12:00~15:00(L.O.14:30)(ピッツァ生地が無くなり次第、早目に閉める事があります。 土曜日のランチは限定コース予約営業になります。) ディナー:17:30~23:00(L.O.22:30)
定休日:毎週日曜日 祝日 ※吉祥寺店は営業可能
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
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