「なすの味噌田楽」をつまみにお酒がすすむ! 日本料理『懐石小室』小室光博氏が基本のレシピを伝授
【シェフ直伝・絶品レシピ】おいしい理由が必ずあるのが、プロのレシピ。お店に食べに行ってみたいけれどすぐには行けない…そんなときは、まず自宅でレシピ通りに作って食べてみよう。プロのレシピだからこその味に驚き、お店への興味も高まるはず。そんな食の楽しみ方を提案します。
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- 神楽坂・飯田橋
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- Summary
- 1.『ミシュランガイド東京 2019』も継続して二つ星掲載店、神楽坂『懐石 小室』店主小室光博さん直伝
2.「なすの仕上げ方」「田楽味噌の作り方」を、家庭でもおいしく再現できるように書き下ろしたレシピ
3.家庭でもすぐに実践できる、プロのひと手間
和の名料理人『懐石小室』店主小室光博さんが、特別にレシピを公開!
『ミシュランガイド東京 2019』も継続して二つ星掲載されている『懐石小室』。信頼の味の根底には、「本物の食材を見つけ、その持ち味がいちばん光る料理をお出しする」という小室光博氏の信念と技があります。
ともすると緊張感の漂う敷居の高いお店と思いがちですが、小室さんはとても柔軟で和やか。
「おいしいものを作るには、おいしいものを食べること。私のおなかを見ればわかるでしょ?(笑) 料理上手に近道なし。まずは、イメージできるようにならないとね」と穏やかに話す小室さん。
「鮮度のよい食材を選ぶのが第一。なすは、トゲがある、切り口の色なども言われますが、袋に入っているとわかりにくいので、皮にツヤがあってハリがあるものを選ぶとよいでしょう」
作って食べてみることからスタート。その味わいを体験してみましょう!
小室さんに教えていただくのは「なすの田楽 鶏そぼろ味噌焼」
なすは、そのものの味もありますが、どちらかというと淡白。揚げ焼きして持ち味を引き出し、相性のよい肉と合わせます。
おかずにもおつまみにもなる「なすの田楽」。次の「3つの秘訣」でおいしさアップ。省くことなく、実践しましょう。
プロの味に近づく、3つの秘訣
【その1】180℃の油で揚げ焼きし、七割方火を通す
揚げ焼きすることで、なすの味を引き出します。高温の油で一気に揚げ、なす自体の水分を保持しましょう。
【その2】鶏そぼろは白味噌で
白味噌のコクのある甘みが、うまみを引き立てます。火にかける際は、焦げやすいので鍋底からすくうように絶えず混ぜてください。
【その3】仕上げに表面を焼く
なすに鶏そぼろ味噌をたっぷりのせたあと、表面をオーブン(オーブントースター)で焼くことで香ばしさが増します。
材料(4人分)
・なす(千両なす) 4本
・米油またはサラダ油 適量(フライパンの底がかぶる程度)
■鶏そぼろ味噌(作りやすい量)
・鶏ひき肉 50g
・酒 50g
・西京白みそ(漉し) 200g
・練りゴマ 10g 5gほど多めに入れてもおいしい
・みりん 50g
・生姜 5g
■仕上げ(例)
・青柚子 適量
作り方(調理時間:約20分)
■下準備
・調味料を計量しておく。
・生姜はすりおろしておく。
・なすは、頭をおとし縦半分に切り、皮目に4~5mm間隔の鹿の子切りにする。
準備完了。調理スタート!
- ポイント
- ・箸を3本にすると、よりほぐしやすくなる。
- ポイント
- ・火にかけている間は焦げやすいので、手を休ませず混ぜ続けること。
- ポイント
- ・生姜は最後に入れることで、風味をいかす。
器に盛り、青柚子をおろしてふりかける。
鶏そぼろ味噌が少し余ったので、小室さんに伺うと、「豆腐にトッピングしたり、おにぎりにつけて焼いたりしてもいいでしょう。生野菜のディップや、甜麺醤を混ぜてゆでたうどんやラーメンにあえても」と、使い道いっぱい! 作りおきにもよさそうです。
・山菜のごま和え
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
懐石 小室
- 電話番号
-
050-5487-3109
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
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12:00~13:00
17:00~20:00
〜2月7日
定休日:日曜日
祝日
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