朝食からランチまで! 蔵前・浅草エリアでおすすめしたい、居心地抜群の人気カフェ5選

dressing編集部

Summary
1.カフェ巡りにおすすめ! 浅草・蔵前エリアのカフェ情報を厳選して紹介
2.朝8時から開いているお店も! 朝食、ランチ、おやつなど、シーンに合わせて楽しめる
3.『菓子屋シノノメ』併設のカフェは、デートにもおひとり様にもぴったりの空間

つい寄り道したくなる! 浅草・蔵前エリアのおすすめカフェ5選

雷門や浅草寺など、東京の観光スポットの定番である浅草エリア。
“古き良き町並み”のイメージを持つ人も多いかもしれないが、少し足を伸ばした蔵前エリアには、おしゃれなクラフト雑貨を扱う専門店や、雰囲気抜群のカフェなど、トレンド感抜群のショップが点在。ここ数年で、若い女性を中心に注目が集まり、散策スポットとしても定番となりつつある。

今回は、そんな浅草・蔵前エリアでおすすめしたい、おいしさも居心地も抜群のカフェをご紹介。甘いもの好きにはたまらない焼き菓子専門店や、老舗ベーカリーが営む食パンカフェなど、デートにもおひとり様にもぴったりなお店ばかり。さっそく次の休日に足を運んでみてはいかが?

【1】スイーツ好きなら知らない人はいない!? 極上の癒し空間が広がる『喫茶 半月』

蔵前エリアのスイーツといえば、必ずと言って良いほど名前があがるのが『菓子屋 シノノメ』。その2階に併設されているカフェが、今回紹介する『喫茶 半月』だ。

『菓子屋 シノノメ』と『喫茶 半月』の開店経緯も実に興味深い。
もともと墨田川沿いにあるカフェ『from afar(フォロムアファー)倉庫01』で提供していた焼き菓子が人気を集め、テイクアウトを希望する声が殺到したことから、2017年11月、テイクアウト専門店『菓子屋 シノノメ』がオープン。

定番人気の「スコーン」(写真上)を初め、「パウンドケーキ」や「フロランタン」など、人気の焼き菓子がカウンターいっぱいにずらりと並ぶ光景はまさに圧巻だ。

そんな『菓子屋 シノノメ』ももちろん大人気。行列が絶えなくなったため、2018年10月、現在の国際通り沿いに移転。同店2階にカフェ『喫茶 半月』を併設するかたちでリニューアルオープンしたのだ。

『喫茶 半月』のシンボルとも言えるのが、この20席ほどある長いカウンター。席はカウンター以外にも、アンティークソファやテーブル席があり、一人でも複数人でも、居心地の良い時間を過ごすことができる。

同店でいただけるのは、「季節のシュークリーム」「ロールケーキ」「鉄観音のパンナコッタ」「オペラ」「レアチーズケーキ」のスイーツ5種。
カフェ、ソフトドリンク、カクテルなど、スイーツと相性の良いドリンクも充実している。

なかでも特に人気なのが、「季節のシュークリーム」(写真上・左)と「ロールケーキ」(写真上・右)。

取材時のシュークリームは、「フレッシュいちごとほうじ茶クリーム」。優しく上品な甘さのほうじ茶クリームに、軽やかな食感のシュークリーム。濃厚な甘さの生イチゴや、シュー生地に忍ばせたザクザク食感のチョコレートなど、さまざまな味と食感が絶妙に合わさった贅沢な一品。
ロールケーキは、もちっとした食感。生クリームにほんのりウイスキーを加えることで、風味豊かに仕上げられている。

お馴染みの定番スイーツでもワンランク違った表情を見せる同店は、訪れるたびに新しい発見と癒やしをくれるはず。

【2】創業77年! 老若男女に愛される老舗ベーカリーから誕生した『ペリカンカフェ』

年号を2つさかのぼり、昭和17年に創業した『パンのペリカン』。創業以来、食パンとロールパンの2種類のみを作り続ける、日本を代表する老舗ベーカリーだ。

そんな『ペリカン』から同じ国際通り沿いを2分ほど歩いたところにあるのが、『ペリカンカフェ』。

もちろん、こちらでいただけるのは『ペリカン』の食パンを使ったメニュー。2017年8月のオープン当初から、『ペリカン』ファンを中心に連日行列を作り続けている。

同店で一度は食べていただきたいのが「炭焼きトースト」(写真上)。
『ペリカン』で販売する食パンを厚さ3cmにカットし、特注の炭火焼台でトースト。ジャムとバターを添えていただく、実にシンプルなメニューだ。

両手で割くと、きめ細かい生地同士が互いを力強く引っ張り合い、食べる前から、生地のしっとり感が伝わってくる。
バターがじんわりと溶けだしたトーストにかじりつけば、むぎゅっと歯ごたえのある生地から小麦の香りが漂い、口いっぱいにやさしい甘さとバターのうまみが広がっていく。これを食べずして、『ペリカンカフェ』は語れない。

フルーツサンドやチーズトーストなどのアレンジメニューも豊富に揃う同店。なかでも特に人気というのが、「ハムカツサンド」(写真上)。

ホロホロと口の中でとろけるようなロースハムは、食肉加工品の老舗『浅草ハム』のもの。『ペリカン』のパン粉を使用したサクサク食感の衣と合わさることで、どこか懐かしい味わいに仕上がっている。

素材そのもののクオリティーが高いので、シンプルな調理だけでも最高のグルメとして完成する同店のメニューたち。
朝8時から営業しているので、ちょっと早起きして贅沢な朝食タイムを過ごすのはいかが?

【3】米粉ときび糖を使っているからヘルシー! グルテンフリーなボリュームパンケーキ『紅鶴』

浅草で50年以上も愛された喫茶店『フラミンゴ』が、2017年8月に大幅リニューアル。『フラミンゴ』のオーナー・蒔田昌二さんの引退後、息子の蒔田昌仁さんが受け継ぎ、カウンターのある板前スタイルの和カフェとしてオープンしたのだ。

同店で提供されるのは、3段重ねの極厚ふわふわパンケーキ。
もともと大のパンケーキ好きだったという蒔田昌仁さん。国内外問わずパンケーキを食べ歩いていたが、「どうも、おじさんは入りづらいんですよ(笑)。内装が女性向けだったり、味もクリームが甘くて胸やけしたり」と、男性ならではの悩みが。

そこで開発したのが、男性や年配の方でも気軽に楽しめる“和”なパンケーキ「蜂蜜とバター」(写真上)。
小麦粉の代わりに米粉を使って軽めの食感に仕上げ、甘み付けにはさっぱりとしたきび糖をチョイス。トッピングには自然な甘みのハチミツを採用し、満足感はありつつも、胃が重たくならないパンケーキを追求した。

シンプルなパンケーキのほか、甘くないお食事系パンケーキも人気。
「ベーコンと目玉焼き」(写真上)は、エッグベネディクト風に作られたオリジナルメニュー。パンケーキの間にベーコンと目玉焼きを挟み、さらに上からも目玉焼きをトッピング。エッグベネディクトに欠かせないオランデーズソース風に仕上げた、酸味のある特製ソースをたっぷりかければ、甘じょっぱくボリューミーなパンケーキの完成だ。

甘いもの好きはもちろん、甘いものが苦手な人もついつい食が進んでしまうはず。食の好みが違う夫婦やカップルのデートにもオススメの一軒だ。

【4】ビーントゥバーの代表格がここに!『ダンデライオン チョコレート』の日本1号店

ここ数年で急激に知名度が上がった「Bean to bar(ビーントゥバー)」という言葉。カカオ豆の選定、焙煎からショコラに仕上げるまでを一貫して行うことを指すが、日本での火付け役ともいえるのが、2016年2月、蔵前にオープンした『ダンデライオン チョコレート』だ。

もちろん、同店で作られたチョコレートは店内で味わうことができる。
なかでも一番のオススメは「ミッション・ホットチョコレート」(写真上)というチョコレートドリンク。見た目はカプチーノのようだが、ひと口飲むと、柔らかい口当たりとチョコレートの甘みを感じた直後、ピリッとしたスパイシーな風味が広がる。実は、唐辛子やシナモンなどのスパイスをアクセントに加えた変わり種ドリンクなのだ。

そして、同店のシグネチャー的存在なのが、大人気スイーツ「スモア」(写真上)。
バーナーで炙ることによって甘さを増したマシュマロと、ほろ苦いチョコレートの相性は言わずもがな。口いっぱいに広がる濃厚な甘さは、コーヒーと合わせていただきたい。

クラフトの街・蔵前の雰囲気にぴったりとマッチした同店で上質なチョコレートをいただけば、ちょっと“ツウ”な気分に浸れそう。

【5】極上バーガー&クラフトビールを堪能!『マクレーン オールドバーガースタンド』

隅田川沿いの橋のふもと。抜群のロケーションに店を構えるのが、ハンバーガースタンド『MCLEAN(マクレーン)』。2016年5月のオープン以来、今でもランチタイムには行列ができるほどの人気店だ。

同店でオススメのメニューは、人気No.1でもある「アボカドチーズバーガー」。
アボカド、チェダーチーズ、パティ、フレッシュオニオン、トマト、レタスというシンプルな構成ながら、素材一つひとつにこだわっているため、味わいの完成度の高さに驚かされる。

バンズは、東新宿のパン屋『峰屋』が同店のためだけに作ったというオリジナルレシピ。香ばしさがありつつもふんわりした食感で、噛みしめるごとに広がる優しい甘さが特徴。
野菜は市場から直接仕入れているため、どれも新鮮そのもの。ゴロッとした粗挽きパティとシャキシャキ食感の新鮮野菜、とろりと濃厚なチェダーチーズ。それらがバンズと合わさり、絶妙なバランスを生み出している。

同店では、毎月変わる「マンスリーバーガー」やクラフトビールも用意。川沿いの爽やかな空気の中で、ビール片手にハンバーガーを頬張れば、だれもが笑顔になってしまう。