東京の美味しい焼鳥店まとめ! 焼鳥好きなら一度は訪れたい、東京「新・焼き鳥」10選

焼鳥の進化が止まりません。昨今の焼鳥はブームとともに、お洒落でスタイリッシュな料理ジャンルへと進化しています。そこで本稿ではおしゃれな焼鳥店をまとめて紹介。『焼鳥 多喜』(荒木町)、『焼鳥 鈴音』(六本木)、『銀座 井』(銀座)、『やきとり 児玉』(三軒茶屋)、『焼き鳥 峠』(神楽坂)、『とり口』(五反田)、『えい輝』(恵比寿)などはどれも外さない焼鳥店。記念日、デート、会合、会食などに使えます。

dressing編集部

Summary
1.焼鳥の勢いが止まらない! 空前の「焼鳥ブーム」は引き続き継続中
2.正統派好きも一度は訪れてほしい、新スタイル焼鳥店10軒
3.焼鳥だけでは終わらない、「焼鳥×○○」のユニークなメニューがずらり

焼鳥の進化が止まらない!

焼鳥といえば、国民的串料理、庶民派鶏料理、お父さんたちの晩酌のお供etc…といったイメージが強いが、侮るなかれ。昨今の焼鳥はブームとともに、お洒落でスタイリッシュな料理ジャンルへと進化している。

なかでも、焼鳥と他の料理ジャンルを掛け合わせたり、斬新な食材との組み合わせを愉しんだりと、焼鳥の可能性を広げてくれる店が話題。

ここでは、そんな「次世代の焼鳥」とも言える東京のニューフェイス10軒をご紹介。デートにも使えるような雰囲気抜群の隠れ家店もあるので、要チェック!

【荒木町】 焼きのワザ、伝統のたれを味わう『焼鳥 多喜』は絶対行くべき焼鳥店!

荒木町で21年間も愛され続けた焼鳥店『鳥こう』跡にオープンした『焼鳥 多喜』。店主は『鳥よし』で16年間、修業を積んだ実力派だ。席数はカウンター18席。ヒノキのカウンターは新店らしく目にまぶしい白さだが、店全体にはなぜか歴史を重ねた店特有の落ち着いた風情が漂う。

鶏肉は「今一番おいしいと思っている」と店主が語る、東北産の「伊達鶏(だてどり)」を使用。鶏の脂独特の臭みがなく、鶏が苦手な人でも抵抗なく食べられる1串に仕上げている。
食べたい部位を頼むこともできるが、基本はおまかせで、満腹になったら伝えるシステム。写真上は「つくね」と「ちぎも(レバー)」。つくねは軟骨入りで、舌で押すだけでほろりとくずれる柔らかさながら、肉のうまみが凝縮されている。レバーは、クリームとパテのちょうど中間くらいの、絶妙な火の通し加減。口中でたれと融合すると、濃厚なうまみが爆発する。


「ねぎ」と「かしわ(もも肉と胸肉)」(写真上)。厚みのあるもも肉は、伊達鶏の歯切れのよさを最もはっきりと感じられる部位だろう。鶏臭さがなく、力強く品のいい味わい。しっとりジューシーな焼き加減が絶妙だ。

同店は、過剰な演出もなく、目新しいアレンジもない。しかし、焼鳥へのこだわりや想い、真摯さはホンモノ! なお、白木のメニューには値段が記されていないが、1本200円からと驚くほど良心的な価格なので普段使いにも利用できそうだ。

焼鳥 多喜

住所
東京都新宿区荒木町9-22 菅沼ビル2F
電話番号
050-5487-9063
営業時間
17:00~23:00
食材の仕入状況によって、閉店時間を早める場合があります。
定休日:日曜日
第2土曜日、第4土曜日
祝日
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/jgn02kav0000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

【六本木】中国料理の名手が手がける新ジャンル『焼鳥 鈴音』

そもそも、焼鳥というのはそれだけで一ジャンルを確立しているといってもいい奥深い料理。シンプルで昔ながらの焼鳥店も捨てがたいが、いま注目を集めているのが、『焼鳥 鈴音』だ。

なぜ注目されているかというと、店主の出田(いでた)貴幸さんが中国料理世界大会で金賞を受賞した経験もある、凄腕の中華料理人だから。

焼鳥と中華料理を融合させ、創意工夫をこらした一品一品に、驚きと幸福を感じざるを得ない。

花椒(ホアジャオ)や八角、紹興酒など、中国料理では当たり前の食材とのコラボレーションによって、鶏肉の可能性がどんどん広がる。お酒との相性も抜群だ。中華風焼鳥店というジャンルにブームが訪れる前に、味わってみてほしい。

焼鳥 鈴音

住所
東京都港区六本木7-15-25 六本木セブンスビル2F
電話番号
050-5487-8084
営業時間
ディナー 17:30~23:00
(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
    
定休日:日曜日
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/hp16b5nj0000/

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【銀座】世界三大珍味やワインとのマリアージュも愉しめる! 焼鳥を超えた焼鳥『銀座 井』

『銀座 井』を訪れるときは、従来の焼鳥のイメージはすべて家に置いてきたほうがよいだろう。店主の井上晃一さんが創り出す焼鳥は、「焼鳥を超える」と話題だ。

メニューは「おまかせコース」のみという潔さ。そして、多くのお客に愛されている看板メニューが「フォアグラ棒つくね」(写真上)。

ひと口頬張れば、ふわふわの鶏つくねの中から濃厚なフォアグラペーストがとろけ出す。さらにつくねの上にはたっぷりのトリュフがトッピング。なんという贅沢…。

他にも、四季折々の野菜と鶏肉とを組み合わせた串、バリエーション豊かなタレやソースなど、絶妙な串の数々に舌を巻かれるはず。フレンチや鮨を愉しむように、ハイクラスのワインと焼鳥とのマリアージュも愉しみたい。

焼鳥 銀座 井

住所
東京都中央区銀座8-7-20 belle銀座3ビルB1
電話番号
050-5487-7429
営業時間
ディナー 18:00~23:00
(L.O.22:00)
★★2時間制および前後2部制を解除いたしました★★  今後は18時~23時の営業時間内であれば時間無制限でご利用いただけますが、コースの特性上基本2時間未満でのご退店はできかねます。
※営業時間中(18時~23時)はお電話対応ができかねますので、営業日の時間外(平日:12時~17時)にご連絡、またはネットにてご予約くださいますよう何卒ご協力お願い申し上げます。
定休日:日曜日
※祝日のご予約は、2営業日前までにお願いいたします。
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/b4zm7nsz0000/

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【三軒茶屋】前菜からデザートまで手抜かりなし。焼鳥割烹を心ゆくまで愉しめる『やきとり 児玉』

焼鳥も、ここまでくればどんなシーンにでも対応できるレストランと言ってもいいだろう。『やきとり 児玉』の注目すべきメニューは焼鳥だけではない。

コース料理の一品一品すべてが店主・児玉昌彦さんの技巧を堪能できる美しい料理ばかりなのだ。

新潟出身の児玉さん、ふるさとが誇る食材を選りすぐってコース料理を構成しているが、なんといっても自慢の鶏は「にいがた地鶏」。これを燻すように焼き上げ、鶏のうまみを最大限に引き出す。

さらに〆に待ち受けるのは「お食事」。

「かけそば」「そぼろご飯」「鶏茶漬け」「卵かけご飯」から1種類を選べるが、圧倒的に人気があるのが「かけそば」(写真上)。にいがた地鶏のだし、最高級の羅臼(らうす)昆布と白煮干しでじっくりとっただしでいただく支那そば麺は、ラーメン界でも話題の一品。

やきとり 児玉

住所
〒154-0001 東京都世田谷区池尻1-11-12 2F
電話番号
050-3467-0139
営業時間
ディナー:18:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:毎週日曜日 ※月2回月曜定休あり
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/9twnvbcz0000/

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【神楽坂】新鮮なフランス鶏を絶妙な火入れで味わう『焼き鳥 峠』

焼き鳥の名店『焼き鳥 床島(とこしま)』(東京・三軒茶屋)で修業した店主が、神楽坂に開いたお店が『焼き鳥 峠(とうげ)』だ。店内はコの字型のカウンター16席のみ。白と黒を基調にしたシャープな雰囲気の空間に、木の質感が温かみを添えている。その立派な松を使ったカウンターは、一般的なカウンター席より20cmほど奥行きがあり、テーブル席のようなゆったり感がある。

鶏肉はフランスの品質保証「ラベル・ルージュ」がついたフランス血統の鶏を、茨城の農園から仕入れている(※「ラベル・ルージュ」とは、安全性、品質、味において優良であることを認められた製品にのみに与えられる、フランス政府公式の証のこと)。
焼鳥は「ささみしそレモン」「手羽先」「ねぎま」「血肝(ちぎも/レバー)」「つくね」など定番のほか、「鶏白子ポン酢」「フランス鴨たたき」「旬の野菜と果物の白和え」などの一品料理もラインナップ。焼鳥は肉そのもののうまみが濃厚で、「うまい!」と唸るものばかり。焼鳥好きなら一度は訪れたい一軒だ。

焼き鳥 峠

住所
〒162-0838 東京都新宿区細工町3-5 1F
電話番号
050-3476-7481
営業時間
17:00~22:30(L.O.21:30、ドリンクL.O.22:00)(【最終入店は21:00】)
定休日:毎週日曜日 第1月曜日 第3月曜日 第5月曜日
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/ce904dxk0000/

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【五反田】「王道の焼鳥10串+絶品副菜10品」コースが秀逸!『とり口』

中目の人気店『鳥よし』で長年にわたり研鑽を重ねた店主が独立。焼鳥の激戦区・五反田にオープンしたお店が『とり口』だ。
店内は18席のカウンターと、奥に4席の個室。焼き手である西口さんが1人でできる仕事量から割り出した席数だ。席数もミニマムなら、メニューもシンプル。5,800円の「おまかせコース」のみという潔さだが、このコースには焼鳥10串に副菜10品が付き、最初に、副菜のうちの4品が一度に運ばれてくるという内容だ。

主役の焼鳥は「王道」を貫く。1本目は、やわらかいのに力強いうまみを持つ「もも」。ひとかじりで湧き出す肉汁にこってりしたたれがからむ、直球のおいしさだ。次の「つくね」は、やっと串に刺さって形を保っているほどの柔らかさなのに、肉の質感がしっかり感じられる。そして、3品目は「ささみ」、4品目は「砂肝」と続く。そのほか、「やげんなんこつ」、「ぽんじり」、「ハツモト(肝臓と心臓をつなぐ部分)」、「せせり(首)」なども。

とにかく考え抜かれた「焼鳥」と「副菜」を堪能するなら『とり口』に行くしかない!

とり口

住所
東京都品川区西五反田2-28-10 1F
電話番号
050-5488-0841
営業時間
17:00~23:00
21:30 最終入店
定休日:不定休日あり
※年末年始を除く
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/hkdtj3vb0000/

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【表参道】おしゃれ&リーズナブルに比内地鶏を味わう『南青山 とりや幸』

東京・青山に店を構える『南青山 とりや幸』は、おいしい焼鳥をオシャレに楽しみたいという人にうってつけな焼鳥店。メニューは4,800円と8,000円の2種類のコースを用意しており、4,800円は「厳選野菜5種盛合せ」「おにおろし」「比内地鶏 焼鳥串」6本、「厳選野菜串」3本で構成。串の内容はおまかせだが、もちろん苦手な部位はほかのものに変更可能だ。

焼鳥にはすべて「比内地鶏」を使用しており、21種類もの豊富な串を用意。新鮮な鶏肉を毎日串打ちし、ベテランの焼き手が備長炭で火入れ。
「ささみ」や「ちぎも」などはレアに焼き上げ、「むね」ならば皮目はカリッと中心はジューシーにというように、部位ごとに最適な焼き加減で提供。「つくね」や「ねぎま」などはキレのあるタレ味、そのほかの串は2種類の海外産の塩をブレンドした塩味で素材本来の味わいを楽しんでもらう。

高品質な焼鳥をリーズナブルな価格で提供している『とりや幸』。その最大の魅力を体感しに訪れてみてほしい。

南青山とりや幸

住所
〒107-0062 東京都港区南青山5-11-5 住友南青山ビル B1
電話番号
03-6427-7529
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/3cg1wgm40000/

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【恵比寿】焼鳥ツウが太鼓判を押すイチオシの焼鳥店『鍈輝(えいき)』

『鳥しき』出身、『鳥かど』初代店主 小野田幸平さんが開いた、恵比寿の『鍈輝(えいき)』。料理は様子を見ながら1本ずつ提供されるおまかせのストップ制。何を焼くかは店主に任せ、満腹になりそうな頃合いで客からストップを伝える形式だ。

焼鳥は「脂身と肉のバランスがよく焼鳥に最適」という福島産の伊達鶏をメインに使用。また、たれ、塩かげん、串の打ち方、炭の組み方、ダクトの位置など一つひとつの要素にこだわっている。おまかせコースの一例は「ささみ、かしわ、せせり、ししとう、つくね、ちょうちん、厚揚げ、せせりとはまぐりの炊き込みご飯」など。

肩ひじ張らない和やかな雰囲気で一流の味が堪能できるのは『鍈輝(えいき)』ならではだろう。

えい輝

住所
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-10-5 ROZIS1F
電話番号
03-5422-8611
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/4kgbuuhk0000/

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【西麻布】魂のこもった一串に心奪われる、完全紹介制の焼鳥店『鳥さわ22』

「焼鳥」ブームのなかでも異彩を放つ完全紹介制の焼鳥店『鳥さわ22(にじゅうに)』。同店は、紹介者がいなければ入店できない、いわゆる「一見さんお断り」店。。本店『鳥さわ』に何度か通うか、周辺に焼鳥好きを見つけるしか術はないという。

同店では20種類前後の部位を用意するが、徳島の地鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」と鳥取の銘柄鶏「大山(だいせん)どり」の2種を部位によって使い分け。メニューはおまかせのみで、お客からの「ストップ」がかかるまで提供される構成だ。最初に苦手なものを聞いて内容を組み立てるが、食べる速度や、飲むお酒の種類を見ながらその内容を臨機応変に対応しているという。

ぜひ本店に通い詰めて、こちらの『鳥わさ22』にもチャレンジしてほしい。

鳥さわ22

住所
〒106-0031 東京都港区西麻布4-18-17
電話番号
03-3499-1808
営業時間
17:30~25:30(L.O.)
定休日:土・日曜、祝日

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【六本木】 養鶏も手掛ける会社が営む焼鳥店『焼鶏 ひらこ』

養鶏も自分たちで手掛ける六本木『焼鶏 ひらこ』。同店では飼育環境にもとことんこだわって育てられる、自社の名古屋コーチン「飛来幸(ひらこ)鶏」を使った焼鳥が味わえるとあって人気を博している。

席はカウンターのみ。目の前で炭火調理されている様を眺めながら、料理が運ばれてくるのを待つ時間も楽しい空間だ。

『焼鶏 ひらこ』のメニューは、精魂込めて育てた鶏を堪能できるコースのみ。約1年かけて飼育した「飛来幸鶏」の各部位の違いを堪能してもらえるよう、部位ごとに最適な調理法を施したメニューで構成。焼鳥は、串打ちせずに炭火焼きして提供している。また、栄養たっぷりに育った鶏が産んだ濃厚な卵も存分に楽しんでもらえるよう、オムレツや丼物、たまごかけご飯などもコースに組み込まれている。

カウンター10席のみの落ち着いた雰囲気なので、デート利用にもぴったりだ。

ひらこ

住所
〒106-0031 東京都港区西麻布1-5-23 東ビル 1F
電話番号
03-5843-1790
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/ezz5nkh90000/

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