自由が丘『マロリーポークステーキ』の巨大、極厚ポークステーキが美味しすぎてハマりまくる人続出!

東急東横線・自由が丘に店を構えるポークステーキ専門店『マロリーポークステーキ』をご紹介。山の名前を冠したポークステーキは300gから2kgまで巨大で極厚! リーズナブルでお腹いっぱい、肉をがっつり食べられると評判の店だ。もちろん味わいやクオリティも高評価。「iTi(国際味覚審査機構)」で三ツ星を受賞した「大麦仕上三元豚」を使用。サラマンダーで香ばしく焼くステーキは絶品!

桑原恵美子

Summary
1.山の名前を冠した300gから2kgまでの巨大ポークステーキを提供する『マロリーポークステーキ』【自由が丘】
2.「iTi(国際味覚審査機構)」で三ツ星を受賞した「大麦仕上三元豚」を使用。サラマンダーで香ばしく焼くステーキは絶品
3.軽く飲む「せんべろ」利用もOK!

「ポークステーキをリーズナブルにお腹いっぱい」がコンセプトの極厚ポークステーキ専門

「リーズナブルな価格で、豪華なご馳走をお腹いっぱい食べたい!」という時にぴったりのお店、極厚ポークステーキ専門店『マロリーポーク』が2020年11月16日、自由が丘にオープンした。

『マロリーポークステーキ』は、東急東横線・自由が丘駅を出てから自由が丘デパート方面に4分ほど歩いたところにある。

シンプルだがほどよい高級感がある、居心地のいい店内。1人で食べるなら、目の前でお肉が焼きあがるのを見られるカウンター席(4席)がおすすめ。2階には4人掛けのテーブルは4卓ある。

店長の池田央(あきら)さんによると、この店はポークステーキ好きのオーナーが「巨大肉で有名な高級ステーキハウス『ウルフギャングステーキハウス』の、リーズナブル価格バージョンの店を作りたい!」との想いでオープンした店だそう。

「(山に登るのは)そこに山があるから(Because it’s there)」という言葉で知られる、登山家のジョージ・マロリーにちなんだ『マロリーポークステーキ』という店名からは、新たな挑戦にかけるオーナーの意気込みが伝わってくる。

ポークステーキは、重量がイメージできる山の名前

料理は看板メニューのポークステーキと、おつまみのみ。ユニークなのは、ポークステーキの重量感を、山の高さで表していることだ。

1人で食べるなら、300gの「高尾山級」(写真上・左)か、450gの「富士山級」(同・右)がおすすめ。

2人でシェアするのにちょうどいい600gのお肉は「マッターホルン級」(写真上)。

5~6人でシェアできる1.5kgのお肉は「エベレスト級」(写真上・左)。7~8人でシェアできる2kgのお肉は、太陽系の惑星の中で最も高いとされている火星の「オリンポス級」(同・右)。

「食べきれなかったらどうしよう」と思う人も多いだろうが、残したお肉は持ち帰れるので、ご安心を。取材では3~4人でシェアできる「キリマンジャロ(1kg)」を実食した。

世界大会で三ツ星を受賞した「大麦仕上三元豚」の美しい肉質に感動!

『マロリーポークステーキ』のこだわりは、サイズだけではない。豚肉は、麦を配合した飼料により日本人好みの白く甘みのある脂を実現したカナダのブランド肉「大麦仕上三元豚」を使用。

この肉は2020年、味を目隠しで評価することで知られる世界的権威「iTi(国際味覚審査機構)」において、日本市場における輸入豚肉では初めて三ツ星を受賞している。一般的な豚肉よりも赤身が濃く、ルビー色に輝くきめ細かい肉質は、惚れ惚れするほどの美しさ。

「飼料だけでなく、皮をはぐプロセスにも手間をかけているので、鮮度が違うんです。このサイズのブロック肉は一般的に、手で持つと自重で肉が垂れるのですが、大麦仕上三元豚は身が締まっているので垂れないんですよ」(池田さん)

そんな上質な豚肉を、リンゴジュースやウスターソースをミックスした特製のタレを漬け込み、低温で3時間ほど火入れをしている。

低温調理したローストポークは最近、フレンチでもよく見かけるが、同店の場合はあくまでも「ポークステーキ」。低温調理で肉の芯まで火を通した後、フライパン(写真上・左)と、ステーキハウスでも使われているサラマンダー(同・右/上火だけの加熱調理器具)で仕上げ、表面をカリカリに香ばしく仕上げている。

香ばしい外側とジューシーでやわらかい内側の対比で、どんどん食べ進められる!

注文から約20分ほどかけて焼きあげられた「キリマンジャロ」(写真上)。すべてのサイズのポークステーキには、相性抜群の付け合わせ、マッシュポテトとクリームスピナッチが添えられる。

ちなみに大きいサイズほど焼くのに時間がかかり、最も大きい「オリンポス」の場合、40分以上は待つ覚悟が必要。

巨大な肉の塊にナイフを入れたら、「待った甲斐があった!」と瞬時に理解できる。内側はしっとり肉汁をたたえたピンク色で、ナイフからもやわらかさが伝わる。脂の部分はしつこさがほとんどなく、まろやかに甘い。そして外側のカリカリに焼けた部分がたまらなく香ばしく、その対比で内側の肉のやわらかさがさらに際立つ。

このサイズなので切り分けると内側だけの部分も出てくるが、外側が付いている方がおいしいとわかり、外側から奪い合いになる。この香ばしさは、ポークステーキならではだ。

何もつけなくてもどんどん食べられるおいしさだが、添えられたソースを付けて味わうのもいい。肉汁で作った自家製のグレービーソース(上の写真右)、和風のガーリックソース(同中)、少し甘めのオニオンソース(同左)がある。

だが、これだけ肉が感動的においしいと、ソースを付けるのすらもったいないと感じてしまう。後半はもっぱら、卓上の岩塩と胡椒で食べてもいいだろう。

丸ごとテイクアウトすれば、ホームパーティーにも!

一番小さい「高尾山」も食べてみたが、やはり大きなお肉のほうがよりおいしいと実感。池田さんによると、初めて訪れる人はボリュームのイメージがつかめないためほとんどが300gの「高尾山」を頼むが、2回目以降は大きなサイズを頼む人が多いとのこと。

テイクアウト容器が用意されているので、丸ごとテイクアウトするのもおすすめ(丸ごとのテイクアウトは、マッシュポテトとクリームスピナッチ、グレービーソース付き)。

テイクアウトなら家族だけで楽しむことができ、食べきれなくても安心だ。「オリンポス級」でも、7~8人でシェアすれば1人分600円~700円で豪華なメインになる。電車に乗ってでも買いに行く値打ちがあるポークステーキだ。

池田さんに、今後の抱負をうかがうと「まずは、ここ自由が丘のエベレストになりたいですね(笑)。ご近所には老舗洋菓子店の『モンブラン』もありますが、『モンブラン』に負けないくらい長く愛されるお店にしたいです」。

1階の冷蔵庫には、お店のロゴの候補が。ちなみに上の2点は、池田さんのデザインなのだとか。

【メニュー】
▼ポークステーキ
高尾山級(300g) 899円
富士山級(450g) 1,299円
マッターホルン級(600g) 1,699円 2人でシェアにおすすめ
キリマンジャロ級(1kg) 2,699円 ※3~4人でのシェアにおすすめ
エベレスト級(1.5kg) 3,499円 ※5~6人でのシェアにおすすめ
オリンポス級 (2kg) 4,599円 ※7~8人でのシェアにおすすめ
▼一品料理
アリゴチーズ 299円
牡蠣のオイル漬け 399円

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税抜です

撮影: 登坂未来

マロリーポークステーキ(Mallory Pork Steak)

住所
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-25-3
電話番号
営業時間
11:30〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜22:00(L.O.21:30)
公式サイト
公式ページhttps://mallorypork.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。