【下北沢】名物ビストロのランチ&テイクアウトを見逃すな! 味よしコスパよしの『下北沢熟成室』

下北沢の人気ビストロ『下北沢熟成室』のランチ&テイクアウトをご紹介。店名の通り”熟成”をテーマにした肉料理が名物の同店。ランチの定番は「熟成フレンチバーガー」「熟成ブルーチーズバーガー」「お肉の惣菜と野菜の惣菜を少しずつ色々食べられるサラダ」の3皿だ。いずれもテイクアウト可能。『下北沢熟成室』でしか味わえない肉のうまみがぎゅっと詰まった肉料理を楽しみたい。

桑原恵美子

Summary
1.フレンチをベースにした「熟成料理」を提供し、下北沢で12年愛される、人気ビストロ『下北沢熟成室』
2.ランチで食べられる自家製パテ・ド・カンパーニュを使ったグルメバーガーや、人気の鴨のコンフィは、テイクアウトも可能!
3.ランチとテイクアウトで、飲食店を応援しよう!

下北沢の人気ビストロ『下北沢熟成室』でランチ&テイクアウトを楽しみたい!

下北沢の名店は、なぜか路地裏に多い。熟成肉ブームが始まる前から食材の“熟成”に注目し、12年間、地元民に愛され続けている『下北沢熟成室』もそのひとつだ。

同店は小田急電鉄・京王電鉄の下北沢駅から東北沢方面へ徒歩5分ほど歩き、踏切を越えて最初の路地のビルの2階にある。

ドアまわりには看板がなく、まるで隠れ家のようにひっそり秘密めいた雰囲気。入る前から、ワクワクする。

ドアを開けると、大きな窓のある明るくて居心地のいい雰囲気の空間。窓際に3卓のテーブルがあるが、現在、コロナ対策として中央のテーブルは着席不可(サービス用に使用)。中央に1卓、奥には2名座れるカウンター席もあるが、いずれもテーブルの間隔がかなり広いので、安心して食事ができる。

緊急事態宣言期間中は、営業時間を短縮すると同時に、感染防止のためスタッフも人数を減らして対応。姉妹店であるカレー店『カレーの惑星』、ビストロ『胃袋にズキュン』のスタッフが、各店に交代で出ている。『下北沢熟成室』は、雨宮陸さん(写真上)が担当することが多いとのこと。

ランチタイム一押しは、『下北沢熟成室』の魅力がぎゅっとつまったサラダプレート

ランチメニューで定番として提供しているのは「熟成フレンチバーガー」「熟成ブルーチーズバーガー」「お肉の惣菜と野菜の惣菜を少しずつ色々食べられるサラダ」の3皿。

「初めて訪れるので、いろいろな料理を味わってみたい」という人におすすめなのが、「お肉の惣菜と野菜の惣菜を少しずつ色々食べられるサラダ」(写真上)。日によって内容は異なるが、取材日は肉の惣菜4種類に、野菜の惣菜2種類。

鶏のレバームースを中に仕込んだ鶏のガランティーヌ(骨を抜いて詰め物をした鶏肉を低温調理した料理)(写真上・左)は、一品料理としても遜色のないクオリティ。「最低二週間熟成 岩中豚の田舎パテ(パテ・ド・カンパーニュ)」(同・右)は、異なる部位の肉の食感が楽しい。

燻製生ハム、桜のチップで燻した「中豚バラの自家製ベーコン」(写真上・左)は、スモークの香りが肉の甘みをさらに引き立てている。野菜の惣菜は、スモークしたマッシュポテトにトリュフオイルをかけたもの、自家製セミドライトマトとマッシュルームのペーストのカプレーゼ、フレッシュチーズがけ。サラダも、単に生野菜を乗せているだけではない。キュウリは糠漬けにしてうまみを加えているほか、カリフラワーは軽く塩ゆでした後、すぐに冷やしているので、甘みがしっかり閉じ込められている。

『下北沢熟成室』でしか食べられない! 熟成させたパテ・ド・カンパーニュのソテーを使ったハンバーガー

もうひとつのおすすめランチメニューは、「熟成フレンチバーガー(フレンチフライ付き)」(写真上)。豚の喉肉、レバー、ロース、背脂などを、それぞれの食感が生きるよう粗挽きにし、じっくり時間をかけてうまみを引き出した「最低二週間熟成 岩中豚の田舎パテ(パテ・ド・カンパーニュ)」を軽くソテーしてはさんでいる、贅沢なグルメバーガーだ。

袋ごとぎゅっとつぶしてバンズと具を同時に味わうもよし、ナイフとフォークでカットして、パテドカンパーニュ、野菜、バンズを別々にじっくり味わえば、ワインの肴としても楽しめる。

イートインと同価格でテイクアウトも可能だ(写真上)。

ディナータイムの人気メニューも、ランチタイムとテイクアウトで楽しめる!

さらに前日までに予約すれば、ディナーのメインメニューから選べるランチコース(アミューズ+サラダ+メイン+デザート+ドリンク)も食べられる。

ディナーメニューの一番人気は、「鴨脂」で鴨もも肉をコンフィ(オイル煮)にした「継ぎ足し鴨脂でじっくり火を通した 北海道産鴨もも肉のコンフィ 香ばしくぱりっと焼き上げて」(写真上)。ランチタイム用にはディナータイム用よりも小ぶりな肉を使っているため、価格が400円安くなるのも嬉しい。小ぶりといっても、2人でシェアしても満足できるサイズ。鴨の脂のおいしさを堪能できる一皿だ。

テイクアウトも可能で、店内で食べるのと同じようにジャガイモのグラタン付き。そのほか、ディナーメニューの中からランチコースやテイクアウト対応可能なのは「豚バラ肉の香草パン粉焼き」。塩とハーブでマリネした豚バラ肉をロール状にし、湯煎でゆっくり火を通してマスタードと香草入りのパン粉をかけて焼いたもので、香りのよさとサクサクした食感が人気だ。

ランチタイムのメニューは『下北沢熟成室』の特色が出る料理、より人気の高いメニューに数を絞り、特化しているとのこと。つまりランチタイムで食べられるのは、12年間の歴史の中で選び抜かれたメニューなのだ。それがこの価格とボリュームと雰囲気で味わえる。「食べないと損!」と人に教えたくてたまらなくなる、贅沢でお得なランチ&テイクアウトメニューだ。


【メニュー】
▼ランチ
熟成フレンチバーガー 1,500円
熟成ブルーチーズバーガー 1,800円
お肉の惣菜と野菜の惣菜を少しずつ色々食べられるサラダ 1,700円
ランチコース(アミューズ+サラダプレート+メイン) 2,200円 ※要前日予約
▼テイクアウト
熟成フレンチバーガー 1,500円
熟成ブルーチーズバーガー 1,800円
鴨のコンフィー(ポテトグラタン付き) 2,000円(2人分)
豚バラ肉の香草パン粉焼き 2,000円(2人分)
お肉の惣菜 1,000円(1名分)
野菜の惣菜 600円(1名分)
▼ドリンク
・グラスワイン800円〜
・ボトルワイン 3,800円〜

※店舗情報は取材時時点の情報です。詳しくは店舗にご確認ください。

肉ナリ焼クナリ

住所
東京都世田谷区北沢2-33-6 飯嶋ビル2F
電話番号
050-5487-1819
営業時間
月・水~日
ディナー 17:00~23:00
(L.O.22:30)
定休日:月曜日
※祝日の場合は翌火曜
ぐるなび
ぐるなびページhttps://r.gnavi.co.jp/9tc7mgh10000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。