ふるさと納税で、地元食材をふんだんに使った名レストランの味が楽しめる企画が和歌山市から始まった！

「ふるさと納税を名店での外食で使いたい」。そんなニーズに応える新しい返礼品の形として、「食事券型ふるさと納税」サービスをぐるなびが6月14日（火）にまずは和歌山市からスタートさせた。参画する7店舗は、和食や寿司店はもちろん、イタリアンから焼肉店まで『ミシュランガイド京都・大阪＋和歌山 2022』に掲載されている和歌山市内の名店ばかり。こちらの記事ではオープニングイベント当日の様子をリポートしたい。

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ふるさと納税の「新しい可能性」がスタート！

ふるさと納税で、地元食材をふんだんに使った名レストランの味が楽しめる企画が6月14日（火）に和歌山市から始まった！

ふるさと納税は、自分で選んだ地域へ寄附ができる仕組み。寄附をすることで寄附金額から2,000円を引いた額の所得税や住民税が控除され、さらに地域から返礼品が届くから、実質2,000円で地域の特産品を受け取れるというのが好評の理由。

特に地方の豊かな食材が返礼品になるということで、魅力的な食材の産地へのふるさと納税が特に人気になっている。ただ、これまでは自治体から返礼品として食材が届き、それを自分で調理するというのが一般的だし、届いた食材で冷凍庫がいっぱいになるという限界もある。

せっかくの魅力的な食材の良さを最大限に生かした料理を食べるなら、レストランで腕の良いシェフに作ってもらったものをいただくのが一番。

例えば和歌山市内に水揚げされたこちらの立派な魚介も、レストランでいただくのと自宅で調理するのとでは、全く異なる体験になるだろう。

「食事券型ふるさと納税」サービスとは？

というわけで、6月14日（火）からスタートしたのが「食事券型ふるさと納税」サービスだ。第一弾として、ぐるなびがタッグを組んだのが和歌山県和歌山市。

大阪市内からだと約1時間でたどり着くという便利な場所にありながら、食材の宝庫といえる和歌山市。特に、古くから真鯛をはじめとした魚介類のクオリティは特筆すべきものがあるし、和歌山県全体でも、山の幸、フルーツ、スパイス・調味料にいたるまでさまざまな食材のレベルが高い。

今回の本格稼働に参加したのは、『ミシュランガイド京都・大阪＋和歌山 2022』に掲載されている和歌山市内の名店ばかり。和食や寿司店はもちろん、イタリアンから焼肉店まで、まずは7店舗の参加でスタートした。

また、さらにシェフと一緒に和歌山市内の漁港で食材の仕入れを体験したあとに、料理を味わうことができるという「ガストロノミー体験型のコース料理」なども展開するというから、グルメにはたまらないものになっている。

発表会当日、お店から提案されたコース料理を紹介しよう。

もちろん、季節によって内容は変化するが、参考までにこの日のラインナップは

・塩パンナコッタ（勝浦産まぐろ雲丹いくらキャビア穂紫蘇）
・和歌山産有機野菜のテリーヌ（有機野菜22種エディブルフラワー）
・真鯛と足赤エビのアクアパッツァ（足赤エビ真鯛蛤トマトタイム）
・わかしらすとレモンのスパゲッティ（わかしらすレモングラニャーノスパゲッティ）
・ポルチーニリゾット（黒トリュフポルチーニ米グラナパダーノ）
・熊野牛瞬間スモーク（和牛低温調理60℃×1時間ネギ塩桜チップ）
・自家農園びわのチョコレートドームパンケーキ

という内容。

「日本のアマルフィ」雑賀崎がある、海辺の和歌山市

この企画に参加し、発表の場となったのが、JR和歌山駅近くのイタリア料理「イルテアトロ」。

普段は全室個室となっている隠れ家的イタリアンで、現地イタリアで「地産地消」の姿勢に感銘を受けた神谷龍雄シェフが和歌山の食材をふんだんに使用して、それを実践しコース仕立てに。また、ワインも圧巻の品揃えで、日本ソムリエ協会のシニアソムリエやWSETのような国際的な資格も持つマダムが極上のペアリングを展開。さらにビネガーベースのノンアルコールペアリングなども組んでもらえる一軒だ。

当日は実際に「食事券型ふるさと納税」で提供される料理をダイジェストで披露。和歌山市は市内南西部にある雑賀崎（さいかざき）がイタリア南部ソレントからサレルノに至るアマルフィ海岸と似ているということから友好関係にある。神谷シェフもアマルフィで経験した料理を和歌山の食材にフィットさせる形でアップデート。オーセンティックなイタリア料理の枠を守りつつ、和歌山食材の良さを十二分に発揮させていた料理となっていた。

披露された料理をいくつか紹介してみよう。

「わかしらすとレモンのスパゲッティ」は、アマルフィで愛されるレモンのスパゲッティに和歌山市の名産わかしらすをふんだんに組み合わせた一品。

「真鯛と足赤エビのアクアパッツァ」。

和歌山市に来たらぜひ味わいたいのが、足赤エビ（クマエビ）だ。非常に甘みのあるこのエビと、こちらも名産である真鯛を組み合わせアクアパッツァにしたもので、桁違いなエビのうまみを楽しめる。

「熊野牛瞬間スモーク」は、和歌山名産の熊野牛をじっくり低温で火入れした贅沢な味わいの一品。

もともとサシが入りやすい黒毛和牛を健康的に育てたなのもので、脂だけでなく肉の味わいもしっかりとしていた。

今後の展開、新しい自治体の登場にも注目！

今回は、まずは和歌山市内のレストランからスタートではあるが、今後はそれぞれの地方に足を運べない場合でも食材の魅力が堪能できるようにと、大都市圏のレストランでも日本各地の自治体の「食事券型ふるさと納税」も展開する予定というから楽しみだ。

このサービスの詳しい内容や参加店舗は、ECサイト「ぐるすぐり」内の特設ページを確認していただきたい。

また、6月14日スタート時点で参加している和歌山市内の店舗は以下のようになっているので、こちらもチェック！

●鮨義心
返礼品：旬のおまかせ握りコース＜2名＞寄附額163,000円　
和歌山産を中心に自然な農法や、製造方法で造られた食材、調味料を使用し、
江戸前の仕事（寝かす、漬ける、締める、煮る等）をした鮨を提供。『ミシュランガ
イド京都・大阪+ 和歌山2022 』二つ星掲載店。

●イルテアトロ
返礼品：シェフのおまかせペアディナーコース＜2名＞寄附額99,000円　
地元・和歌山の素材をふんだんに取り入れ、海の幸、山の幸、豊かな自然に囲まれた地
元ならではの旬の味を提供。『ミシュランガイド京都・大阪+ 和歌山 2022 』掲載

●Meat Dining きた川牛侍
返礼品：牛侍舟盛りセット＜4～5名＞寄附額22,000円他
市内で営む肉の卸業「MeatFactory 」直営の焼肉店。
和歌山名産の熊野牛を中心に、特選牛肉を提供。肉のプロ集団だからこそできるメ
ニューは、種類が豊富で、希少部位（ホルモン系）も楽しめる。

●割烹恵比寿
返礼品：おまかせコース＜2名＞寄附額123,000円
紀伊水道の豊かな漁場で揚がる新鮮な魚介、温暖な気候に育まれた大地の恵み。和食
には欠かせない鰹節や醬油発祥の地、和歌山。選りすぐりの食材で、四季折々の素材
を活かす料理を提供。『ミシュランガイド京都・大阪+ 和歌山2022 』一つ星掲載店。

●馳走橋本
返礼品：おまかせコース＜2名＞寄附額99,000円　
おもてなしを表す「馳走」を屋号に入れ、お客様に最上の味をふるまう。新しい日本
料理の演出をテーマに創りあげる創作料理店。

●ストウブキッチンオルモ
返礼品：スタンダードコースペアディナー<2名> 寄附額42,000円他
JR和歌山駅近くに位置する、フランス『ストウブ』社の鋳物ホーロー鍋を使った料理
の専門店。「おいしい」はもちろん、ストウブ鍋の蓋を開ける瞬間の、驚きや感動も
味わえる。和歌山のジビエを味わえるコースも。

●GASTROTERIA F
返礼品：シェフのおまかせコース＜2名＞寄附額61,000円　
返礼品：魚市場ガストロノミー＜4名＞寄附額293,000円他（※雑賀埼漁港シェフ同行買い出し＋GASTROTERIA F 特別コース）
ガストロノミーと、トラットリアを組み合わせた「ガストロテリア」。和歌山の厳選
食材による料理と、ソムリエの資格を持つシェフがセレクトしたワインを提供。『ミ
シュランガイド京都・大阪+ 和歌山2022 』掲載店。