フレンチキスプロジェクトとは?
8月末、日本橋と大手町に相次いでフランスのエスプリ香る店がオープンした。
仕掛けたのは、仏・ニースと東京・神宮前にフレンチレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」を展開する、松嶋啓介シェフと今や外食業界のスターと言われる松村厚久氏率いるダイヤモンドダイニング。
いま、一番勢いのある二者がタッグを組んで「フレンチキスプロジェクト」の名のもとに始動した。
8月24日には東京・日本橋に「Marche aux Poissons((マルシェ オ ポワソン)」を、翌25日には同じく東京・大手町に「BISTRO French Paradox(フレンチ パラドックス)」をオープンした。
いまや、フランス芸術文化勲章シュバリエの称号を持ち、フランス文化を肌で感じながらレストランを切り盛りする松嶋シェフは、「フレンチというと日本には、安い店と高級な店という2つの選択しかなく、それらをつなぐような、日常のフレンチ、本物のフランスの食文化が伝わっていない気がします。だから、例えば10皿でわかるフランス料理という感じで、10業態10店舗を作りフランスの各地域の食文化を伝えることが目標なんです」と語る。
その布石として登場したのが、今回オープンした2店というわけだ。
Marche aux Poissons、魚河岸の街で世界に橋をかける。
フランス語で「魚市場」を意味するMarche aux Poissons。
そして、かつて魚河岸のあった街、日本橋。
松嶋シェフが考えたのが、魚を通して日本と世界をつなげることだ。
その名の通り、魚介専門フレンチで、松嶋氏の住むニースでも愛されているブイヤベースを中心に魚介の旨さを引き出した料理を展開する。
さらに、ラム酒を飲みながら料理を楽しむマルセイユスタイルに合わせ、豊富なラム酒のラインナップを揃え、スタッフのユニフォームはSAINT JAMESで揃えるなど、マルセイユの味も文化も空気感も味わえる店となっている。
<メニュー>
マルセイユ風ブイヤベース2,980円、マルシェからのおすすめお魚料理1,500円、エイのグルノーブル風 焦がしバターソース1,500円など
Marche aux Poissons
- 電話番号
- 050-3468-3936
- 営業時間
- ランチ:11:30~14:30(L.O.14:00)、ディナー:17:30~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
- 定休日
- 毎週日曜日 祝日 ※※年末年始の営業日・営業時間は変わる事がございますので詳細は店舗までお問い合わせ下さい。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
BISTRO French Paradox、ボルドーワインの喜び
「ボルドーワインがボルドーの料理」それがこの店の基本だと松嶋シェフは語る。
そして「ボルドーの街にはロティサリーやグリヤードが多いんですが、それは、ワインをソース代わりにグビグビ飲むからです」と。
店名の由来は、まさにボルドーの街のあり方そのもの。
世界トップクラスの肉とワインの消費量を誇りながら、他の西欧諸国に比べ心臓病での死亡率が低く、その理由はポリフェノールが多く含まれる赤ワインの消費量が多いことから名付けられた学説「フレンチ・パラドックス」。
その名の通り、ボルドーワインを主役に、その魅力を引き立てる肉料理が揃う。
<メニュー>
フォワグラのポワレ1,300円、子羊のグリエ ハーブのサラダ添え1,600円、アントルコートのロースト3,400円、牛ほほ肉のシチュー トリュフの香り ポテトのムースリーヌ1,200円など
※文中の価格はすべて税別
BISTRO French Paradox(フレンチ パラドックス)
- 電話番号
- 050-5785-2558
- 営業時間
- 11:30~14:30 (L.O.14:00) 、17:30~23:00 (L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
- 定休日
- 定休日 土・日・祝
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。