近頃、街ではスーパーフードが料理になっている

約20年間、ぐるなびが蓄積してきた膨大なデータとdressingが選んだ食の知識人=「賢人」の知見・経験を掛けあわせ、より精度の高い食トレンドを予測するコラボ企画。これから流行りそうなメニューとは?

2015年09月30日
カテゴリ
レストラン・ショップ
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近頃、街ではスーパーフードが料理になっている
Summary
・スーパーフードブーム最前線
・主役はチアシード
・レストランでもオンメニュー

入門編として人気が広がるチアシード

スーパーフードは1980年代から米国やカナダで使われ始めた言葉で、近年世界的に大流行している。特にアサイーやキヌア、ココナッツオイルなどは数年前から人気だったが、ここ最近主役に踊りでた感があるのはチアシードだ。ぐるなびのデータを分析すると、スーパーフード全体が近年大流行しており、レストランのメニューにもオンリストされ始めている。その中でも特にチアシードに関しては、大手チェーンでも取り扱われるようになるなどしたこともあり、今年5月からの3カ月で、ぐるなびのメニュー登録数が約20倍に増えるという大きな伸びを見せた。チアシードは南米原産のシソ科の植物の種で古代マヤ・アステカ時代から食べられているという「奇跡の食材」。
レストラン事情に詳しい「食の賢人」の皆さんも同じような肌感で、チアシードをはじめとしたスーパーフードの勢いを感じているのだろうかということで、小石原はるかさんに尋ねてみた。

<小石原さん>
スーパーフードブームに火をつけたのは、ミランダ・カーだと思います。彼女が食べているということで昨年辺りから一気に広がりだしました。その中でも特に扱いの楽なチアシードが人気です。
例えば、写真のように白金「酒肆ガランス」では、チアシード入り豆乳ハイというドリンクが登場したし、イノヴェーティヴなフランス料理の店でも、サラダやスープの浮身など、メニューの中によく見かけます。

最近伺った店では、昨年日本橋にオープンしたフレンチ「La Paix」(ラペ)でもデセールのスープの中にチアシードが入っていましたし、三軒茶屋のブーランジェ「シニフィアン シニフィエ」のパンにもチアシード入りのものがありました。

ゴマのように使えて、外皮を剥かずとも栄養を吸収でき、変なクセがなく、保存性が高く、扱いやすいので、スーパーフードとして入門編として、これからもどんどん増えていくのではないでしょうか?

酒肆ガランス

住所
〒108-0072 東京都港区白金5-5-10 2F
電話番号
03-6721-7588
営業時間
16:45~L.O.23:00
定休日
定休日 日曜・祝日
公式サイト
https://www.facebook.com/popinagarance

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。