遊び心をきかせたスパイス遣いにセンスを感じる
前回のレシピでは、フランス・アルザス生まれの鋳物ホーロー鍋、STAUBを使った鶏料理のレシピをご紹介いただいた、東京・西荻窪の『organ』の紺野真さん。
料理の味わいだけでなく、盛り付け、皿選びなどトータルな面で参考になることの多い、センスに溢れた料理を提供してくれる料理人だ。
そんな紺野さんが今回紹介してくれるのは、お父様の仕事の関係で引っ越し、南カリフォルニア大学で学びつつレストランやカフェでサービスをしていた頃に、まかないでよく食べさせてもらっていたという料理をベースにしたもの。
ライムや青唐辛子、コリアンダーを使うなど、いわゆるセビーチェの一種になるものだといえる。手軽で彩りも良く、青唐辛子の分量を調整することで大人用にも子供向きにもなるし、ワインやビールと合わせるといくらでも食べられる軽い口当たり。
シンプル・イズ・ザ・ベスト、の好例だ。
写真・中庭愉生
その1.下準備
1.海老は殻をむき、背わたを取り、塩を振り良く揉み、ジップロックに入れる。
<材料A:ブラックタイガー海老 10本、塩適量
2.Bのマリネ液の材料を全て合わせ、①のジップロックに加え、よく揉み込んでから30分〜ひと晩漬け置く。
<材料B:生姜小さじ1杯強、ニンニク小さじ1杯弱、ローズマリー1本分、砂糖小さじ1/2杯、白ワイン大さじ1杯>
- ポイント
- ローズマリーの枝は、苦いので必ずはずす。また、揚げ衣となるため、できるだけ細かくみじん切りする。
その2.トマトの付け合わせをつくる
3.トマトは5mm角に切り、塩コショウ、バルサミコ酢、エキストラバージンオリーブオイルを加えて取り置く。
<材料D:ミニトマト3個、塩こしょう適量、バルサミコ酢小さじ1杯、エキストラバージンオリーブオイル小さじ1杯>
その3.アボカドサラダをつくる
4.アボカドは半分に切り種を取り出した後、皮を取りのぞき、食べやすい大きさに切っておく。
<材料E:アボカド1個>
5.ボウルにアボカドとその他の材料Eを全て入れて混ぜ合わせる。
<材料E:玉ねぎ粗みじん切り大さじ2杯、ニンニクすりおろしティースプーン1杯、パクチーの葉粗みじん切り大さじ2杯、ライム絞り汁大さじ1杯、青とうがらしみじん切り小さじ1杯、塩こしょう適量、エキストラバージンオリーブオイル小さじ1杯>
- ポイント
- アボカドをスプーン又はフォークで軽く潰すようにして混ぜると、全体に味がなじむ。
その4.海老を揚げる
6.手順②から海老を取り出し、小麦粉をまぶして170℃の油でからっと揚げる。
<材料B:小麦粉、サラダ油適量>
- ポイント
- からっと揚げるコツは「油をたっぷり使う」「少量ずつ揚げる」「油の温度が上がりきってから揚げる」など、油の温度を下げないこと。海老を一晩漬けた場合は、揚げる前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくと良い。
その5.盛り付け
7.皿にアボカドサラダを盛り、その上に揚げた海老をのせ、最後に③のトマトをかける。お好みでパクチーを飾って完成。
■海老の香り揚げ、アボカドのサラダ添え(2人前)
- A:ブラックタイガー海老
- 10本 (約150g)
- A:塩
- 適量
- B:生姜すりおろし
- 小さじ1杯強 (10g)
- B:ニンニクすりおろし
- 小さじ1杯弱 (7g)
- B:ローズマリー(みじん切り)
- 1本分 (2.5g)
- B:砂糖
- 小さじ1/2杯
- B:白ワイン
- 大さじ 1杯
- C:小麦粉、サラダ油
- 適量
- D:ミニトマト
- 3個
- D:バルサミコ酢、オリーブオイル
- 各小さじ1杯
- E:アボカド
- 1個
- E:玉ねぎ(粗みじん切り)
- 大さじ2杯(1/8個分)
- E:ニンニクすりおろし
- ティースプーン1杯
- E:パクチーの葉(粗みじん切り)
- 大さじ2杯(1/2房分)
- E:ライム絞り汁(なければレモン)
- 1/4個 大さじ1杯
- E:青とうがらし(みじん切り))
- 1/2本
- E:塩こしょう
- 適量
- E:オリーブオイル
- 小さじ1杯
organ(オルガン)
- 電話番号
- 03-5941-5388
- 営業時間
- 17:00~24:00
- 定休日
- 定休日 月曜日、第4火曜日
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