1：この季節、やっぱり定番といえば「鍋」(前月比290％)
本格的に秋の気配が訪れたことで、9月から「鍋」が軒並み検索ワード上位へランクイン。「鍋」という単語自体が前月比で290％アップしている。せっかくなので、「鍋」とつく料理で最近よく検索されているものを紹介していく。また、今年注目度の高い鍋料理もピックアップしてみた。
「ぼたん鍋」(前月比240%)：猪肉と牛蒡や大根などを味噌で煮込んだ鍋。日本全国の山間部で親しまれる料理だが、兵庫県のボタン鍋が特に有名。猪肉は一見豚肉に似ているが、豚肉より高たんぱくで低脂肪、低カロリーでヘルシーなのも人気の理由のよう。
「飛鳥鍋」(前月比230%)：奈良県の郷土料理。鶏ガラのスープに牛乳を加えてまろやかさとコクを加えたもの。具材は一般的な鍋と同じで、さらにとろみを出すために水溶き片栗粉を加えることもある。
「きりたんぽ」(前月比200%)：秋田県の郷土料理。漢字では切蒲英と書き、一般的に「きりたんぽ」と認識されているものは正式には「たんぽ」で、たんぽを切って鍋に入れたものが「きりたんぽ鍋」である。
「ちゃんこ鍋」(前月比190%)：「ちゃんこ」というのは相撲部屋における料理番のことであり、相撲部屋の料理人が作るものは全て「ちゃんこ」であるが、一般的に「ちゃんこ」と聞いて最も連想されやすい料理が「ちゃんこ鍋」である。様々な具材を煮込んだもので、味付けも様々なスタイルがある。
2：タイ料理ブームは鍋にもやってきた！「タイスキ」(前月比160%)
その他、注目度がアップした鍋は「タイスキ」。タイスキの意味は「タイ風のすき焼き」という意味で、「タイ風しゃぶしゃぶ」とも呼ばれるものの、日本のしゃぶしゃぶやすき焼きのスタイルとは異なっている。具材は魚介類、野菜、肉団子など。ニンニクやライムの絞り汁、唐辛子などを入れたタレにつけて食べる。
3：ダイエッターでもお腹いっぱい食べられる「ぶりしゃぶ」(前月比150%)
ほかにも、注目度が上がっているのが「ぶりしゃぶ」。富山県をはじめ、各地で魚のブランド化が進んでおり、脂ののった旬の魚の美味しさを堪能する料理方法のうちのひとつとして注目度が上がっている。薄く切ったぶりをさっと湯通しし、ポン酢などお好みのたれと薬味に入れていただく料理。お肉のしゃぶしゃぶよりさっぱりしていて、一緒に野菜などを摂ることも出来るヘルシーな鍋。
データ集計対象期間：2015年8月、9月