老舗ピッツェリアが、海外初進出に選んだのは東京・原宿
現代日本人にとって、ピッツァといえばナポリスタイルかデリバリーの“ピザ”か二者択一という状況。
麺棒などを使わずに手で生地を薄く伸ばしてシンプルな具材を乗せ、450~500℃の薪窯で一気に焼き上げたナポリピッツァは、ここ20年ほどの間に完全に市民権を得た。
ナポリで行われる世界大会のチャンピオンや入賞者などがいる日本はある意味ナポリピッツァ王国だ。
かたやデリバリーの“ピザ”はそれ以前から人気があり、豊富なラインナップの中から選べる具材や日本ならではのアイデアあふれたスタイルで、パーティーには欠かせないものとなっている。
しかし、そんなピッツァ大国の日本において、いまだ一般には有名になっていなかったタイプのピッツァがある。
イタリアの街角のいたるところにある、切り売りピッツァだ。
シンプルなマルゲリータだったりじゃがいもとチーズだったりというものがスタンドで売られていたりして、冷めているはずなのにしみじみ美味しい。
そんな切り売りスタイルのピッツァの中でもイタリア最高峰と言われたピッツァがある。
行列の習慣がないといわれるイタリアで行列ができる人気店だ。
メニューは2種類のみのピッツァ専門店
1953年創業、イタリア・ミラノで62年の歴史を誇る老舗「PIZZERIA SPONTINI(ピッツェリア スポンティーニ)」だ。
海外初進出として選んだ場所は原宿。
2015年10月30日、JR原宿駅から徒歩2分の「カスケード原宿」内にオープンした。
さらに2015年11月19日(木)には、早くも2号店目となる「渋谷モディ店」が開店。
この2店舗を皮切りとして、今後はドバイやロンドンなどにも出店予定だという。
「スポンティーニ」のピッツァの特徴は、その生地の厚みだ。
2cm以上はあろうかという見た目は、ナポリピッツァを食べ慣れた人にはショッキングなほどの厚みと言えるだろう。
オリーヴオイルではなく、大豆油をたっぷりとふりかけ、鉄鍋で揚げるようにしながらじっくりと焼く。
そうすることで、底はカリカリ、中はふっくらな“カリふわ食感”が味わえる仕上がりに。
ボリュームたっぷりで、インパクトのあるピッツァは、これまでのピッツァ観を変えるものになるかもしれない。
なおメニューは、とろとろのチーズがたっぷりのった「マルゲリータ」 と、チーズ無しの「マリナーラ」の2種類のみで、テイクアウトも可能。そのほか、
ソフトドリンクはもちろんのこと、イタリアンワインやイタリアンビール「モレッティ」といったアルコール類も販売している。
※「ピッツェリア」とは、ピッツァ専門店のこと。10月に発表されたぐるなび急上昇検索ワードでは、前月に比べて「ピッツェリア」の検索数が200%も増加し、さらにさまざまなピッツェリアがオープンするなど、いま注目を集めている。もしかしたら今後、ピッツェリア旋風が巻き起こるかもしれない。まずは、日本初上陸の「PIZZERIA SPONTINI」を味わってみてはどうだろうか。
<メニュー>
マルゲリータ(1ピース) \896
マリナーラ(1ピース) \842
1ホールマルゲリータ(8ピース) \5,184
ソフトドリンク \237~
アルコール類 \432~
PIZZERIA SPONTINI カスケード原宿店
- 電話番号
- 03-6434-5850
- 営業時間
- 11:00~23:00 (LO.22:30)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
PIZZERIA SPONTINI 渋谷モディ店
- 電話番号
- 03-6416-4323
- 営業時間
- 11:00~23:00 (LO.22:30)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。