すべてが人気店という焼肉店グループの総本山
2007年4月29日に焼肉業界に新星のごとく現れ瞬く間にTOPの座に登りつめ今なおその頂きに君臨するこちら。
圧倒的な肉質の良さ、そして素材の良さだけに頼らないこれを越えてくるプレゼンテーション。常に脱帽な店なのだ。
現在は赤坂や末広町にも出店と3店舗で展開する「帝国」だ。
最近はどうしても多彩なユッケや握りなどの生系メニューで心を奪われ“末広町”率が高かったのだが久々に総本山を訪れ、これぞ肉割烹とも言える究極のコースを頂いた。
「みずじ」「生粋」もいいけど「よろにく」もね
今回は、今年食した『ベストなひと皿』メニューとしてこのコースの終盤に出て来たあるメニューをピックアップします。
正式名称はないのかもしれない。
それもそのはずこの期間でしか食べられないし、来年食べられるか分からないので。
赤坂「みすじ」、末広町「生粋」と展開するグループの本店的存在「よろにく」でいただいた「白トリュフすき焼き」である。
そもそも焼肉店で生卵を付けるスタイルのオリジネーターとまでは言わないが、僕が知る限りで言えばこの「よろにく」が最初に世に広めたと言える。ただこの日のすき焼きはいつもと違う。「よろにく」自慢のシルクロースを使用する。サシと赤身加減がオーロラのように見事な美しい肉です。通常は軽く炙ってタレをたっぷり付けて小さなシャリボール(ご飯)にローリングして頂きます。このシルクロースをしゃぶしゃぶのように上品に割り下にくぐらせ、手でもつまめるほど力強い黄身に添える。
シルクロースと白トリュフの出逢い
そして、本題はここから!
ここで世界3大珍味の1つのトリュフのさらに王様である、アルバ産の白トリュフの登場。
世界最高峰とも言われる北イタリアはピエモンテ州アルバ産の白トリュフは1kg50万はくだらないという代物。なんとこの白トリュフを惜しげもなく削ります!!
すると、一気に香りが広がります~~
もう後は口の中に運ぶだけ…と思った瞬間「良ーくかき混ぜて!」とオーナー…
うーんトリュフは香りを楽しみたいのでまんま…って思ったんですけどここは仰る通りに…
究極のバランス
そしていよいよ頂きます!!
「……。」
なんだこのウマさは!思わず言葉を失います…
白トリュフの濃厚な香りが卵と一体になって風味付けされタレをまとったシルクロースとあいまって1つになって口の中でスーッと抜けていきます。これぞ三位一体ならぬ三味一体の究極のバランス!!
こんな白トリュフの食べ方、日本だけだろうな~、いやこの店だけなんだろうな~という驚きと感動です。
「白トリュフすき焼き」出来ればまた来年も食す事が出来たらな~と今から心待ちにする美味しさでした。でもここ焼肉屋さんなんですよね(笑)
よろにく
- 電話番号
- 03-3498-4629
- 営業時間
- 月~金 18:00~24:00 (L.O.23:00)、土 17:00~24:00 (L.O.23:00)、 日・祝日 17:00~23:00 (L.O.22:00)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。