忘年会シーズンまっただ中、ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりする時期だ。それだけに朝、顔を見ると、むくみでパンパンになっていることもあるだろう。しかし、第一印象が大切な秘書は、むくんだままの顔で働くなんてもってのほか! 自己管理ができない、だらしない印象を持たれてしまい、ボスにも迷惑をかけてしまうからだ。
とはいえ、秘書は何かとストレスが溜まりやすいお仕事。お酒は“ストレス解消法のひとつ”という方も多く、ガマンすることでさらにストレスが増してしまうこともあるだろう。
そこで秘書たちのブームになり始めているのが「顔ヨガ」だ。仕事中や休憩時間にできる簡単な顔ヨガは、今、忙しい秘書たちがこぞって実践しているという。
そこで、dressing編集部では「こちら秘書室」で開催されたスキルアップセミナーに参加してトレンドをキャッチ。今回のゲストは、多数女性誌をはじめ各メディアに登場している人気の顔ヨガ講師、間々田佳子さん。スキルアップセミナーで取り上げられた「顔ヨガ」の一部を紹介するので、ぜひ試してほしい。
1.忘年会のむくみ対策には「あっかんべー」
顔ヨガとは、顔の筋肉を鍛える“顔のエクササイズ”のこと。表情筋を鍛えてリンパや血流を促すことで、より柔軟な表情筋を作り、肌年齢を若返らせることができる。
舌の筋肉を使う顔ヨガ「あっかんべー」は忘年会のむくみ対策におすすめだ。舌筋は内臓器官につながっているので消化にもよく、内臓の緊張を緩めて毒素の排出を促す効果もある。消化促進&デトックスとは、なんとも頼もしいエクササイズだ。
さらに、顔まわり筋肉を思いっきり動かすことで気分がスッキリしてイライラ解消にもなるので、忘年会でいろいろと気を遣う女性には、大いに役立つだろう。
<やり方>
①鼻から大きく息を吸う
②目をぱっちりと開き、目線を上に。そのまま「ハーッ」と喉の奥から舌を出す
※喉の奥から舌を出すことを意識して、目をしっかりと見開くのがポイント
忘年会直後の寝る前や、翌朝起きた時、その後も気になった時に「あっかんべー」をしてみてほしい。ただし、人に見られると確実に「変な人」と思われてしまうので、誰もいないところでチャレンジを。
2.食べ過ぎてしまいそうな時には「おいしい顔」で消化を促進!
年末年始はプライベートな飲み会が増えたり、実家に帰って正月料理を食べ過ぎたりと、親しい友人や家族と一緒に過ごす時間が多く、さらに暴飲暴食の機会が多くなるだろう。
仕事納めが近づく年末の忘年会も油断しがちなので、「食べ過ぎてしまうかも」と思ったら、この顔ヨガを試してほしい。
ここで紹介する「おいしい顔」は、飲み会前や途中に化粧室でやるのがおすすめ。舌を出すことで唾液が分泌され、消化を促進してくれるのだ。
<やり方>
①目をぱっちりと開き、目線は上に。上の歯を8本見せ、しっかりと口角を上げて笑う
②そのまま舌先を上にとがらせて左右の口角をなぞるように動かす(この際、舌は肌につけないように)
③右~左~右と繰り返す
※下の歯を見せないように口角を上げ、目はぱっちりをキープ
この顔ヨガは舌筋を使うので、習慣化すれば滑舌もよくなるという。秘書のみなさんをはじめ、働く女性は人前で話す機会も多く、滑舌のよさが大きなポイントになる。ハキハキと話せるだけで、しっかりした女性というプラスの印象をもたれるので、このエクササイズを習慣化してみてはいかがだろう。
3.連日の飲み会でクタクタ。疲れ顔リセットには「くちゃくちゃ・ぱっ」
ハードな仕事と連日の飲み会で疲れがたまり、顔にその疲れが出てしまうこともしばしば。仕事の疲れを引きずって疲れ顔のまま飲み会に参加しては、楽しさも美しさも半減だ。
そんな時は、疲れをリセットできる「くちゃくちゃ・ぱっ」のエクササイズを試してみたい。せっかく飲み会に参加するなら、印象アップのために顔をすっきりさせるのは必須。作り笑顔は疲れるし、顔もこわばるので、事前に筋肉をやわらかくして自然な笑顔を作れるようにすることも大切だ。
<やり方>
①鼻から大きく息を吸い、すべてのパーツを顔の中心に集めるようにして口から息をシューッと吐く
②息を吐き切ったら顔全体をパッと大きく開く
※肩の力を抜いて表情筋のみに集中して、思いっきりやるのがポイント
この動きを続けると、ポカポカと顔が温かくなる感覚になる。すべての顔の筋肉が緩んだな、と思うまで続ければ疲れ顔がスッキリ解消できるはずだ。
また、朝に数回行うだけで血行がよくなり、寝る前やお風呂に入る前に行うとその日の疲れがとれるので、疲れ顔対策として朝晩行うのもいいのでは?
4.飲み会での写真撮影。こっそり「こめかみリフト」で一人勝ち!
仕事でもプライベートでも、飲み会ではよくある写真撮影。スマホでサクッと撮影したあと、そのままSNSへ投稿されることも多い。
SNSで他人の目につくとなると、女性なら誰もがよりキレイに写りたいと思うもの。そこでお次は、即効性抜群のリフトアップ術をご紹介。このエクササイズは、目尻や顔のラインがすぐに上がるだけでなく、顔のゆがみ解消にも効果があるそうだ。撮影前にこっそりやって、他の女性に差をつけよう。
<やり方>
①右手で左こめかみに手を当て斜め後ろに引っ張り(引っ張った時にほうれい線が消える、目じりが上がる位置)、左手を斜め下に伸ばす
②そのままゆっくり目尻・首筋を伸ばすように右に首を倒す(右手と左手を引っ張り合うように)
③首を倒した方に舌を出しながら思いっきりお腹から息を吐き出す
④①~③を左右交互にゆっくり5回ずつ繰り返す
自分で“輪郭が下がっているな”と思う方からスタートし、交互に奇数回行うように。特に気になる方は、③を長めにするとより効果的だ。
セミナーでも、参加者全員がこの「こめかみリフト」にチャレンジ。その後鏡を見た秘書のみなさんからは、ワ~ッとどよめきの声が上がった。それほどの即効性、これは試さない手はない!
5.顔回りが気になったら「三角の舌」でほっそり!
“年とともに重力に負けて、あごのまわりに肉が…”
“ちょっと太ると顔に出やすい体質で、すぐに二重あごに…”
そんな女性におすすめの顔ヨガが「三角の舌」だ。
二重あごになると、どうしても第一印象が太って見えてしまうもの。これをやれば、あごのラインをすっきりシャープにして二重あごを解消してくれるので、忘年会シーズンの暴食で顔回りが少しでも気になりだしたら即実践してみよう。
<やり方>
①頭を後ろに倒して喉を伸ばす
②舌をとがらせて上に向けて突き出す
③5秒間キープ、その後脱力
棚の上のファイルをとる時や、ホワイトボードの高い位置に文字を書く時など、仕事中も上を向く機会はあるだろう。そんな時、ファイルを探しながら、文字を書きながら、このポーズを5秒キープすれば、働けば働くほど顎がシャープになる…かも。(人に見られるなど諸々のリスクは覚悟で。)
とにかく本当に簡単なポーズなので、思い立ったときに実践してみよう。
伸縮性のある柔軟な筋肉を作り、それを鍛えることで表情豊かになるのが「顔ヨガ」の魅力。顔の筋肉が衰えると、人前に出た時に顔が引きつってしまい、会食や接待などでも上手に表情をつくることができず、不自然な笑顔になってしまうことも。
日常的に顔を動かすことで血行がよくなり、むくみも解消。さらには表情癖の改善や肌年齢の若返り、気持ちのリフレッシュなど、「顔ヨガ」にはさまざまな効果がある。いわば「0円で続けられるセルフエステ」なのだ。
疲れていても、笑顔をキープしなければいけないシーンの多い秘書のみなさん。柔軟に表情を変えることができれば、気持ちの切り替えもラクになり、やさしく、やわらかい笑顔が自然と出るようになるもの。
今回ご紹介した「顔ヨガ」を続ければ、顔の疲れをためることなく、忘年会シーズンもむくみ知らず。自分だけでなく、人をも幸せにするような素敵な笑顔の女性になれること間違いなしだ。
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