ブランド和牛を食べ比べられる焼肉レストラン
「松坂牛と近江牛、そして神戸牛…いったい何が違うんだ?」
これは海外のセレブリティが、和牛コーディネーターの浜田寿人氏に投げかけた言葉。
日本には約250以上のブランド和牛があるが、実はそれらを食べ比べできるレストランというのはあまり存在していなかった。
そこに目をつけたのが、ソルトコンソーシアム。今年、ロンドンSOHO地区に神戸牛を目玉にメニュー展開する日本食レストラン「engawa」を開いた、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らが12月11日(金)、乃木坂駅から徒歩9分のところにオープンさせたのが、「The INNOCENT CARVERY(ジ・イノセント カーベリー)」。このレストランは和牛コーディネーターで「engawa」オープンで和牛の輸出に活躍した浜田寿人氏が肉をセレクト。
そして、もう一人はかつて「ちゃんと。」などを率いたカリスマシェフで和牛をおいしく食すことを知り尽くした、岡田賢一郎氏の2人が織り成す焼肉レストランだ。
和牛を知り尽くした2人の匠
浜田氏は、世界中のトップレストランと日本のトップ和牛生産者を繋げるアンバサダーを務めている。そんな目利きの浜田氏に和牛をセレクトする際のポイントは何なのかを聞いてみた。
「日本のメディアは高級でおいしいお肉を“サシ“やA5などの“ランク”で表しますが、それだけではありません。もっとも大事なのは、その牛がどんな“水”を飲んで、どんな“餌”を食べ、そして何より生産者にどれほどの“情熱”があるかどうかです。」
浜田氏は北海道から沖縄まで、自身の足で生産者に会いに行き、これらのことを確かめているのだそうだ。
シェフの岡田氏は、名作「キムチの王様」などを考案した料理界では知らない人がいないと言われるほどのカリスマシェフにして、料理人歴30年の大ベテラン。そんなシェフが掲げているコンセプトは「エレガント カジュアル」。わかりやすく言うと、「エレガントなものをカジュアルに食べる=安くて美味しい」ということだそうだ。
和牛を最高の状態でサーブし、それがリーズナブルにいただける。
これほどユーザーにとって嬉しいことはないだろう。
店内で肉を切り分ける“ブッチャー(肉屋)ラボ”を併設
店名にもある“CARVERY(カーベリー)”。
これは「肉の持ち味を損なわないように切り分けるレストラン」という意味に由来しており、店内には、希少な和牛を取り揃えた“ブッチャーラボ”がある。私たちは、選りすぐりの和牛の中から好きな肉を選べるのだ。セレクトしたら、その場でシェフが肉をカット。
本当に新鮮でおいしい肉は、切るときに「サクッ」という音がするのだとか。
2人の匠が、選び、サーブする“選ばれし肉”
今回、近江牛のサーロイン、仙台牛のもも肉を早速セレクト。
サーロインは見た目からしてサシと赤身のバランスが良く、本当に美しい。1分も焼かないうちに脂が染み出し、食欲を刺激する肉の香りが漂う。
一口食べてみると、とても甘い。そして脂がサラッとしており、しつこくない。肉は溶けてしまうかのように、柔らかい。
もも肉は、タレの味がよく染みており、脂っこくないのが特徴的だ。
こちらはしっかり焼くことによって、肉の旨みがより引き出されているようだった。
それぞれのブランド牛ごとに味わいが違うため、“いくら食べても飽きがこない”そんな言葉がふさわしい。
ここで揃えているのは、5ブランド30通りの和牛。今後もっと増えていく予定だそうだ。
2人の匠が、選び、サーブする“選ばれし和牛”を、ぜひ味わってみてほしい。
<メニュー>
・和牛都会風パテ 1,800円
・キムチの王様 1,800円
・美味!和牛スジと旬の青菜 \500円〜
※税込・チャージ料10%別
※肉の価格は時価になるため、直接店舗に問い合わせを
The INNOCENT CARVERY(ジ・イノセント カーベリー)
- 電話番号
- 03-5411-2911
- 営業時間
- 17:00~23:30 (L.O.フード22:45、ドリンク23:00)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。