家庭料理として親しまれている「炒飯」と「焼きそば」。
「そういえばちゃんと作ったことないかも…」「作ったことはあるけど、なんとなくベチャッとしてしまったような…」と、定番であるがゆえに作る機会が少なく、自信がない人もいるのでは?
今回は、そんな今さら聞けない「炒飯」&「焼きそば」の基本レシピを、中華料理店とお好み焼き店それぞれの料理長に伝授していただいた。
簡単そうに見えて実は奥が深い2品なので、「何を今さら…」と油断しているそこのあなたも、ワンランクアップ腕をあげるチャンス。まずはお試しを!
パラパラ炒飯のコツは、卵とご飯の投入タイミングにあり!
東京・西麻布「麻布長江」で10年間中華の修業を積んだのち、「麻布長江香福筵」のシェフに就任した田村亮介さんにご紹介いただいたのは、肉・卵・野菜の彩りが美しい「炒飯」のレシピ。
炒飯を作る際のもっとも大きな課題は、いかにしてご飯をパラパラに仕上げるか。田村シェフいわく、「そのコツはご飯投入のタイミングにある」という。
中華鍋やフライパンを煙が立つまで強火で熱し、とき卵を入れたらすぐにご飯を投入。そうすることで、半熟状の卵にご飯粒がコーティングされ、パラパラの食感が実現する。あとはその他の具材と調味料を全体に回るように混ぜながら炒めていけばOKだ。
手早さが成功のカギなので、あらかじめ材料を全てカットしておくことと、調味料をすぐ取れる位置においておくこともお忘れなく!
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調理前のひと手間で味が激変!お好み焼き屋さん直伝の焼きそばレシピ
お好み焼き店「さんて寛六本木アークヒルズサウスタワー店」をはじめとする4店舗のオーナーでもある戸田亘料理長。約20年間お好み焼き一筋で焼き続けている戸田さんに紹介いただいたのは、老若男女だれもが愛する「焼きそば」のレシピだ。
おいしく仕上げるポイントは、焼きそば麺を事前に手でよくほぐしておくこと。そうすることにより、熱の回りが早くなり、麺一本一本に味がしみわたりやすくなる。
仕上げのソースは麺に直接かけるのではなく、鉄板(もしくはフライパン)にかけて香ばしさをギュッと凝縮させてから、かき集めるようにして全体を混ぜあわせよう。
アレンジしやすい定番メニューだからこそ、まずは基本となる熟練料理人のレシピを忠実に再現してみよう。
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【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
「炒飯」レシピ
「お好み焼き屋さんの焼きそば」レシピ