ギリシャヨーグルトや味噌玉のような手作り味噌など、次々に発酵食品がクロースアップされ、食べ方や作り方といった幅広い楽しみ方にもスポットが当てられている。美容や健康意識の高まりからすそ野も広がり、一過性のブームからもはや定番となった感がある。
そんな中、次なる発酵食品のトレンドを探るべく調査、アンケートを実施。結果、浮上してきたニューフェイスが『発酵ジャム』だ。甘くて高カロリーなイメージが強いジャムだが、発酵させることで味わいや旨みをアップさせつつ、健康や美容効果まで期待できるという。ジャムは食べたいけれど、カロリーや糖分が気になる…という人でも、これなら朝食シーンなどで大好きなジャムをパンやヨーグルトにと心おきなく楽しめるのでは?
整腸作用や免疫力を高める効果アリ!? 発酵食品パワーが結集したジャムの秘密とは
発酵ジャムとは何なのか。開発元に話を伺うと、その製法はなんとワインの発酵からヒントを得たそうだ。植物性乳酸菌で果物や野菜を発酵させ、元々の素材が持つ以上に栄養価や保存性を高めた上で、深い香りや味わいを引き出そうとしたのだという。乳酸菌による整腸作用や免疫力を高める効果も期待できる。
また、野菜から作られた発酵ジャムが人気で、特にニンジンは発酵作用で特有の臭みが抜けてまろやかな甘さになるため、子供のニンジン嫌いに悩む母親から支持されているとのこと。また最近ではトマトの発酵ジャムもラインナップに追加。ピザやパスタなどのソースをはじめ、ドレッシングやゼリー、ジュレなどにも使えて料理への応用力も高く、ジャムの可能性を広げてくれそうだ。
今回取材させていただいたデイリーフーズの製品以外に、まだまだ市場に出回っている発酵ジャムの種類は少ないが、酒麹や米麹を使った発酵ジャムも登場しており、今後も種類は拡大していきそうだ。
美容に関心の高い女性や健康的なライフスタイルにこだわる人からの注目度高し!
飲食店情報検索サイト「ぐるなび」が実施した発酵ジャムに関するユーザーアンケートでは、この食品のことを知っている人は全体の5%未満と少ない中、多くの人が食べてみたいと回答。特に女性からの興味は高く、男性に比べて10%以上高いポイントをマークし、女性を中心にトレンドの兆しが垣間見れた。
また、年齢層では20代よりもより健康的なライフスタイルにこだわりを持ち始める30代以上のミドルエイジ層の女性が特に高い関心を持っていた。発酵食品に含まれる乳酸菌が、腸内環境をコントロールし健康維持や美容、ダイエットに役立つという点に注目が集まった結果といえるだろう。
「フルーツジャムは好きだがカロリーなどの問題で遠ざけていたけど、これならぜひ食べてみたい」、「植物性乳酸菌を使って発酵するというところに惹かれる。甘い物を食べながらも健康のケアができると思うとうれしい」(ともに30代・女性)、「発酵とのことで旨みがつまっていて体にも良さそうなので食べてみたい」(40代・男性)など、元々健康志向の強い人が、発酵食品の優れた健康効果に着目して更なる興味を寄せる様子がうかがえた。
ユーザーアンケート
対象条件:ぐるなび会員20~69歳男女
調査手法:webアンケート調査
実施期間:2016年1月29日~2月1日
サンプル数:1,888人
アップルファーム長野(デイリーフーズ直営店)
- 電話番号
- 0268-82-8888
- 営業時間
- 8:00~18:00
- 定休日
- 定休日 日曜、祝日
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