お花見にもピッタリ! イマドキの屋形船なら少人数でも楽しめる
桜の開花前線が日本列島を縦断している今、注目したいのは「屋形船」を利用した水上から風流にお花見を満喫するスタイルだ。
屋形船といえば、会社員などの団体さんが乗り込み宴会で利用する…といったシーンを思い浮かべがちだが、最近の屋形船は、そのバリエーションの豊富さが自慢だ。客層やサービスも変わってきており、団体で貸切りといった従来のスタイルから、家族単位やカップルなど少人数で利用できる乗り合いタイプも登場している。
集計によると、「ぐるなび」における2月の「屋形船」の検索数は1月に比べて約20倍と急上昇! 昨年2月と比べても約12倍となり、驚くべき注目度となった。桜の開花に合わせて2月から下調べとして検索する人が急増したことも一因だろう。これまで屋形船と言えば、7月の花火大会シーズンなど「夏」の需要が高い印象だったが、現在では船の設備の充実により、寒い時期でも空調の効いた船内で快適に過ごせるようになり、いまや年間を通して愛される存在になったといえる。
一番人気はもんじゃ焼き!? 意外性のある屋形船が続々登場
屋形船で堪能できる昔からの定番料理としては、天ぷらをメインとした懐石料理。だがここにも変化が表れており、実はぐるなびで屋形船と一緒に検索されていたワードで多かったのは「もんじゃ焼き」。東京・月島エリアからは、ひとり5,000円前後からもんじゃ焼きとセットで堪能できる屋形船が複数出航しており、そのカジュアルさが注目されているようだ。
他にもハゼ釣りができる天ぷら屋形船をはじめ、焼肉やフレンチを提供する屋形船も登場。好みに合わせて料理を選べることはもちろん、ライトアップされた桜を満喫できる「夜桜船」のような季節イベントに合わせた時間帯やルート設定など、屋形船のサービスは進化を続けている。
モノ消費からコト消費へとトレンドが移ってきている昨今、今年のお花見イベントはぜひおいしい料理と共に屋形船から日本の四季を体験してみてはいかがだろうか。
検索データ集計対象期間:2016年2月と1月を比較