パクチーには様々な呼び方がある。まず、パクチーというのはタイ語。英語ではコリアンダー。中国語では香菜(シャンツァイ)。中国パセリ、と呼ばれることもあるもののパセリとは別物だ。
外食で登場する食材という印象の強いパクチーだが、実はエスニック料理以外にも様々な使い道がある。サラダやパスタ、スープなど意外なほど普段の料理に使える食材なのだ。今回はそんなパクチーの魅力を堪能できるレシピ2種をご紹介。
パクチー好きの人はもちろん、「買ってみたけど中途半端に余って冷蔵庫で持て余してしまっている…」なんていう人も必見。
自宅で作れるレシピなので、人目を気にせず好きなだけ盛って楽しんで♪
ソースにもトッピングにもパクチーを使った、香り豊かなペペロンチーノ
神保町のシーフードレストラン『ブイテーブル』の鈴江悟史シェフにご紹介いただいたのは「セロリ、パクチーとムール貝のペペロンチーノ」のレシピ。
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ニンニクの香りが香ばしいペペロンチーノにムール貝の旨みが加わり、アクセントにセロリとパクチーが華やかさを添える。ソースとトッピングの両方にパクチーを使用することでさらに風味がアップ。
シェフの味を再現するポイントは、セロリの若い部分を使用して香りの良さを活かすこと。中心の若い部分の繊維を断つようにスライスする。イタリアンパセリも程よい苦みをプラスしてくれるので忘れずに加えたい食材。様々な香りが堪能できる優雅な一皿だ。
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カツオのタタキも、フラワーサラダでドレスアップすればおもてなしの一皿に
関西国際空港近くの『スターゲートホテル関西エアポート中国料理星龍』の永井寛和シェフにご紹介いただいたのは「鰹のタタキとセロリのフラワーハーブサラダ」。
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カツオのタタキに特製ダレとセロリやパクチーをこんもりとのせたインパクトのある一皿。
カツオのタタキは、市販の刺し身を使用することで気軽に挑戦できる。鰹がなければ、マグロや青魚でもおすすめとのこと。特製ダレにニンニク、胡麻油をいれることで魚の生臭さがなくなり、セロリの清涼感とパクチーの香りがさらに引き立つ。
トッピングで華やかにドレスアップすれば、おもてなしにも最適の一皿に変身。
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【記事提供元】
プロから学ぶ簡単家庭料理「シェフごはん」
「セロリ、パクチーとムール貝のペペロンチーノ」レシピ
「鰹のタタキとセロリーのフラワーハーブサラダ」レシピ