オクトーバーフェストの盛り上がりをはじめとして、ドイツ発のドリンクやフードは日本でも人気となっている。ドイツといえば、ビールや肉、そしてソーセージなどがすぐに連想されるだろう。
しかし今回ご紹介したいのは、「パスタ」!
パスタはイタリア料理という印象が強いが、実は「シュペッツレ」というドイツ発祥の生パスタがある。本格シュペッツレが食べられると聞き、3月18日に表参道ヒルズにオープンしたばかりの『Spatzle CAFE & WINE(シュペッツレ カフェ&ワイン)』へ行ってみた。
限定10皿!オーダーを受けてから生地を仕上げるモチモチ生パスタは絶品
さっそく4月末までの期間限定メニューで1日10皿限定の「佐賀県産ホワイトアスパラ&アグー豚の自家製パンチェッタのクリームシュペッツレ」を注文。
見た目はニョッキのような、マカロニのような、どちらにも似たショートパスタ。
パスタが短いためソースによく絡むのが特徴だという。
生地は北海道産のブランド小麦「キタノカオリ」と「セモリナ粉」を特別な比率で混ぜ合わせて作っているのだそうだ。
茹で時間なんとはたったの1分!
そんな短い茹で時間でモチモチの食感が生まれるのか疑問に思ったが、実際に食べてみると非常に弾力があり、噛み応えも抜群でとてもモチモチしている!
佐賀県産のホワイトアスパラはとてもシャキシャキで新鮮!そしてアグー豚のパンチェッタは柔らかくジューシーな肉の味がしっかり出ている。
シュペッツレとホワイトアスパラ、そしてアグー豚。それぞれそのままでもとても美味しいのだが、チーズがたっぷり効いた濃厚なクリームソースと絡めるとまた格別においしい~!
ビールは飲むためのものだけじゃない。ドイツビールで煮込んだほろほろの肉料理も絶品!
そしてドイツといえば、やはりビール!
こちらのレストランでは、ドイツビールのラインナップももちろん充実しているが、料理にもドイツビールを使用している。
その代表メニューが「仔羊もも肉のビール煮込み ミルフィーユ仕立て」だ。
サクサクのパイ生地に挟まれているのがビールで煮込まれた仔羊のもも肉。炭酸やアルコールは肉を柔らかくし、まろやかにしてくれるのだそう。
バターの香りが広がるパイと柔らかくホロホロになった仔羊のもも肉、そして特製のソースが見事にコラボレーションし、上品な味わいが際立つメイン料理は、ぜひ味わっていただきたい一品だ。
料理だけじゃない!ドイツのアートも楽しめるレストラン
ここまでイチ押しのメニューを紹介してきたが、ここでは料理とともにアートを楽しむこともできる。
“ヨーロッパから直輸入で仕入れたワインやビールは年に一度だけ出来上がる、造り手にとっての芸術作品”
そういった理念を大事にしている「Spatzle CAFE & WINE」では、“芸術作品”を目でも楽しんでもらうため、月替わりでアーティストの作品を展示しているのだ。
ぜひ、最先端のアートとドイツ生まれの新感覚生パスタを一緒に楽しんでみてほしい。
(取材・文/石井久美子)
<メニュー>
・佐賀県産ホワイトアスパラ&アグー豚の自家製パンチェッタのクリームシュペッツレ:1,800円
・仔羊もも肉のビール煮込み ミルフィーユ仕立て:3,000円
※価格全て税別
Spatzle CAFE & WINE(シュペッツレ カフェ&ワイン)
- 電話番号
- 03-5775-1941
- 営業時間
- 月~土:11:00~23:30 (22:30LO) 日: 11:00~22:30 (21:30LO)
- 定休日
- 定休日 年中無休(施設に準じる。年3回休館日あり)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。