ここ数年、熟成肉専門店やローストビーフの専門店、塊肉をウリにしたお店が続々登場したり、肉に特化した食イベントも開催されたりと、空前の肉ブームが到来している。そんなさまざまな肉料理が登場する中でも、肉好きから根強い人気を誇るものと言えば焼肉だろう。今回は肉好きとして知られるDJ TAROさんがお勧めする、極上のお肉が味わえる東京の焼肉店をまとめてご紹介しよう。
1.焼肉割烹?日本料理の繊細さと、塊肉のワイルドさの同居が楽しい新型焼肉店
競争の激しい焼肉激戦区、麻布界隈に現れた焼肉割烹をコンセプトにした『焼肉 西麻布 けんしろう』。全室個室に加え、すべて「焼いてくれる」焼肉店だ。日本料理とも呼べる細かい仕事が施された前菜は、焼肉割烹とも呼べるほどの品々。
メインのお肉は、松坂牛の牝牛の厚切りタンに、その場で短時間燻製したヒレ。そして幻の希少牛、尾崎牛も構えており、肉通もうなるラインナップ。
シャトーブリアンのメンチカツや、最後に登場する大きな塊肉「ドラゴンさがり」など迫力の料理も。肉ごとに違うタレを揃えるこだわりもたまらない。最高の肉をプロによる最高の焼きで味わえる。
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2.一頭から取れるのは5枚だけ!名物・厚切り黒毛和牛タン
東急線の不動前駅の商店街にある『焼肉しみず』。ここの名物は、厚さ3cmほどある厚切り黒毛和牛タンだ。
A5ランクの黒毛和牛の、しかも肉質が繊細なメスのみを扱う。脂の融点が低く(比較的低温で脂が溶ける)、口どけも良いので、赤身肉がお好きな方にもオススメだ。牛タンはもとより、希少な部位「ハラミスジ」や「生テール」等、サシの美しさは特筆すべき。
和牛が高騰する中、家族経営で価格を抑えて提供しているため、5種盛りが2,880円(税込)と言う破格ぶり。
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3.〆まで目が離せない!こだわりの九州産の肉と食材をとことんコースで極めたい
店主の佐藤明弘さんの名前と、「シャトーブリアン」(牛の最も高価なヒレの中心の希少な部位)をかけた阿佐ヶ谷にある焼肉店『SATOブリアン』。肉愛あふれる同店では、シャトーブリアンを含む希少なヒレの部位のお肉を惜しげもなく楽しむことができる。
お通しのビーフシチューに始まり、塩でいただく厚切りタン、ハラミ。そしてランイチ(赤身のお尻の部位、ランプとイチボを指す)と続く。店主こだわりの九州産の食材は、肉はもちろん、箸休めの野菜までに至る。
肉のラストは、極上のシャトーブリアンで。〆はウニを極上肉にのせた「ブリ丼」と、「ブリカツサンド」に、焼肉店らしく「冷麺」も揃えたまさかの三種類。最上級の肉をバリエーション豊富に楽しめる幸せを噛みしめずにはいられない。
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