人は歓迎会や送別会といった会食で、大人への階段を登る。ただし、好きな店での貸切は気を使いたいところ。その店での食事を楽しみにしている、ご常連の方々の席を奪ってしまうからだ。だから僕自身はふだん通う店で、あまり貸切をお願いしない。
もっとも、そもそも貸切を前提とした業態となれば話は別だ。このところ、「肉」を提供する貸切中心の飲食店が増えている。飲み物の持ち込みを推奨したり、冷蔵庫を客向けに開放して飲み物のサーブをセルフに近いシステムを採用している。
6月10日、恵比寿にオープンした紹介制肉焼き店であるこちらもそうした“肉店”のひとつ。予約がない日は店を開けない。店主は数々の飲食店に、肉を持ち込んでは焼いてきた"流し"の肉焼き師。店内には、飲食店には珍しく、超大型のバーベキューグリルも設置されている。
基本的なメニュー構成は、肉を中心としたコースメニュー+飲み放題だが、「飲み物は、持ち込みオンリーで料理だけ出してほしい」など希望によって、相談にも乗ってくれるという。ちょうどオープン直後、ワインのインポーターとのコラボイベントが行われたので、お邪魔させていただくことに。
この日のワインは特別なセレクトだったが、通常の飲み放題ドリンクはサッポロラガービールほか、日本酒やワインなど。一部のスパークリングワイン(有料のものは値付けされている)を除いて、ほとんどのボトルが飲み放題となっている。
当日のメニューをざっと挙げると、ファーストプレート(お通し)のシーザースサラダ、リングイッサ、牛スジのリエットから始まって、、、、
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