暑い季節に食べたくなるタイ料理。ピリッとした辛さのあとにくる心地良い爽快感が、夏バテで食欲がない日にも打って付け。でも、自分で作るのは難しそうだし、暑い中、火を使った調理をするのはちょっと・・・そんな方に朗報!
今回ご紹介するのは、火を一切使わない、レンジでチンするだけで作れる簡単タイ料理レシピ! ボウルに材料を入れて混ぜてチンすれば完成してしまうという驚きの手軽さなので、料理初心者も安心。
それではさっそく、レシピをチェックしてみよう。
1.切って和えてチンすれば完成! コツいらずで本格味に仕上がる「ガパオライス」
定番人気の「ガパオライス」もフライパンいらず。材料を切ってレンジに入れるだけ、調理時間たったの15分で完成してしまう。
バジルの爽やかな香りと甘辛いひき肉がなんとも食欲をそそる味わいに。通常のガパオはフライドエッグをのせるが、今回は温泉卵を使って手軽さアップ。お好みでパクチーをたっぷり乗せても◎。
<レシピ>
▼材料(2人分)※ごはん、温泉卵は1人分。
・鳥ひき肉 … 250g
・赤、黄パプリカ … 1/2個ずつ
・タマネギ … 1/2個
・ニンニク … 1かけ
・ショウガ … 1かけ
・バジル … 6枚
・ごはん … 1膳
・温泉卵 … 1個
<A>
・オイスターソース … 大さじ1
・ナンプラー … 大さじ1
・砂糖 … 小さじ1
・輪切り唐辛子 … 少々
・レモン汁 … 小さじ1
・ゴマ油 … 小さじ1/2
▼作り方(調理時間:15分)
① 赤、黄パプリカは5mm幅の細切りにする。タマネギ、ニンニク、ショウガはみじん切りにする。バジルは手で一口大にちぎる。Aは合わせる。
② 耐熱ボウルにバジルとごはんと温泉卵以外の材料をすべていれ600wの電子レンジで7分加熱したらバジルを加えて混ぜ、塩コショウ(分量外、適量)で味を調える。
③ 器にごはんを盛って②をかけ、温泉卵とバジル(分量外)をのせる。
2.甘酸っぱさがクセになる! サイドメニューの定番「ヤムウンセン」もレンジだけでOK
甘辛酸っぱさがクセになる、サイドメニューとして人気の春雨サラダ「ヤムウンセン」も電子レンジで調理可能。
ラッキョウやナッツを使って食感をプラスすることで、最後のひと口まで飽きずに楽しむことができる。一度にたくさん作っておけば、ヘルシーな常備菜としても活躍してくれる。
<レシピ>
▼材料(2人分)
・豚ひき肉 … 100g
・剥きエビ … 6尾
・春雨 … 50g
・紫タマネギ … 1/2個
・パクチー … 30g
・キュウリ … 1/2本
・ナッツ(アーモンドやカシューナッツなど) … 15g
・輪切り唐辛子 … 小さじ1/2
・ラッキョウ … 20g
・ニンニク … 1かけ
・ナンプラー … 小さじ4
・レモン汁 … 大さじ1
・レモン … ・1/8個
<A>
・塩 … 少々
・酒 … 小さじ1
・水 … 100cc
・ゴマ油 … 小さじ1
▼作り方(調理時間:15分)
① 紫タマネギを薄切りにする。キュウリは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。春雨は半分に折る。パクチー(20g)はザク切りにする。ナッツ、ラッキョウは粗みじん切りにする。ニンニクはすりおろす。
② ボウルに春雨、豚ひき肉、剥きエビ、ニンニク、Aをいれてラップし、600wの電子レンジで5分加熱する。
③ 残りのすべての材料をボウルに加えてよく混ぜ合わせ器に盛りパクチー(10g)をのせる。お好みのタイミングでレモンを絞る。
3.休日ランチはこれで決まり! 夏でもさらっと食べられる「パッタイ」もレンジ調理で
エスニック屋台フードとしても大人気なパッタイ。
通常はやや太めのビーフンを使用するが、普通のビーフンでも問題なし。桜エビ、剥きエビと2種類のエビの旨みがしっかりと染みこんだビーフンはついつい箸が進むおいしさ。食欲がなくてもサラッと食べられる上、火を使う必要がないので夏のランチタイムにぴったり。
<レシピ>
▼材料(2人分)
・ビーフン … 150g
・桜エビ … 5g
・剥きエビ … 6尾
・豚バラ薄切り肉 … 100g
・ニラ … 1/4束
・モヤシ … 60g
・ニンニク … 1かけ
・ミックスナッツ … 30g
<A>
・鶏ガラスープの素 … 小さじ1/2
・水 … 50cc
・スイートチリソース … 大さじ2
・オイスターソース … 大さじ2
・ナンプラー … 小さじ1
・レモン汁 … 小さじ1
・ゴマ油 … 小さじ1
▼作り方(調理時間:20分)
① ビーフンをお湯で戻して水気をしっかり切る。豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。ニラはザク切りにする。ニンニクはみじん切りにする。ミックスナッツは粗みじん切りにする。Aは合わせておく。
② 材料をすべて耐熱ボウルにいれ、600wの電子レンジで5分加熱したら取り出して、よく混ぜさらに3分加熱する。お好みで一味唐辛子(分量外、適量)をふる。
家で作るイメージがあまりないタイ料理も、レンジで簡単に作れるとなればハードルはかなり下がるはず。火を使わずに作ったとは思えない、本格派な味わいを気軽に楽しむことができるので、休日ランチにぜひ試してみてほしい。
<レシピ作者プロフィール>
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属。
「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わるさまざまな活動を行う。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
HP:http://foodcreativefactory.com/
Blog:http://ameblo.jp/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508