懐がちょっと寂しいが、おいしく飲みたい。そんな時の強い味方が「センベロ」系居酒屋。センベロとは、「1,000円も出せばべろべろになるほど酒が飲める」という意味。最近では安いだけでなく、つまみのおいしさもウリの店が増えている。このところ、とりわけ品川区周辺で注目を集めている3店舗をご紹介しよう。
つまみから酒、そして〆のメシまで大満足! 一軒で完結できる優秀センベロ居酒屋
五反田駅近くの『かね将』は、界隈のサラリーマンに絶大な人気を誇る大衆酒場。やきとんは、どれも100円~と安くてうまいのだが、中でも同店独自の煮込料理は必食だ。
よくあるモツ煮ではなく、牛スジのトマト煮が名物。うまみの染み込んだジャガイモにハーブが香り、トロトロの牛スジが酒に合う。クレイジーケンバンドの小野瀬さん曰く、究極の裏メニューとされるご飯は、茶碗でも丼ぶりでも調整可能。ここ一軒で、〆までじっくり楽しみたい。
オシャレな「モツ焼き店」と言えばココ! 再開発後に待望の復活を遂げた人気店
油だらけで汚い店舗、愛想がない無骨な親父…という、モツ焼き界のいわば常識を覆し、「清潔感と好感度」で新たなモツファンを増やした『豚星』。
一度は立ち退きの憂き目に遭ったものの、キャパを2倍にパワーアップして復活した。新メニューにはスパイスの利いたシシケバブや鶏のせせり、ここでしか味わえないシロとアブラのタレ・コンビなどが揃う。
サラダや〆のメニュー、さらにワイン等ドリンクも充実させ、若者や女性客にも大人気。
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これぞ、東京を代表する大衆酒場! センベロを体感したいなら外せない名店
武蔵小山の駅からほど近い場所にある、コの字カウンターの大衆酒場『牛太郎』。
オープンしたのは昭和30年。以降、地元民に愛されてきた東京酒場の名店だ。その理由は、旨さに反比例した価格にある。
各部位の内臓を丁寧に処理した後に、長時間炒り付けた名物の「とんちゃん」も、新東京三大煮込に選ばれた「煮込」も120円。モツ焼各種は100円という安さは、まさにセンベロの鏡! 常連たちの最高の笑顔が、その実力を物語っている。