予約困難な店の先にあるさらなる困難
最近、人気の料理店はずっと先まで予約が詰まっていることが多い。こと京都においては、京都の料理屋は東京の人気店同様、一年先まで満席ということも少なくない。それは、国内のお客さんはもちろんだが、世界中からゲストを迎え入れる観光都市だからで、実際、全席海外からのお客さんで埋まっている店も珍しくないのだ。
今回紹介するこの京料理の名店もそういった状況を代表する一軒。開店したのが19年前のこと。以来、店を2回移転し、18時半一斉スタートというスタイルを守り続けるにもかかわらず、ずっと満席状態。もちろん今年分の席はほぼ満席という。
現在17席のカウンターと奥に10名は座れるテーブル席、2階に座敷という、なかなか大きな構えだ。
ところで、たとえ予約が取れたからといってもカウンター、それもご主人の前、つまり中央の席を取ることは、即完売のコンサート・チケットを取るより難しいともいわれる。
なぜ、困難なのか。
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